SCP-2524
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SCP-2524

アイテム番号: SCP-2524

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2524は標準的なSafeクラスアイテムロッカーに保管し、熱や火災に対する追加の保護を施します。

説明: SCP-2524は標準的なパラフィンワックスで構成された、大きくて赤い色の、香り付きの蝋燭です。本稿執筆現在、SCP-2524の長さは約30cmです。SCP-2524は点火すると1時間あたり約0.5cmの割合で燃焼します。SCP-2524の香りは木材が燃える時のものに似ています。

生きている人間の影がSCP-2524の炎によって浮かび上がった場合、その影は、対象者にサイズや体格が類似する等身大のマリオネット人形であるかのように見えます。これらの影は対象者の動作を、マリオネット人形の操作で可能な限り似通った動きで再現します。

マリオネットには繰り糸が視認可能であり、これらの糸はSCP-2524のすぐ上の一点に収束しています。時折、収束点に小さな円が現れ、ゆっくりと脈動するのも見る事が出来ます。

SCP-2524はジョージア州ビブ郡の催事会場にて、寡夫の占い師であるショーン・マティーズの所有下から回収されました。インタビュー中にマティーズ氏は、彼にとってSCP-2524は極めて感傷的な理由で重要な物だと強調しましたが、その目的や起源について詳しく説明することを拒否しました。マティーズ氏は完全な記憶処理治療を受けた後に解放されました。

サンプルの分析は、異常効果が蝋燭の芯に由来することを示しています。蝋は異常ではないと断定されました。

補遺: 事案集
SCP-2524によって作成されたマリオネットの影は、幾つかの場面において、対応する人間の行動模倣という典型的パラメータから逸脱した動き方をしました。以下に例が記載されています。

97/11/01: SCP-2524を実験していたエージェント1名の影が、小道具の銃を水平に構えて引き金を引き、バレルから竿付きの小さな旗を射出しました。対象者は静止しており、銃器を持ち上げていませんでした。銃をおよそ2秒構えた後、影は腕を下げました。

97/11/01: Dクラス対象者の影が、本体が椅子にもたれている最中に、腕を上げました。腕は1秒静止した後、6秒間リズミカルに手を振りました。

97/11/05: 静止している対象者2名を利用して、休止状態の影の動作を観察する実験において、片方の影が頭を掻くような動きをするのが観察されました。数分後、両者の影は共に手を振りました。

97/11/08: 実験中のDクラス職員の影が、人気のある現代のエジプト文化風ダンスを模倣するかのような腕の動きを開始しました。対象者は影の動きに気付き、影を振り切ろうとして実験室内を速足で歩き始めました。影は対象者の足の動きに続いて移動しましたが、腕はまだダンスを続けていました。

97/11/10: エージェントの影が最初の事案同様に銃を構えましたが、今回はそれを2人目の対象者の影に向けていました。銃は明白に発砲され、2人目の影は死を表現する大袈裟な身振りをして倒れるという反応を示しました。実験中、2人目の対象者に影は現れませんでした。実験終了時、微かな子供っぽい笑い声が、繰り糸の収束点から放出されたのが聞こえました。

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