SCP-2618-J
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アイテム番号: SCP-2618-J

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2618-Jが生る既知の5本の樹は、サイト-59の屋外樹木生息環境に収容します。ハブリス・イベントのリスクを最小限にするため、水やりその他の樹木の維持管理は、自動化システムによって実施されなければなりません。

説明: SCP-2618-Jは█████ ██████████の旧フランス植民地に起源を持つバナナの一品種です。その外見と遺伝的構成において、SCP-2618-Jは一般的なキャヴェンディッシュ品種のバナナとの区別がつきません。

SCP-2618-Jの異常性質は、人間1人がSCP-2618-Jの果実1本と視覚的に接触することによって発現します。対象者は例外なく、このバナナを将来または現時点における目標を達成するために必要なアイテムとして知覚します。これを“ハブリス・イベント”と呼称します。

この思い込みは以下の手段でのみ打ち消すことが可能です。

  1. 別な人物が、影響者に対してSCP-2618-Jはバナナであると思い出させる。
  2. 影響者が、SCP-2618-Jを本来意図していた通りに使おうと試みる。

SCP-2618-Jは、██/12/20に発生したアメリカ上院議員████████ ███の暗殺未遂事件において初めて財団の注意を惹きました。この事案では、ケヴィン・ジャーヴィスという名の過激派動物保護活動家が選挙演説のステージに上がって議員を直射しようと試みたものの、拳銃が実際にはSCP-2618-J実例であったという結果に終わりました。主要報道機関はこの事件を奇妙なイタズラだったとするカバーストーリーを広めましたが、ジャーヴィス氏のアパートからは、上院議員に噂されていた動物虐待行為への報復として彼を暗殺する欲求を詳述した全40ページの犯行声明文が発見されました。

補遺 – 事案2618-J-████: ██/4/19、SCP-2618-Jの初期収容試行が行われている最中のサイト-59が、Keterクラス両生類実体のSCP-████による複数の収容違反に見舞われました。保安職員の一部が意図せずしてハブリス・イベントを数回引き起こした後、SCP-████は未収容オブジェクトに指定されました。埋立作業が進行中です。

事案2618-J-████、ハブリス・イベント 2:

<記録開始>

[ナイスミス博士がコリンズ博士に心肺蘇生法を施している]

ナイスミス博士: ダメだ、効果が無い- ████の毒が組織内に回ってしまったのかもしれない。除細動器が必要だ。

█████軍曹: 既に用意しました。シャツを開けてください。

[ナイスミス博士がコリンズ博士のシャツを開ける]

█████軍曹: 充電中です。胸部圧迫を続けてください。

ナイスミス博士: それは除細動器じゃないだろ。

[█████軍曹、自分がバナナを2本持っていることに気付く。無線に5秒間の沈黙。]

█████軍曹: この件はどうかご内密に。

<記録終了>

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