SCP-2340
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アイテム番号: SCP-2340

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 火山活動の活性化は出現イベントの兆候の可能性があるため、常に監視されます。可能であれば、地震監視施設は出現のリスクがあるSCP-2340実例を追跡します。収容区域は頻繁に地震や火山活動の影響にさらされるため、民間人には立ち入り禁止である事を通知します。民間人によるSCP-2340についての報告は、小規模な地震による地滑りの結果によるものであるとして片付けられます。SCP-2340の対応を行う職員は、標準的な財団製耐熱装備を着用する必要があります。SCP-2340実例の出現から約16時間後、機動部隊イプシロン-9("火喰らい")のメンバーは、SCP-2340からSCP-2340-Aを除去するため、摂氏20以下に冷却された水を噴霧しSCP-2340-Aを切除します。

説明: SCP-2340は、地球のマントル内に生息できると考えられる鉱物ベースの生物を指します。SCP-2340実例の身体は卵形の中心部分とその周辺の4つのヒレからなります。各ヒレの先端には、本体に対して1割から5割程の大きさの卵形構造が見られます。 SCP-2340は前面および背面を有するようには見えず、複数の方向に移動することが可能です。実例には、本体殼の半径約5メートルの2つの穴以外に、識別可能な生殖器官や感覚器官は存在しません。実例の全長の長さは通常300メートルほどで、平均的な直径は100メートルです。 しかしながら、1キロメートルに及ぶ大きさの実例の存在も指摘されています。

SCP-2340の生命活動はマグマの摂取と吸収を中心としているようであり、複数の器官がマグマの処理と精製のための主要な摂取口に繋がっています。これらの器官はヒトの心臓と同様に機能する、マグマを運搬する弁や菅と繋がっています。それらの器官で精製されたマグマは、凝固すると死に至るSCP-2340の血液として機能すると考えられています。SCP-2340はまた、実例の開口部から高圧の溶岩を逆噴射のように噴出させることが可能なようです。これはマントル内において移動するための推進力の主な形式でもあるようです。しかし地殻の外部では、このことはSCP-2340の冷却を加速させる原因となります。SCP-2340のライフサイクルの詳細については、補遺1を参照してください。

SCP-2340をは石英の構造と組成に似た鉱物で構成されているようです。しかしながらそれらははるかに高い耐熱性と耐久性を持ちます。外部の構造は、長方形の装甲メッキの配置に類似しており、それぞれのプレートは互いに重なり合っています。ほとんどの鉱物は1200℃以上の耐熱性が確認されていますが、40℃以下では破損や損傷を受けやすくなっています。

SCP-2340実例は現在大量の火山噴火が起こっている地域の付近でのみ発見されています。SCP-2340は地震監視施設によって、実例が断層線に向かって上昇する際に追跡が可能です。通常、SCP-2340実例は出現の前に躊躇し、しばしばマントル内に戻ります。しかしながら、時折、SCP-2340実例は突然マグマの排出口に向かって突進し、そこでマグマの流れに沿って運ばれ、逃げることが不可能になります。SCP-2340実例の抵抗によってマグマの流れが塞がれることで、火山は休止期間を経験した後、著しく大きな爆発が起こり、最終的にSCP-2340を押し出します。SCP-2340実例は通常排出された後も抵抗を続け、苦痛の兆候を示し、空気との接触を続けることを避けようとしている様子を見せます。多くの場合、SCP-2340実例は火山内に這い戻ろうと試みます。この試みは1度のみ成功し、SCP-2340-19はマントル内に再突入しました。(補遺1を参照) SCP-2340は大抵、地殻外では1日しか生存することが出来ず、その後体内のマグマは流れる速度が低下し、凝固し始めます。SCP-2340が死亡すると、最終的に堆積物に覆われ、周囲の環境に吸収されます。

SCP-2340は死亡する約2時間前に、その体の中心近くに位置する器官(SCP-2340-Aと指定)を通して急速にマグマを押し出すことによって、しばしば電磁パルスを発生させます。SCP-2340によってこのようなパルスが発生する火山は、通常マークされていない他の火山より10%高い割合で別の出現イベントが発生するため、このパルスは救難信号だと仮定されます。より多くのSCP-2340実例の出現を防止する為に、機動部隊イプシロン-9("火喰らい")のメンバーは、SCP-2340-Aを出現から約16時間後、本体から外科的に除去します。一部を水で冷却することで、体が割れ、崩壊します。 しかし、この時点では内部のマグマは液体のままであるため、主要な動脈を害さないように注意を払う必要があります。24時間後には、内部のマグマは適切な解剖が安全に実施される温度まで冷却されているはずです。

インシデント 2340-507:  20██/██/█、SCP-2340-19がインドネシアの████████山より出現しました。4時間もの間、実例は山の側面を絶え間無く掘り続けていました。16:43にカルデラの崩壊により████████山が再び噴火しました。 その後、SCP-2340-8はもはや存在しておらず、████████山は新たな出現イベントを経験していません。これは、SCP-2340実例が戻ることに成功した唯一の既知の事例です。 (補遺1を参照)

補遺1: SCP-2340-5及びSCP-2340-21の解剖中、SCP-2340のより小さな実例が発見され、SCP-2340-5b及びSCP-2340-21bとナンバリングされました。SCP-2340-5bの長さは25メートルで、主要な開口部に繋がった房(SCP-2340-Bと指定)から発見されました。SCP-2340-Bは体の他の部分より著しく低い温度を有しており、出産室であると仮定されます。発見時、SCP-2340-5bは不完全に結晶化したマグマで構成されていました。外殻はまだ形成され始めておらず、柔軟な臍帯がSCP-2340-5に接続されていました。発見から4時間後、SCP-2340-5bは死亡し、摘出されました。

SCP-2340-21bの長さは約50メートルで、SCP-2340-21のSCP-2340-B内で発見されました。臍帯は残っていましたが、もはや付着はしていませんでした。SCP-2340-21bは完全に形成されたメッキ構造を有しており、SCP-2340-21によって摂取されたマグマを自己維持のために利用できたようです。発見後、収容チームは当時まだ生存していたSCP-2340-21-bの修復を試みる許可を得ました。 SCP-2340-21はカルデラのより高い場所へと移動させられ、切断されました。その後、SCP-2340-21-bはSCP-2340-21から離れ、マグマ内に再突入して以来見られていません。

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