SCP-2385
評価: +1+x
cave2.jpg

観察サイトSCP-2385の設立に先立ち、撮影されたSCP-2385の入り口の写真。

アイテム番号: SCP-2385

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 異常の周囲には観測サイト-2385が設立されており、発見地である採石場は財団の所有下に置かれています。SCP-2385入口の手前には控室が構築されています。入口から10メートルを越えてSCP-2385に進入することは禁止されています。

彷徨い出てきた、または入口の近くで誕生したSCP-2385-1実体はハツカネズミ (Mus musculus) 個体を利用して控室へと誘き寄せてください。実体は鎮静し、封じ込め用の檻に移送してください。

説明: SCP-2385は未分化のヒト組織で構成された地下トンネル網です。この組織は常に0.003ルーメンの生物発光を放ちます。構造内のトンネルはねじれて相互に接続し合い、複雑に分岐した迷路を形成しています。SCP-2385の入口は1箇所のみです。外部からの掘削による新たな入口の形成や地中レーダー探査による調査の試みは失敗しており、このためSCP-2385の真の大きさは明らかになっていません。内部の地図作成も困難であると判明しており、これは壁に新たな道が形成されたり既存の道が閉じたりするなど、内部構造が散発的に変動することによります。

SCP-2385-1と-2は蠕虫様1の生物で、SCP-2385内部で定期的に発生します。SCP-2385-1と-2個体の全長は一般的に1から4メートルで、体重は平均して250キログラムです。頭部は人間のような形で、脂質に富む胴体によって筋肉質の尾と接続されています。

SCP-2385-1はお互いを含め、認識したあらゆる移動物体を激しく攻撃します。SCP-2385-1は獲物を締め上げて無力化した後に、小さな生物(と他のSCP-2385-1)ならば丸呑みします。より大きな獲物に対しては、皮膚を貫いた後に内部から捕食します。食道に餌を送り込むために1対の咽頭顎が用いられます。

実体はSCP-2385内をあてもなく彷徨っているようで、空腹感のみに突き動かされていると思われます。飼育下での研究では栄養を与えなくても生存できると示されており、このような行動を取る理由は不明です。

SCP-2385-2実体は一般に-1実体より大型であり、両目の上に瘤状の繊維組織が存在することで区別可能です。SCP-2385-2は完全におとなしく、摂食行動は観察されていません。SCP-2385-2は群れを作る傾向があり、SCP-2385内を意図を持って移動しているように思われます。

探査SCP-2385-1 (2003/10/01): 異常の性質を確認し有人探査の可能性を判定するため、D-02894が選抜されました。D-02894は以下の装備を与えられました。

  • 肩に固定されたカメラ。
  • 1週間分の食糧。
  • ルガーLC9拳銃と予備マガジン数個。
  • 1本の山刀。

D-02894はSCP-2385-1の1実体から攻撃を受け探査開始後10分でカメラを喪失したため、収集された情報はごく僅かでした。接触は失われ、D-02894は死亡したと推定されました。

探査SCP-2385-2 (2003/12/21):

fleshwall.jpg

A-47により撮影された。画像の実例は、ドローンの存在に反応しませんでした。

前書: 1両の遠隔操作探査車 (A-74) がSCP-2385に送り込まれました。

初期探査の映像記録の転写

<記録開始>

00:01 A-74の前進と共に、地面の凹凸によってカメラは揺れる。10メートル先で道は時計回りの螺旋を描き交差点へと続く。左では4個体のSCP-2385-1が戦闘しており、さらに2個体が動きを止めて横たわっている。A-74は右の道を進む。

00:08 A-47は道を進み続ける。探査車の現在の座標からすると、本来ならば探査車は観測サイト-2385内部に戻っているはずである。この場所は開けた空間となっており、誕生前のSCP-2385-1と-2が数十個体、その全域で成長している。A-47はその周囲を調査する。

00:12 壁の凹みで休むSCP-2385-2の1実体が観察される。

00:14 A-47はさらに右に曲がる。

00:19 SCP-2385-1の1実体がトンネルの脇に横たわり、別の実体を捕食中である。対象は通りかかった探査車に襲いかかろうとするが、捕食の途中であるためうまく動き回ることができない。

00:24 戦闘中の3個体のSCP-2385-1が道を遮る。A-47は方向転換を指示されるが、進んできた道が行き止まりに変化していることが判明する。他に選択肢がないため、A-47は実体に向けて進み続ける。

00:26 最も大きい実体が殺害され、残るSCP-2385-1はそれぞれその頭と尾を呑み込み始める。A-47は妨害を受けずに進めるようになる。

00:29 天井で成長中のSCP-2385-1の1実体が遠くから目撃される。A-47がその下を通過する際に、実体は天井から離れて落ちてくる。実体はA-47に攻撃を始め、数回の打撃によって探査車は行動不能となる。

00:31 実体はA-47に巻き付いて捕食を試みる。

00:43 実体は諦めてエリアから去る。

09:32 A-47の左の壁に穴が開き、2個体のSCP-2385-2が這い出す。1個体はA-47に接近する。もう1個体が右側の壁をつつくと、この箇所にも同様に通路が開く。A-47の左のトンネルから、山刀を振り回しつつD-02894が現れる。双方の実体は、D-02894に続いて新たなトンネルを通って去る。

10:03 A-47のバッテリーが切れる。

[記録終了]

探査SCP-2385-3 (2004/2/6):

前書: SCP-2385-2の1個体(以下「被験体A」[S-A]と呼称)が財団に捕獲され、麻酔されました。手術によって小型カメラを移植された後に、S-AはSCP-2385内に配置されました。

00:05-00:21 S-Aは目を覚まし、辺りを見渡した後で進み始める。何事もなく数分間進んだ後に、S-Aは多数のSCP-2385-1の胎児が存在する開けた場所に出る。S-Aはしばらく停止し、SCP-2385-1に顔を擦り付ける姿が見られる。1実体がS-Aに体を打ちつけるが、体の大部分が未だSCP-2385内に埋まっているためそれ以上の行動は取れない。

00:39-00:45 道は3方向に分かれる。S-Aはその1本を選んで進もうとするが、SCP-2385-1の2実体が戦闘中であることに驚いたように思われる。もう一本の道では、地面から成長する幼体を捕食しようとする実体が僅かに映る。S-Aは逃げ、最後の道を選択する。

01:47 近くの壁に穴が開き、SCP-2385-2の2実体(-2B、-2C)が這い出す。両者はS-Aの来た道を進み始め、S-Aはこれに追従する。

03:22-05:31 群れは単独のSCP-2385-1と遭遇し、-2Cが攻撃を受ける。-2Bは-1に物理的に巻き付いて動きを封じる。続く2時間で、群れは交代でSCP-2385-1と顔をこすり合わせる。注目すべきことに、-1実体の両目の上にはSCP-2385-2に特徴的な繊維組織の瘤が成長を始める。解放された-1はおとなしくなる(以下-2Dと呼称)。

05:33-12:42 群れはSCP-2385を進み続ける。様々な時点で、群れがSCP-2385の壁をつついて新たな道を生成することが観察される。11:15の時点で、SCP-2385は変形して群れを包み込む。-2Dと-2Bは壁を探り回り、最終的に別の道を生成する。この時点でSCP-2385-1の1実体2が前進を阻む。-2Bと-2Cが顔をこすり合わせることが観察され、-2BはSCP-2385-1実体に突撃する。-2Bが捕食されている間に群れは-1実体の脇を進む。-2Cはその場に残る。

27:21 -2Dは横のトンネルから待ち伏せ攻撃を受ける。大型の実体が-2Dを狂ったように引きずり視界から消える。トンネルは閉じる。

33:57-34:18 S-AはSCP-2385-1の1実体に遭遇し、SCP-2385内を追い回される。S-Aは逃げ回った末に、数メートル先で袋小路となっている枝道に追い詰められる。S-Aは防御行動をとらず、実体はS-Aを攻撃して打ち倒し、捕食し始める。34:11の時点で男の叫び声が聞こえ、D-02894が視界内に入る。彼は山刀で実体を殺し、S-Aの横にひざまずく。

D-02894: おい、そこのお前。大丈夫か?(D-02894はかがみ込んでS-Aを撫でる)

D-02894: ああ、大丈夫そうだな。起きてくれ。

D-02894: 道は分かるか?ついて来いよ。

34:19-34:41 D-02894は道を案内する。D-02894は一度立ち止まり、SCP-2385から小片を切り取って食べる。

34:43 道は大きな部屋へと続く。明るく輝く球体が地面から1メートル浮遊している。球体の直径は10メートル程度と推定される。

D-02894: 着いたぞ。(D-02894は球体に歩み寄り、それに手を添える。)

D-02894: 準備はいいか?

34:44 S-AはD-02894に接近し、辿ってきた道と球体を交互に見る。

D-02894: 大丈夫だ。彼らは戻ってくる。いつだってそうなんだ。さあ、来いよ。(D-02894は球体の方へと手招きする。)

34:46 S-Aは球体をつつき、その内部に入り込む。

34:47 不明。輝度が急激に上昇し、ライブ映像を確認中だった数名の研究員の網膜に不可逆的な損傷を与えた。その後の再生では、映像は34:46で終了している。

補遺SCP-2385-A: 探査3が終了した日に、イリノイ州エルジン在住のマヤ・O███████が腹痛と性器出血を訴えて地元の病院に入院しました。緊急手術が行われたところ子宮内から外来の異物が発見され、これは小型カメラであると確認されました。エージェント・ナカムラが調査に派遣され、彼は物体のシリアルナンバーがS-Aに移植されたものと一致することを確認して押収することができました。事件を誇張されたものとして説明する複数の記事が、財団の発行する「怪奇ニュース」に掲載されました。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。