SCP-2364
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アイテム番号: SCP-2364

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2364はサイト-19において、追跡装置を取り付け、掛布で覆った状態で安全保管ロッカーの圧力センサー上に配置されます。現在までSCP-2364の封じ込め違反が発生したことはありません。財団職員はSCP-2364を直接観察してはなりません。

説明: SCP-2364は異常な形状を持ったオブジェクトです。映像や写真などのいかなる視覚的記録にも映らないため、間接的な観察は不可能です。重量はおよそ127.5キログラムで、適切な置き方をすれば40×55×60センチメートルの空間に収まります。現在、その長軸は約90センチメートルだと考えられています。SCP-2364はあらゆる変形や破壊的なサンプル採取の試みに抵抗性を示しました。実験では、SCP-2364は未知の材質からなる一塊の固体である可能性が最も高いことが示されており、色はマゼンタ色であると観察されています。体積は55.44リットルで、これは水に沈めることによって測定されました。

SCP-2364の異常性質は、オブジェクトを見たいかなる個人も、何らかの直喩を用いてその形状を表現することができないという点にあります。これには、その形状に名前を付けること、何らかの既知の物体に例えて表現することが含まれるため、対象はそれを何らかの抽象的な名称で呼ぶこととなります。「SCP-2364」や「2364」はオブジェクトを指す名称として用いることが可能です。この作用を受けた個人は、オブジェクトのほとんどが視界から隠されている場合でさえもその形状を認識できるようになります。この作用は、石膏や金属などによって実験用途で製作されたSCP-2364の複製には及んでいません。SCP-2364を見たことのある個人は、このような複製について「だいたいSCP-2364の形だが、少し違う」と表現します。

財団職員は可能な限りSCP-2364に曝露すべきではありません。しかしながら、現在のところオブジェクトの異常作用は無害だと考えられています。偶発的に、またはその異常作用の発見前にSCP-2364に曝露した個人は、通常の業務に復帰することが許可されています。
現在作用を受けている職員の一覧は、文書2364-Aを参照してください。この作用は記憶処理によって抑制が可能で、被験者はSCP-2364の形状を忘却し、その複製をそれに似ているものと認識できませんでした。SCP-2364への再曝露では通常通りの作用が発生します。作用が有害であると判明する可能性に備え、文書2364-Aに記された存命の全職員は機会があれば記憶処理を受けるべきです。

SCP-2364を平面上に描いた絵画が作成されています。作用を受けている職員、受けていない職員の双方が絵をSCP-2364と認識できず、「何らかの形」や「マゼンタのインクの染み」といった回答が最も多く得られました。しかし、絵とSCP-2364の間に何らかの繋がりがある可能性について実験担当者に尋ねられると、双方のグループはそれに同意しました。

SCP-2364はサイト-19の未使用封じ込めセルの週次点検中に発見され、20██/██/21から20██/██/28の間に出現したものと考えられます。現在のところ、SCP-2364がこのセルに出現した手段は不明です。

補遺: 20██/██/██、記号と色の間に共感覚を有する被験者であるD-92357が、実験のためにSCP-2364に曝されました。SCP-2364を1分間観察したD-92357はその経験を「満足のいく」ものであると表現し、「あれはマゼンタの形だった」と述べました。さらなる実験によってSCP-2364の形状と色の間に永続的な関連性があることが示され、その石膏による複製は「正しい色ではない」と表現されました。この関連性は記憶処理を施しても維持されると確認されています。

この発見を踏まえ、共感覚を有する被験者を用いたさらなる研究が行われました。被験者はSCP-2364への曝露後、それ以前にどのような関連付けを行っていたとしても、マゼンタ色、SCP-2364の形状、後に1230ヘルツの純音であると確認された大きな音を関連付けるようになりました。後の実験により、1230ヘルツはオブジェクトの共振周波数であることが判明しました。

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