SCP-255-JP
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人体に貼り付く直前のSCP-255-JP

アイテム番号: SCP-255-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-255-JPはサイト-81██の第3生物オブジェクト研究室にて、専用の回収ボックスに1体ずつ収容されます。ボックス内を常時サーモグラフィーカメラを用いて監視し、全てのボックスにSCP-255-JPが収容されていることを確認してください。

SCP-255-JPの脱走、または発見報告があった際、回収に向かうDクラス職員には捕獲用のスーツとサーモグラフィーが支給されます。露出する左腕部は剃毛しなければいけません。SCP-255-JP発生地域の周辺を巡回し、露出した皮膚にSCP-255-JPを張り付かせたのち、速やかに引き剥がし、SCP-255-JP専用の回収ボックスに収容します。回収したSCP-255-JPには、実験の場合を除いて皮膚を露出して近づかないようにしてください。

説明: SCP-255-JPは体長50mm前後の、空中を漂い、人間の皮膚に寄生する習性を持つ、淡水エイのような見た目をした生物です。

SCP-255-JPが空中を漂っている間は巧妙に背景に擬態しており、目視による発見は困難ですが、発生場所が限定的であることと、縄張り意識のためか、発生地域を遠く離れることがないことから、発生場所の予測と回収は容易に行えています。(現在発生報告は大阪府█████港周辺に限定されています)

SCP-255-JPが人間を確認すると擬態を解いて急速に接近し、皮膚の、特に体毛の薄い部位に張り付き、寄生しようとします。「寄生したSCP-255-JPのレポート」を受け、寄生の目的は繁殖であり、その性質から、SCP-255-JPは単為生殖を行う生物であると考えられます。現在雌雄の区別などを研究中ですが、前述の擬態のため目視による判別が困難であることに加え、解剖などによってSCP-255-JPが死亡した場合、即座に硬化し青色の結晶状の物質(SCP-255-JP-A)に変化してしまうことにより、成果は上がっていません。

SCP-255-JP-Aは砕けやすく、粉塵は大気中に舞い上がります。人間と接触した場合のみ、接触対象の人体に深刻な痒みを伴う紅斑発疹をもたらします。現在SCP-255-JP-Aの研究が行われていますが、未知の成分により構成されているということ以外はわかっていません。

寄生したSCP-255-JPのレポート
期間  寄生によって引き起こされる症状
1時間 容易に剥がす事が出来るが、時間が経つにつれ粘着度が増す。
3時間 皮膚と癒着しはじめる。剥がす途中でSCP-255-JPが一部千切れたり、皮膚から出血する可能性がある。
6時間 完全に皮膚と一体化する。一般的な外科手術により切除可能。切除するとSCP-255-JPは死亡する。
30日間 SCP-255-JPの付着した部位に青紫色の固い瘤状の疾患が現れる。瘤状の部位に刺激を与えると脳内麻薬があふれ、快楽により脱力、失禁などを引き起こす。寄生された対象は快楽を求め瘤を掻き毟り、剥がれ落ちた皮膚の一部がSCP-255-JP(の幼生)となり空気中を漂う。なお、瘤状となったSCP-255-JPの外科手術による安全な摘出は非常に困難。(補遺1、摘出手術の記録を参照)

補遺1: 摘出手術の記録

20██/██/██: 胸部にある瘤状のSCP-255-JPへメス差し込んだ途端、全身麻酔を施したにも関わらず被験者は激しく痙攣し心肺停止、蘇生を施し一命を取り留めたが、全身は脱力し意識の無い状態となる。術後7日目に意識を取り戻すも、焦点は定まらず、うわ言のように摘出を懇願し、恍惚の表情で失禁したのち再度意識を失う。半年経過した現在も隔離病棟にて拘束し経過観察中だが、回復の見込みはない。

補遺2: ██市内においてSCP-255-JPを発見した民間人(情報提供後、記憶処理済み)による証言

発見者Hの証言: ███駅でぶつかった老婆が、いきなり恍惚の表情で失禁し倒れたんです。老婆の胸元には青紫色のコブがあり、意識を取り戻してもコブを掻き毟り失禁を繰り返していました……。老婆は救急車で運ばれ、その後どうなったかは分かりません。
注: 証言にあった老婆について調査したところ、老婆(███氏)は[データ編集済]。███氏は死亡しました。

発見者Bの証言: 家族で█████港に旅行へ行った時にさ、突然ハンペンみたいなのが腕に張り付いてきたんだよ!その時は簡単に剥がせたんだが、自宅に帰ると、ふくらはぎにも張り付いててさ、驚いて引き剥がそうとすると強力なガムテープのように張り付いててな、強引に剥がそうとすると肌が裂けて血が出たんで、すぐに病院に行ったよ。簡単な手術で取ってもらえたけど、あれはなんだったんだろうな?
注: 発見者B氏が手術を受けた████病院はすでに[データ編集済]のため廃業している。関係者がSCP-255-JP-Aを所持している可能性があるため、現在調査中。

補遺3: 寄生部位の切断実験の記録

実験記録 - 日付20██/██/██

対象: SCP-255-JPを用いた実験に割り当てられたDクラス職員(D-255-JP-06)
実験概要: SCP-255-JPを腕に張り付けて33日が経過(SCP-255-JPが瘤化)した状態のD-255-JP-06の腕を手術にて切断。D-255-JP-06と切断された腕(D-255-JP-06-Aと指定)の経過を観察する。
結果01: こぼれたD-255-JP-06の血液が即座に粉末状のSCP-255-JP-A化。
結果02: D-255-JP-06はD-255-JP-06-Aを切断後、体の末端から急速にSCP-255-JP-A化しはじめ、29秒で全身がSCP-255-JP-A化。
結果03: D-255-JP-06-Aが、D-255-JP-06から切り離されているにも関わらず、切断後も手首、指を激しく動かし続けた。観察10分の時点で手首を反らした状態から自身の骨を折り、瘤状のSCP-255-JPを掻き毟った。これにより小規模なSCP-255-JPの収容違反が発生したが、担当研究員とエージェント・安倍川により収束。D-255-JP-06-Aは現在も生きており、第3生物オブジェクト研究室に収容中。
考察: D-255-JP-06は死亡し、D-255-JP-06-Aは生き続けるという奇妙な結果となった。SCP-255-JPが瘤状になった段階では、すでに寄生対象はSCP-255-JPに体を乗っ取られ、操られている状態なのかもしれない。追記:D-255-JP-06-Aの研究については、何かサンプルを採取すると、サンプルが即座にSCP-255-JP-A化してしまうことにより難航中。 - ██博士

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