SCP-2397
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アイテム番号: SCP-2397

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2397を収容するためにサイト-193が暫定的に設けられました。異常な地域とその周囲100mの緩衝地帯は、現在全周囲が高さ4.5mの金網塀によって包囲されています。本地域の周辺部には、過去の採掘活動によって物理的危険が存在する旨を警告する張り紙を掲示します。内部に侵入したあらゆる一般人は尋問を受け、クラスC記憶処理を施した後に開放されます。

説明: SCP-2397は、アラスカのアラスカ国道█号線沿いの小さな街、█████の数マイル外側に位置する一辺が1.3kmの四角形の土地です。SCP-2397内部に存在する人間の被験者は、常にSCP-2397が米国のアイオワ州の一部であると認識します。SCP-2397に対する被験者の認識はその一点を除いて正常です。SCP-2397の周辺部の外側に立った観察者は影響を一切経験しません。この知覚的な異常に加えて、他の異常な現象が時折SCP-2397の内部で発生します。過去に以下の現象が発生しました。

  • 通常この地域では見られないアンドロポゴン・ゲラルディー1と他の草原植物の小さな畑。
  • SCP-2397の北東の角部におけるコーン外皮の定期的な出現。
  • オウゴンヒワ2の鳴き声。SCP-2397内部にこの種の鳥が存在する物理的、視覚的証拠は発見されなかった。
  • 人間の被験者のみが得る「帰りたい」、家族と話したいという強い衝動。
  • 広大さ、距離感といった感覚。概して不快感を伴う。

SCP-2397内部の土地は大部分をツンドラが占めています。SCP-2397内には未舗装の原始的な道路が一本通っており、そして、地域の中心地近くに建つ小さな家の廃墟前で途切れています。この家の検査が行われましたが、異常な特性は発見されませんでした。地域内では複数の開いた採掘坑(およそ189█から採掘を開始したと推測される)が存在しています。199█年██月██日、財団がこれらの採掘坑を調査した結果、1970年代のファッションに一致する非常に傷んだ男性用衣類の上下が、ある採掘坑の底で発見されました。回収の際に、23個のDiscus macclintocki(Iowa pleistocene snail3)の殻がパーカーのフード内から見つかりました。

衣服の所有者の氏名はアラスカ住民のKevin S████であることが回収に伴って特定されました。記録によると、Kevin S████は█████町在住で、1973年に失踪するまで地元のコンビニエンスストアで働いていました。地元住民はKevin S████の失踪に驚きを示さず、多くの人が「ようやく」彼が出身地だと語っていたアイオワ州へ帰ったのだと捉えていました。財団の調査では、Kevin S████が1948年にアラスカ地方へ到着する以前の記録は見つかりませんでした。

補遺2397-A: 事件2397-1
199█年██月██日、SCP-2397の定期調査の際、エージェントMcConnellは男性の泣く声が聞こえると報告し、一連のメッセージ(文書2397-1を参照)らしきものを書き写し始めました。地域内にいた他の職員は一切の異常な影響を報告せず、音声記録にも異常な音は一切捉えられていませんでした。およそ5分間の筆記の後に、エージェントMcConnellはアイオワ州█████のとある住所を書き留め、その後平静を取り戻して自身がそれまで取っていた行動に混乱を表しました。

エージェントMcConnellが筆記した住所を調査したところ、そこがRyan S████の住居であることが判明しました。Ryan S████はKevin S████の名前について少しも思い当たるものはないと証言し、SCP-2397に関しても一切の情報を持っていないと思われます。エージェントMcConnellによって記述されたメッセージの内容に反し、記録によるとRyan S████の父親は不明で、母親のKaren S████が1947年に死亡するまで1人で養育したことになっています。1名の秘密捜査員がアイオワ州の█████に配属され、Ryan S████に異常な行動が見られないか監視する任務が与えられました。

補遺2397-B: ドキュメント2397-1

すまない、息子よ。こんなやり方は望んでいなかった。私は恐れていた。だが、今や私はただの残響だ。帰ってこい、そちらに行けない私の代わりに。お前はきっと気に入る筈だ。そこはけして故郷ではないが、良く似ている。帰ってこい、息子よ。この地へ来て、私の後に続け。そこには静けさと平穏があり、私の老いた目では見渡せぬ彼方まで無限に広がる平野がある。息をしてくれ。

補遺2397-C: 事件2397-2
200█年██月██日、上位研究者LiはSCP-2397内で連続的に20時間過ごしました。これは記録上にあるSCP-2397への継続曝露において最長の期間です。曝露期間終了間際、そのときSCP-2397内に滞在していた唯一の職員である研究者Fengが、上位研究者Liがうろたえ取り乱してウィスコンシン州██████にある彼女の故郷について話し始めたことを報告しました。この行動の数分後、上位研究者LiはSCP-2397内の採掘坑の1つに接近し(その後Kevin S████の衣類が発見された採掘坑であると判明)、じっと坑内を見つめ、移動や対話を拒否しました。この時点で研究者Fengは上位研究者Liを強制的にSCP-2397から移動させました。

SCP-2397を出ると同時に、上位研究者Liは方向感覚を失った様子を見せ、彼女の故郷にいる友人と家族を「調べ」なければならないと発言し続けました。この影響は時間経過と共に鎮静してゆきましたが、完全には消えませんでした。報告によると上位研究者Liは家族へ電話を掛けることをせず、示した欲求に反して、休暇を取って故郷に戻ってはどうかという同僚の提案を拒否しました。注意散漫が上位研究者Liの職務に悪影響を及ぼしたため、彼女はSCP-2397から転任を命じられ、現在は週一度の原則で財団のカウンセラーの検診を受けています。SCP-2397における人的実験は再評価が行われるまで中止されます。

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