SCP-265
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アイテム番号: SCP-265

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: これまでのところ、SCP-265には捕獲の試みをすべて回避されてきました(以下を参照)。およそ310平方キロのエリアのほぼあらゆる場所に自在に現われるため、その捕獲は非常に疑わしいものであり、私たちがいつそれを収容できるかを予言することはできません。

説明: SCP-265(以下を参照)に関する報告書およびインタビューは、それがロゴマークやナンバープレートの欠落した黒い自動車に見えるという点で一致します。その外観はGAZ M21ボルガと同一です。奇妙なことに、このモデルの生産が1970年に終了していても、それはあたかも新車のように綺麗なままの状態であるように見えます。

SCP-265は、ポーランド各地の都市中央部から遠く離れた閑散としたエリアを道なりに走っているのが数度観察されました。SCP-265の目撃者のほとんどは民間人(彼らに対しては、秘密エージェントが地方のゴシップに関心を持つジャーナリスト、あるいは観光客と称してインタビューを行いました)であり、SCP-265を捕獲、収容しようとした財団エージェントのうち数人もこれに遭遇しました。

報告されたSCP-265の特性は各報告書において多少傾向が異なりますが、下記の内容が主張されました:

  • 完全に無音で動く(エンジンあるいは他の機械類から発生する雑音は皆無です)
  • 運転手あるいは他の乗員の不在;この車は知性を持って独力で移動するか、あるいは遠隔操作されているように見えます。
  • 通常の自動車のそれを凌駕する速度と運動性;平常時のSCP-265はその外観から想定される一般的な速度で移動しますが、(エージェントが)追跡したとき、それはほぼ███ km/hまで加速したのが観察されました。
  • 少なくとも1人の民間人が、SCP-265の後部座席で気絶していた人に気がついたと主張し、その外見の記述を提供しました;(その後、この外見的特徴は███████の町近郊の自宅からある朝姿を消した██████ ██████████によく似ていることが判明しました)

加えて、SCP-265はさらなる暴力行動を示しました。運転中にSCP-265と遭遇したある民間人は、SCP-265が1~2分の間自分の車についてきたかと思うと、突然彼の車に衝突し、車が道から押し出されるまで、何度も体当たりを続けたと主張しました。

また別の場合、エージェント████が█████山の道沿いを歩いていると、SCP-265が彼の方向へにゆっくり近づいてくるのを見つけました;彼がそれを観察していると、SCP-265は急に道を外れ、エージェント████は衝突を避けるべく横っ跳びし、辛うじてそれをかわしました。しかしながら、SCP-265は少し後退し、明白な殺意と共に再びエージェント████への攻撃を始めました。エージェント████はうつぶせに倒れて死んだふりをすることで生還しました;彼の行動は、SCP-265(あるいはそれを操っていた何らかの力)を満足させたと見え、SCP-265は走り去りました。

ある時、SCP-265を遠方から追跡しその行き先を観察するためにヘリコプターが派遣されました。しかし乗組員からは、SCP-265が消えたと報告がありました;それは木々の生い茂る下に入り込んだまま、反対側から出てくることはありませんでした。SCP-265が消えたエリアの探索のために一チームが派遣されましたが、成果はありませんでした。

付録: SCP-265についての記述及びその行動は、「黒いボルガ」という共産主義時代のポーランドで有名だった都市伝説に著しく似ています。この伝説によると、この車にはKGBのオフィサーあるいは民兵が乗っており、共産主義政権を脅かす危険な人間を誘拐します;聖職者やユダヤ人、吸血鬼あるいは極悪人を非難する別のバージョンも存在します。こちらは裕福な個人のための臓器を収穫するために犠牲者(大抵は子供)を誘拐します。これらの噂は偶然目撃されたSCP-265に着想を得たものであり、それらの一時的な停止はその活動停止期間とリンクしていたかもしれません。

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