SCP-2520
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アイテム番号: SCP-2520

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2520の構成要素2つはサイト-24の標準的な無生物収容ロッカーに保管されます。全てのSCP-2520の実験には、当該サイトに配属されている上級研究員3名以上の承認が必要です。実験中に生成された全てのSCP-2250-1実体は実験終了時に終了します。

説明: SCP-2520は1組の子供サイズのミトン1であり、ピンク色のウールを編んで作られています。化学試験では、このウール自体は天然物のそれに似た性質を示す非異常性の素材であると見做されています。SCP-2520は、両方のミトンが同じ人物によって屋外環境で着用された際、本質的に関連性を持つように思われる複数の異常性質を発現させます。

最初に現れる性質として、活性化したミトンは局所的な気象パターンの急激な変化を引き起こし、近隣地域(観測された最小範囲は300m)に雪を降らせます。この現象は、真夏の赤道上にある島などの、降雪とはほぼ無縁の環境でも再現されます。

同様にSCP-2520の着用者は、遊び心・気まぐれな言動・幸福感の増大などに特徴づけられる、顕著な気分向上を示し始めます。着用者は“雪の中で遊ぶ”行為への増幅された願望を表明します。しかしながら、どの程度これが異常かについては(人間心理学の通常の様相から見て対照的ではあるものの)断定されていません。SCP-2520の影響を受けた対象者は、自分の作った雪による温度低下を感じている様子が見られません。

SCP-2520の活性化期間中に定期的に、一貫性のある形に形成された雪の塊は生命を宿し、移動性と活動性を示します。SCP-2520の異常性質によって生命を宿したこれらの塊をSCP-2520-1と指定します。SCP-2520-1実体の体形は対象者に類似する傾向があり、一般的な例としては友人・家族・SCP-2520割当の研究者に似た外見になりました。SCP-2520-1実体は自由な移動が可能ですが、多くの個体は移動のための目に見える付属器官を持たず、代わりに身をよじって移動します。

SCP-2520-1実体は“遊びたがり”で“不器用”だと観察者から述べられており、自身の運動能力を正確には把握できないように見受けられます。大半のSCP-2520-1実体は目的に対して顕著にひた向きであり、周囲の生物やSCP-2520-1実体仲間と友好的に、遊びのような活動に従事しようと試みます。全てのSCP-2520-1実体は、生物によって齎される肉体的外傷や苦痛を知覚していません。

SCP-2520は当初、フロリダ州[編集済]における奇妙な天候パターンが財団の目を引き、調査が行われた後に見つかりました。突然の寒気は最終的に小さな森に固定されていることが判明し、ここからSCP-2520が機動部隊イプシロン-5(“ソリ犬”)によって回収されました。SCP-2520の現在の異常性質とは対照的に、発見当時のSCP-2520を着用している人物はいませんでした。収容前のSCP-2520は、財団の与り知らぬ理由で以前の所有者によって廃棄された後、独自に雪を降らせてSCP-2520-1実体を作成できたと考えられています。回収されたSCP-2520にはまだ温もりが残っており、影響領域の東に向かう2組の足跡(実験の結果、靴のサイズは成人男性1人と女児1人のそれと同サイズと特定された)の事が報告されています。足跡の追跡でSCP-2520の前・着用者の行方に関する決定的な結論は得られませんでした。


補遺 2520-A
SCP-2520の初期回収時、左手用ミトンの隠しポケットからは小さな紙切れが見つかりました。以下はそのメモの転写です。

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