SCP-2324
評価: +4+x

アイテム番号: SCP-2324

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2324-Aの単一の生体試料、以下SCP-2324-A-11はサイト-58の高セキュリティ収容庫に保管します。SCP-2324-Aの他の全個体は発見され次第破壊します。サイト-58には、封じ込め違反時に使用するため、最適な等級の殺虫剤ディスペンサーを備え付けます。サイト-58にいる全ての重要職員は、別のサイトで適切な予防接種を受ける必要があります ― サイト-58には適切なワクチンがありません。ガスの展開がSCP-2324-A-1の再収容に効果がない事が証明された場合、サイトの5メガトン焼夷弾を起爆します。

説明: SCP-2324は、セイヨウミツバチ2と、その人間に対する寄生相互作用に関連した現象です。SCP-2324-Aは、SCP-2324に感染した人間を指します。SCP-2324の注入メカニズムは、生きている人間への特殊なハチ刺されを介して発生します。

完全に感染したSCP-2324-A個体は臨床的には死亡しているにも拘らず、おそらくは身体の内部にいるミツバチによって未知の手段で制御される新たな、改変された意識の下で生活機能を維持し続けます。SCP-2324-A個体の脳は表面的にハチの巣に似た新しい構造に置換され、ここで一般的なミツバチが生産・育成されると共に、生物学的に改変されたより攻撃的なミツバチが鼻・口・その他の開口部を介して展開されます。SCP-2324-A個体は寄生したホストの母国語で発話が可能であり、”ハイヴ局”、”女王陛下の艦隊”、”女王海軍”といった名称の大規模な軍隊に属する軍艦であると自称します。

補遺 - SCP-2324-A-1インタビュー、15/5/16:

█████████博士: 記録のため、名前を述べてください。

SCP-2324-A-1: 敵艦を視認した。交戦に備えよ。

█████████博士: 名前を述べてください。

SCP-2324-A-1: 敵意を確認。偵察用ドローンの配備、用意!

█████████博士: 協力してくれるのであれば、危害を加える気はありません。

SCP-2324-A-1: 指令取り消し! 敵艦は交渉を試みている。前方への威嚇射撃まで3、2、1…

(SCP-2324-A-1はくしゃみをして、毒を含む腐食性ハチミツの小さな塊を壁に飛ばし、塗料を溶かす)

█████████博士: …君たちの艦長と話すことは出来ますか?

(SCP-2324-Aは応答の前に一瞬お辞儀をする)

SCP-2324-A-1: こちらはHMSダレル・ディクソン号の艦長4-73、女王陛下の基準交戦規則の下に話している。エリアを退去し、我々が直近のハイヴ局前哨基地へ安全に航行できるよう要求する。君たちの承諾が必須条件であり、抵抗するようであれば民間人を一纏めに含む犠牲者を出す事になるだろう。

█████████博士: 鎮静剤ダーツを持ってきてくれますか?

SCP-2324-A-1: 戦闘配置に付け! 左舷の突入型ドローンを配備せよ、急げ、急げ、急げッ!

(SCP-2324-A-1は警報アラームに類似する喉音を出し始める。SCP-2324-A-1の左腕にある毛穴が開いてミツバチの小さな群れが解き放たれ、█████████博士を数回刺す。鎮静ダーツがSCP-2324-A-1に命中)

SCP-2324-A-1: 直撃弾! 外殻に最小限のダメージ ― エンジンシステムに誤作動。撤退せよ、更なる指示を待機…

(SCP-2324-A-1は正常に鎮静された)

注記: これ以降、█████████博士は感染の兆候がないかを確認するために隔離されている。█████████博士が名札に雑な”HMS”を書き込んでいるという点には注意が必要である。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。