SCP-2510
評価: +5+x

アイテム番号: SCP-2510

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 武装次元収容サイト-08がSCP-2510内部への入り口を中心に無事構築されました。職員はサイト司令部からの許可を得ずにSCP-2510-1へ入場してはいけません。タイプAのHazmatスーツがSCP-2510-1内部では必須であり、終了時には除染を行います。施設への不正アクセスを防ぐため、武装警備員が常に所定の位置に待機します。民間人や敵対的実体によるセキュリティ侵害の発生時には致死的武力行使が許可されています ― SCP-2510-1内部からのセキュリティ侵害が発生した場合、現地の核弾頭を起爆します。武装次元収容サイト-08は、フランスの衛星追跡基地としての偽装を維持します。

研究スタッフには線文字B1、古代の自動機械、ピタゴラス学説、初期の”壊れた神の教会”における歴史や教義について精通している人物を加える必要があります。偽情報戦略によって科学的報告書は改竄され続けており、SCP-2510は疑いようも無く、一連の大規模な火山噴火により1.1億年前に形成された陸地であるという説を永続的なものとしています。

SCP-2510内部の探索には特別の注意が必要となります ― 一部区画は危険なレベルの電離放射線を含んでいます(0.1 Gy以上)。その巨大なサイズゆえにSCP-2510を完全収容することはできない為、保安対策はSCP-2510およびその内部への頻繁な訪問を阻止するために制定されました。

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SCP-2510の内部への入口。

説明: SCP-2510は、地理的にはケルゲレン海台として知られる、大部分が深海に沈んだ機械です。現在の状態は、腐食・沈降・火山活動・地球の岩石圏の大規模な構造変形などの累積的影響によるものです。主に損傷が原因となってSCP-2510は機能しておらず、本来の目的は未だ不明です。リバースエンジニアリングがSCP-2510の単離区画に施され、幾つかの肯定的結果を得る事が出来ました2。内部は概ね漆黒の素材で構成されており、これはウルツ鉱型結晶構造を有する立方晶窒化ホウ素と判明しました。金属板の間には薄暗い緑の光を放つチューブとワイヤーが見えます。SCP-2510内部の95%は、浸水または激しい損傷のために直接アクセスすることが出来ません。

SCP-2510-1は円形の次元間ゲートであり、SCP-2510の部品を再利用して構築されています。内側のリングには花のような六角形の対称構造を持つパターン3が彫られています。外側のリングには時計回りにΑ(アルファ)、Β(ベータ)、Γ(ガンマ)、Δ(デルタ)、Ε(イプシロン)のシンボルが彫られています。SCP-2510-1は活性化すると広がり、幾つかの環境空間への出入り口として機能します。SCP-2510-1は、SCP-2510内部にある未だ到達していない動力源からエネルギーを得ています。SCP-2510-1はSCP-2510-2を介して操作します。

SCP-2510-2はSCP-2510-1の真向かいに構築されたヒュドラウリス4です。SCP-2510-1と同様、SCP-2510-2は元々SCP-2510の一部だったとは考えられていません。台座には、上から順に1・2・3・4の計10点4列で描かれた三角形のシンボルがあります ― これは4番目の三角数の幾何学的表現です。この四列三角形はピタゴラス学派の神聖な象徴であり、各列は”天球の調べ / Harmony of the Spheres”5を表現していました。三角形はピタゴラスの音楽システムと一致すると仮定されています。これらの列はそれぞれ4:3、3:2、 2:1の比に分割できます。音楽的に、これらの比率はピタゴラス音律の基本的構成要素である完全四音・完全五音・完全八音に対応しています。

SCP-2510は当初ブルトン系フランス人航海士のイヴス・ジョセフ・ド・ケルゲレン=トレマレックによって1772年2月12日に発見され、フランス領として宣言されました。財団は1949年8月20日に連合軍軍政期のドイツで、1940年12月下旬にドイツの補助巡洋艦アトランティスが関与した事件の軍事報告書を発見し、SCP-2510の本質を知りました。当時、問題の艦はSCP-2510に停泊し、乗組員は保守点検と水の補充を行っていました。氷の採掘中、 乗組員は人工的な構造物のように見える物を発見しました。まずこれを古代の難破船と想定した水兵たちは、”財宝”を見つけられるかもしれないという期待を込めて発掘を試みました。アトランティス号へ帰還した19名は精神錯乱状態であり、急性放射線中毒に苛まれていました。生存者は回収時、”maschinenstadt / 機械の都市”を発見したと報告しました。

財団はフランス政府の許可を得て、ケルゲレン諸島での待機状態を確立しました。広範な調査の後、ケルゲレン海台全域がSCP-2510に分類されました。武装次元収容サイト-08の構築は1951年10月20日までに完了しました。

武装次元収容サイト-08に関する更なる文書についてはサイト管理者にお問い合わせください。

SCP-2510-1の異常性質の確立後、探索のために機動部隊アルファ-5”パラノーツ”が結成されました。

機動部隊アルファ-5”パラノーツ”構成員名簿:

ウィリアム・ハドリー隊長 ― 司令官
アルバート・クローネンバーグ博士 ― 動物学者/遺伝学者/微生物学者
ジョセフ・マクスウェル博士 ― 技術者/数学者
ジュディス・ロゥ博士 ― 考古学者/歴史学者/人類学者
ジェイコブ・アーミテージ博士 ― 天体物理学者
ローラ・ベイカー博士 ― 地質学者/地理学者

ハドリー隊長、マクスウェル博士、アーミテージ博士は第二次世界大戦の退役軍人でした。豊富な軍事訓練と経験を積んでいることから、彼らは予防措置として単純な携行武器を装備していました。

補遺: ローラ・ベイカー博士はSCP-███の最初期の記録と考えられている感染症で死亡しました。ジェイコブ・アーミテージ博士とジョセフ・マクスウェル博士は、両者ともに不明な状況下で失踪しました。最後に目撃されたジェイコブ・アーミテージは”第五音の世界(Fifth World)”と”黒き星々”のことを呟いていたと判明しています。ジョセフ・マクスウェルは数名の職員を負傷させ、オブジェクト2309を盗み出しました。両者ともに1958年以降は目撃されていません。詳細はインシデントレポート136Bを参照してください。

2人は2014年10月1日現在まで捕縛されておらず、既に故人の可能性が高いと考えられます。


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