SCP-247-JP
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アイテム番号: SCP-247-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-247-JPがインストールされた機器は電源を切られた状態で、サイト-8181の標準ロッカーに保管されています。SCP-247-JPを使用した実験を行う場合は、担当研究員に許可を得てください。万が一、SCP-247-JPを職員の許可なく起動してしまった場合は画面には触らずに、速やかに電源を切ってください。SCP-247-JP-1はプロバイダからブロックし、サイト内のページにはアクセスできないようにしてください。

説明: SCP-247-JPは「無音カメラ」というタイトルのアプリケーションです。スマートフォン自体や既にインストールされている他のアプリケーションに異常性はなく、従来の製品と同様の機能を備えています。

SCP-247-JPを起動すると、アプリケーションの名が示す通りカメラ機能を使うことができます。画面下部分の撮影ボタンをタップすることで写真を撮ることが可能ですが、シャッター音は鳴らないことが確認されています。撮った写真はそのまま、スマートフォン本体のストレージへと保存されます。

SCP-247-JPを用いて写真を撮影すると、写真がストレージへ保存された段階で写真に写っている物体の音を認識できなくなります。被写体からSCP-247-JPの異常性が消失した事例は確認されていません。また、写真内に物体が複数写っている場合は、ピントが合っている物体に効果が及びます。

SCP-247-JP-1は異常な特性を有したWEBサイトです。SCP-247-JP-1はファイル共有サイトの形をとり、不定期にmp3音声ファイルがアップロードされます。音声ファイルがアップロードされる時間・日付はSCP-247-JPを用いて写真を撮影した10分以内である事は特筆すべき点です。SCP-247-JP-1の発信元はIPアドレスの解析により東京都[編集済]であることが発覚していますが、当地域には空き地があるのみでした。

SCP-247-JPは、財団保有の東京都立█████病院に都立███大学所属の学生が「急に声が出なくなった」との症状をたて続けに訴えたことをエージェント・██が不審に思い調査したところ、1人の学生のスマートフォンにSCP-247-JPがインストールされていることが判明し、発見に至りました。

ネットワーク監視プログラム『Quadrangular』を用いた監視結果にて、20██/██/██までに███人の一般人がSCP-247-JPをインストールしていたことが判明しています。20██/██/██、ダウンロードストアは一時封鎖し、Apple社及びGoogle社と協力しSCP-247-JPの配信を停止、財団が開発した同種類の異常性が見られないアプリケーションへと差し替える作業が行われました。インストールを行った███人は特定後、Aクラス記憶処理を施し解放しました。また、スマートフォンは同種類のものへと交換し、返却を行いました。被害を受けた一般人は、現在財団保有の病院で治療・通院を受けるようメディアでアナウンスしています。

以下は収容後に行った実験記録です。

補遺1: 20██/02/██、突如としてSCP-247-JP-1に███件のmp3ファイルがアップロードされました。内容は「断末魔01.mp3」から始まる███件のmp3ファイルであり、未収容のSCP-247-JPが存在、及び何らかの事件との関連性がある可能性があるため、調査を急いでいます。
ネットワーク監視プログラム『Quadrangular』を用いて調査を行いましたが、依然としてダウンロードストア・ファイル共有サイトにもSCP-247-JPは存在しませんでした。オブジェクトの亜種が存在する可能性を考え、調査は続行されます。

補遺2: 20██/04/██、サイト-8181内の標準ロッカーに収容してあった███台のSCP-247-JPインストール済みの端末が鳴り出しました。画面には共通で広告が表示されており、収容違反などは起きませんでした。以下は広告の内容です。

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