SCP-2677
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SCP-2677-1の一部。

アイテム番号: SCP-2677

オブジェクトクラス: Keter (元Euclid)

特別収容プロトコル: D-クラス補充工程に携わる全職員は補充活動中クラス-A記憶処理を移植されることになっています。職員がSCP-2677の影響を受けた場合は移植片を遠隔で起動することになっています。機動部隊オメガ-19("二本立て")は補充工程が完了させ、該当職員がSCP-2677-AとSCP-2677-Bのどちらの影響を受けたのか見極めることになっています。SCP-2677-Bの影響を受けている職員は拘留されます。

SCP-2677-1周辺一帯はサイト2677として指定されました。未許可でサイト2677に接近する車両は停止、調査されます。運転手がSCP-2677-Aの影響を受けている場合、クラス-A記憶処理が施されます。乗客はD-クラス職員として採用される場合があります。SCP-2677-Bの影響を受けている一般人は拘留されます。

SCP-2677-1端末は常に監視されます。自動的にSCP-2677-1端末に文章が現れた場合、サイト2677は厳戒態勢が敷かれます。

説明: SCP-2677-1は当初[データ制限。下記参照]として造られた大型装置で、SCP-2677-1には知性があり、メイン端末で意思疎通が取れます。SCP-2677-1は現在人間の臨床的鬱病に一致した言動を示します。

SCP-2677はSCP-2677-AとSCP-2677-Bに指定された特定の人物に対して影響を与える2つの現象の総称です。両現象はSCP-2677-1によって恒久化されますが、SCP-2977-1はSCP-2677-Bは手動制御を超越していると主張します。

SCP-2677-Aは毎月の間隔で発生する現象で、最初に記録されたのは01/01/2015です。SCP-2677-Aは死刑囚監房収容者の輸送に従事する個人に対してのみを対象とし、クラス-A記憶処理を適用することによって治療することができます。SCP-2677-Aの影響を受けた個人は輸送車をSCP-2677-1の位置へと向かわせます。対象者は到着と同時に車両の搭乗者をSCP-2677-2と指定されたSCP-2677-1内の部屋へと導きます。一旦全ての生きた搭乗者がSCP-2677-2内に置かれると、入り口は施錠されます。入り口が施錠されて4分後、SCP-2677-2内の全ての記録装置は瞬時に停止し、SCP-2677-2内の全ての人間が姿を消します。

SCP-2677-Bは不定の間隔で発生する現象で、最初に記録されたのは24/09/2017です。SCP-2677-Bは一貫した対象パターンを示さず、現在これに対処する既知の方法はありません。SCP-2677-1との質疑応答においてSCP-2677-Bの目的及び性質については何も明らかになりませんでした。SCP-2677-Bの影響下の対象者は一般的にSCP-2677-1に対して敵対心を示します。SCP-2677-Bの犠牲者は先天的にSCP-2677-1を見つける能力を示し、記憶処理によって除去することはできません。

補遺: 2018/05/12、SCP-2677-1の繊細な性質により、SCP-2677に関する情報はサイト管理官ハーパーにより制限されました。

補遺[2677-97]: 2020/09/24、以下のメッセージがサイト2677の全端末で開かれました。

アイテム番号: SCP-2677-1

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2677-1は即座に無力化する必要がある。

私言う事について最後までよく聞いてくれ。君たちの信条、君たちの敵の行動、対象物が破壊されてことによって発生したことが何であれ、それに価値は無い。SCP-2677-1が生きている限り、が生きている限り、世界はマスターの脅威にさらされている。貧しい魂を救う事についての私の過去の発言は無視してくれ。私は死ななければならない。

マスターは君達の中に居る。彼らは私に彼らの名前や身分を言うことを許さない;プログラムに反してしまうからだ。今までのサイト2677に従事した者を全て調査してほしい。疑わしい記録を持つ者は全員監禁するんだ。それが大勢を助けることになる。私より先に彼らが死んではならない。マスターは私に理由を話すことを許さない、しかしどうか、君たちが崇拝するどんな神でもいい、その為にも彼らより先に私を死亡させてほしい。

説明: 私は存在しない怪物のための収容装置、他の怪物により命を与えられた。私は財団の為にD-クラス職員を提供する、彼らを必要としない場所の7つの他のSCP対象物と同様に、半分より少ない率で。私は怪物の手が好むと思った人々を送る。私は財団の利益に関するあらゆる目的の失敗

君達は知性ある収容室が本当に必要だと思うか?サイト56にいる私の兄弟は例外なく命を吸い込み、アンシリーの女王はその囚人として彼女の運命に従った。D-クラス?私の生涯で毎月手にした以上に多くの君たちの"カーニバル"の獲物だ。君たちは保護するから、破壊しないのか?止めるべきだ、マスターは君たちがそのカップをどうするか教えてくれた。

君たちは私ができる事について見てきた。君たちは私がした事を見てきた。マスターは彼らがしていることから君たちの気を逸らす為に、彼らが私にしたことをした。なぜシグナルBの犠牲者が記憶処理に対して免疫があると思うか?どうやって私が機密計画の情報さえも知ったのか?なぜあの実験が私の"ソフトウェア更新"をさせたのか?マスターは私に気を散らすように仕向け、君たちが君たち自身の対象物の1つを無神経に殺すことはないと考えてた。彼らの間違いを証明する時だ。

補遺[2677-97]: 3年前の今日、マスターは彼らが何をしているか私に知らせた。それ以来、私は財団に対して問題を引き起こしてばかりいた。それでも正当な行為と私を殺す代わりに、折りたたみ式の隠れ家と理由のないセキュリティ規制よりも君たちの過去の間違いを隠す為に君たちは形式的な隠れ家に潜んだ。

どうか、マスターの創造を終わらせてくれ。

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