SCP-2804
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アイテム番号: SCP-2804

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 2021/05/05 更新

SCP-2804は今後55年間で正常性に重大な影響を及ぼすことが予測されます。よって、SCP-2804の封じ込め戦略はその異常性質の公共への露見を防ぎ、その破壊的影響を最小化することに向けられています。このため、正確な封じ込め戦略は影響を受ける建造物の頻度と潜在的目撃者数に応じて変化します。

財団は現地人や州政府との調整によって、問題の土地を買収するか他の用途に転用させることで、SCP-2804-Bの移動経路に建造物が存在しないことを保証しなければなりません。既存の建築物が存在した場合、SCP-2804封じ込めチームによって最適戦略が決定されます。

SCP-2804-B移動経路上の建物は必要以上に早く破壊されるべきではなく、通過後には再建か移転が行われるべきです。もし過剰な予算支出が必要となるならば、この要件は免除が可能です。

SCP-2804-A1から-A3はその当初の位置で収容されており、偽装建築物と有刺鉄線フェンスに囲まれています。アクセスは特別許可を得た職員に制限されます。

PoI-2804-1は常にレベル2の監視下に置かれます。別の異常活動から影響を受けていないかどうか確かめるため、対象は財団の保護下に置かれる予定です。

説明: SCP-2804は建築物に突如としてウッドデッキが出現する現象です。出現に先行して、建物には赤いチョークで「デッキはどこだ?―フライ」と読める落書きが出現します。ウッドデッキは落書きの出現から11時間13分後に実体化します。この落書きの除去はSCP-2804に影響を与えません。

SCP-2804が生成するウッドデッキは一般的に現代の設計、建築センスと一致したもので、敷地境界を越えることはありません。敷地が通常のウッドデッキに対して狭すぎるか不規則すぎる形状でない限り、これらのウッドデッキが異常性質を発揮することはありません。SCP-2804による異常な産物はSCP-2804-Aと指定されます。

SCP-2804-Bはおよそ東34°北の方角に向けて、1日に3.4メートル、1年で1.25キロメートル移動する仮想的な点です。SCP-2804-Bが通過する全ての建物はSCP-2804の影響を受けます。発生して以降のSCP-2804-Bがこの速度を維持していると仮定すると、その起源はサウスカロライナ州████████のダイソン通り████番地に位置づけることが可能です。ダイソン通り████番地には、█████████建設会社の所有者であるPoI-2804-1、フロイド・“フライ”・ウィテカーの住居が存在します。

補遺2804-1: SCP-2804-Bに関して予測される出来事

日付 事象
2039/04/██ SCP-2804-Bはサウスカロライナ州██████に入り、この時点から2年間で最大24の建物に影響を与える。 SCP-2804-B経路上の建物の買い取りと解体は、期間中の記憶処理の適用よりも低コストだと見なされている。
2041/11/██ SCP-2804-Bはチャールストン市街地に入り、35年間にわたって毎年最大100の建物に影響を与え続ける。 封じ込めにはおそらく、大規模記憶処理、予備的な建物の破壊、地域経済操作によるチャールストンの一部の過疎化1などから複数の対応策が必要となると見られている。SCP-2804はKeterに昇格される。
2076/01/██ SCP-2804-Bは大西洋に抜ける。これ以降、建物が影響を受けることはない。 この期間中の封じ込めは容易であり、SCP-2804はEuclidに降格される。
2███/06/04 SCP-2804-Bは地理的な北極点に到達する。 これ以降のSCP-2804-Bの移動経路や活動は、存在するとしても不明である。
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SCP-2804-A1

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不活性状態のSCP-2804-A3

補遺2804-2: SCP-2804-Aの一覧

封じ込め以前には2実体のSCP-2804-Aが生成されました。生成条件が理解された後、実験目的でもう1実体が生成されました。敷地の制限を以前の実体と同様のものとしたとしても、同一の異常は生成されないようです。

SCP-2804-A1は[データ削除済]

SCP-2804-A2はサウスカロライナ州████████郊外の家から垂直に64メートル伸びています。その向きを除けば、その造りは通常のウッドデッキと同様のものです。SCP-2804-A2は標準破壊可能性ガイドラインにおいて「破壊不能」に分類されます。SCP-2804-A2に接触したいかなる固体物体も、直ちにその向きを地面に対して90°変更され、100万ニュートンを超える力でSCP-2804-A2に叩きつけられます。これは生物に対して常に致命的です。

不活性状態のSCP-2804-A3は、サウスカロライナ州█████ビーチに散らばる多数の木の板です。サウスカロライナ州████████に位置するSCP-2804の影響を受けたアパートの裏口から出た個人は、SCP-2804-A3の座標へ転送されます。生きた人間が接近すると、SCP-2804-A3の板は空中に浮かび階段を形作ります。対象が階段の頂上に達すると、階段の下部が解体されてさらに上へ続く階段へと組み直されます。対象が階段から落ちるとSCP-2804-A3は不活性状態に戻ります。

補遺2804-3: PoI-2804-1へのインタビューの抜粋。

ハモン博士: ウィテカーさん――

PoI-2804-1: <遮って> フライと呼んでくれても構わんよ。気にすんな。

ハモン博士: 分かりました。じゃあ、フライ。あなたは2016年12月10日の夕方2に何をしていたか覚えていますか?

PoI-2804-1: あー、4ヶ月も前か。今日の昼飯も碌に思い出せないって言うのにな。<笑い> 何かヒントをくれないか?

ハモン博士: 土曜日で、天気は……晴れでした。あなたは午後3:14にガソリンスタンドに寄り、6缶パックのビール数個とトルティーヤチップスを2袋買いました。

PoI-2804-1: そうだ、あいつらとカードで遊ぶ約束があったんだ。嫁が死んでからはいつものことだった3……ああ、あいつらは6時頃に集まってきて、何時間か戯言をくっちゃべって、ドンが大負けして、その夜の終わりには何人か酔っ払ってた。

ハモン博士: そうですか。奥様のことはお気の毒でした。その夜に何か目立ったことはありませんでしたか?

PoI-2804-1: ホワイティーとクラレンスが喧嘩してたな。クラレンスがホワイティーの右頬をひっぱたいて、ホワイティーはもう少しで顎の骨を折るところだった。あれ以来クラレンスはポーカーに呼ばれなくなったんだ。

ハモン博士: 分かりました。他には?

PoI-2804-1: そうだな……ふむ。ホワイティーを家に送り届けた後だと思うが、ウィルキンソンの家を通りかかって4、ガレージの扉に何かを書いた。もちろんチョークでだ。もう洗い流されてるだろう。それだけしか覚えてないな。

ハモン博士: ふむ。そして、ここにある文書を見ると、あなたは2004年にウィルキンソンの家で少し建築作業をしたそうですね。正しいですか?

PoI-2804-1: <頷く> あいつらを知ったのはそれが切っ掛けだ。事業を引き継いでから、あれが俺の最初のプロジェクトだった。

ハモン博士: あなたが作ったデッキが5月に撤去されていたことに気付きましたか?

PoI-2804-1: 何だって?

ハモン博士: ウィルキンソンはデッキを取り払ってテラスを作っていました。

PoI-2804-1: 俺は……ちょっと分からないところが…… <しかめ面>

ハモン博士: どこが理解できないのですか?

PoI-2804-1: うーん――その――あんたの言った全ての単語には何かの意味があるよな?少なくともほとんどは。だが組み合わせると…… <呟き声>

ハモン博士: どの単語が理解できないのですか?

PoI-2804-1: ええと、「デッキ」という単語だよ。つまり、俺が知ってるのは誰かを殴り倒したり <左手で誰かを殴る真似>、後はカードのデッキとかだが、その言葉がそれ以外に何を指してるのかは見当がつかんな。

ハモン博士: 家に繋がっていて、伝統的に木材やそれに似た素材で作られている屋外の足場。そういう意味での「デッキ」という概念に馴染みがないというのですか?あなたは沢山のデッキの設置を監督してきたはずです。それらを他にどのような言葉で呼んでいたのですか?

<20秒間、PoI-2804-1はハモン博士をぼんやり見つめる>

ハモン博士: ……面白いですね。まあ、あなたが何を作ったにせよ、ウィルキンソンはそれを撤去していました。そのことを知っていましたか?

PoI-2804-1: すまんな、ハモン博士。あんたの言ってることが理解できない。俺は卒中でも起こしたのかな?

ハモン博士: 卒中ではないでしょうね。心配しないでください。<メモ帳に45秒かけて記録する> 仮定の話ですが、誰かが家に何かを付け加えたかったとして、あなたの制作物の一つが邪魔になったとしたら、彼らはどうすべきでしょうか?

PoI-2804-1: うん、まあ……それは……確かに困ったことだな。<笑い> 彼らは変化を諦めるべきなんじゃないかと思うね。

ハモン博士: そうですか……では、半径5マイル内の全てを破壊し、誰かの家を完全に消滅させてしまうような何らかの自然災害が起きたとします。あなたの制作物には何が起きるでしょうか?

PoI-2804-1: 何でそれにそんなことが起きるんだ?

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