SCP-2631
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アイテム番号: SCP-2631

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 4基のSCP-2631-A実体は、それらから500メートル先行する軌道上にある財団保有の衛星群"クルシフォーム・スネアー"によって監視されています。さらに太陽系内の亜高速物体についての報告を受けるため、JPL1監視プログラムが利用されています。

  • クルシフォーム・スネアーがSCP-2631-Aの活動の変化を観測する。
  • "惑星破砕要請"と推定される信号に70%以上合致する信号が検出される。
  • 監視プログラムによって、亜高速物体が検出される。

上記のいずれかが確認された場合、O5司令部へ直ちに通知され、クルシフォーム・スネアーは自動的に武装し、機動部隊シグマ-31("ダモクレスの盾")が臨戦態勢に就きます。以後、O5司令部の裁量によって指令99-Tripurantakaが随時実行される可能性があります。この態勢はO5司令部から緊急事態解除宣言が発せられるまで継続されます。

クルシフォーム・スネアー4基の正体偽装は機動部隊ガンマ-5("燻製ニシンの虚偽")によって確立され、維持されています。事案2631-1987Aに類似するニュートリノ活動に関する報告を受けるため、超新星早期警報システム(SNEWS)が利用されています。このシステムの警報を受けた後、機動部隊プサイ-10("マズローの動機付け")を伴う社会学オブザーバーはその後に起きる説明の付かない認知現象の増加を監視します。

説明: SCP-2631は4基の天体(SCP-2631-A-1からA-4に指定されます。)に関連する現象の総称です。これらは静止軌道上90度ごとにあり、地球を取り囲んでいます。

SCP-2631-Aは地球外起源の人工衛星です。これらは個々の特徴を持たず、直径4メートルの黒い球形をしています。また、光を歪曲することで、2km圏外からの電磁気的センサーに対し不可視になる起点不明の力場に包まれています。事案2631-2008A以後、衛星は外装を開き、内部の積載物を地球大気中へ投下できることが知られています。衛星群は狭光束マイクロ波通信2の送信・受信能を有し、カイパーベルト内の未知の実体との通信を行っています。事案2631-1987A中、衛星機が未知の原因からニュートリノ源として作用すると同時に、世界中で人間の神経認知異常の中期的かつ明らかな誘発が見られました。また、これら衛星は地球、そしておそらく太陽系全体に及ぶ広域センサー監視機能を有していると推測されます。

SCP-2631の最初の発見は、1977年にある信号がビッグイヤー電波望遠鏡3にて偶然傍受された際に為されました。その後の財団による秘密調査はやがて1986年に衛星機の位置を突き止め、1993年には財団宇宙飛行士による物理的検査が行われました。発見以前において、衛星機がいつから現在の位置にあったのかは分かっていません。

補遺:

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