SCP-2361
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SCP-2361が現れる4手前の状態。SCP-2361を完全に再現すると異常現象の発生を招く恐れがあるため、本写真はこの内容に留めます。

アイテム番号: SCP-2361

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: その性質上、SCP-2361の発生事例を逐一把握することは不可能です。そのため収容にあたっては、世界各国の医療記録を監視することでSCP-2361によって発生した死亡事故を見つけ出し、異常現象を目撃した医療関係者に対してクラスC記憶処理を施し、死因を脳卒中に偽装するという方法が取られることになります。X線写真や各種の証拠書類などについては、必要に応じて情報工作を行い、誤った内容であるかのように見せかけてください。

また、民間人とSCP-2361-1との接触事例が確認された場合は、必ず詳細を記録してください。財団関係者によるSCP-2361-1との接触実験は、レベル4の職員2名以上の監督の下でなければ行うことはできません。

説明: SCP-2361とは、囲碁1で使用される碁石を特定の配置になるように並べた状態を指します。この状態が生じる原因は、以下のように複数存在します。

  • 囲碁の対局中に、盤面が自然にSCP-2361の状態になる場合(なお、これについて対局中の人物を問い質しても、自分の意思で対局を進めていただけであるという返答しか得られません)。
  • 誰の目にも触れていない状態にあった碁盤の上に、突如としてSCP-2361の状態に並べられた碁石が出現する場合。
  • 囲碁関係の書籍の、本来ならば白紙であるはずのページに、「白の手番」という注釈(当該書籍に使用されているのと同じ言語で書かれています)とともにSCP-2361が印刷されている場合。

また、通常の方法で碁石を並べるだけでもSCP-2361の効果は発揮されます。このため、許可を得た上で実験を行う場合を除き、SCP-2361の配置を再現する行為は禁止されています。

人間がSCP-2361の状態から██の██の位置に白石を打つ(書籍に印刷されている場合は、██の██を丸で囲む)と、その人物の脳内(多くの場合は頭頂葉)に、通常はあり得ない不自然な電気活動が発生します。大抵のケースでは、これによって脳の機能が影響を受けることはなく、電気活動は24時間以内に終息します。しかし、脳卒中に類似した症状が引き起こされて死亡に至ったケースもこれまでに4例確認されており、それらのケースで行われた解剖検査では、脳の一部が何らかの方法で不定形に切除されて消失していたことが確認されています。

過去の調査で、財団は複数名のプロ棋士に接触し、SCP-2361の分析を試みています。多くの棋士は、SCP-2361の状態から打つべき手は複数考えられるとしましたが、全員が最有力候補として挙げたのは██の██への一手でした。

補遺 2361-A-1:

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SCP-2361-1によって生成された暗号文

20██年11月23日、アリス・R██████研究員によって、SCP-2361の異常現象の対象となる人物がどのように識別されるのかを調査するための実験が行われました。実験の内容は、██の██に白石を配置するための機械装置を製作し、これを2名のDクラスに同時に遠隔操作させるというものでした。

装置作動から3秒後、碁盤上の石の配置に突如変化が生じ、それまでとは異なる形に並べられた碁石が出現しました。財団の暗号研究者がこれを分析したところ、新たに出現した碁石の配置は単純な暗号によって英語の文を表現していることが明らかになり、解読された内容は「私たちの研究を妨げないでください」というものでした。これを受けてR██████研究員は、同様の暗号パターンを用いて碁石を並べ替えることによる意思疎通実験を開始しました。実験対象(識別番号: SCP-2361-1)との対話記録は以下の通りです。

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