SCP-286-JP
評価: +18+x

アイテム番号: SCP-286-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-286-JP及び周辺の土地を財団フロント企業により買収、カバーストーリー「補強工事」の流布、配置した警備員による民間人の接近・SCP-286-JP内への侵入、電磁柵・超音波式害獣忌避装置の設置・忌避剤の散布により野生動物の侵入を防いで下さい。
追記:SCP-286-JP内部への殺虫剤の散布を、作業開始1時間以内に十分な食事を摂取させ、口枷を装着させたDクラス職員によって定期的に行って下さい。現在、SCP-286-JP内の実験は認められていません。

説明: SCP-286-JPは██県内の██山の中腹に位置する床面積約300 330m2の古民家です。外装・内装には経年劣化により著しい褪色・建材の劣化、各所の雨漏りが確認され、その他卓袱台、箪笥等の家具等も著しく劣化した状態で残存しています。これらの家具には異常性が確認されていません。
後述の異常性により畳、柱、屋根等、全体のサイズには拡大が確認されています1。その他経年劣化、サイズの変化以外の目立った変化は確認出来ず、全体的な間取りは発見当時から変わっていません。内部・外部の物理的損傷は即座に修復されます。
SCP-286-JP内部に存在する畳敷きの居間に人間・雑食性の鳥類や哺乳類等米を摂食可能な生物が侵入した場合、「苦痛を受けている様な」と称される女性の甲高い呻き声・泣き声と共に、卓袱台や箪笥上、床面・天井裏等確実に目視可能な位置に黒色の陶器製の丼(以下、SCP-286-JP-A)が出現します。複数人がSCP-286-JP内に侵入した場合、侵入した人数と同数のSCP-286-JP-Aが出現します。
SCP-286-JP-A内部には脱穀・炊飯された白米が、殆どの場合過剰な圧力を加えられた事によりほぼ餅状に押し固められた状態で詰め込まれ、頂点に朱塗りの箸(以下、SCP-286-JP-B)が突き刺さった状態で盛られています。
SCP-286-JP-Aの容量、盛られた米の総量は侵入した人物の体重に比例して増大します。確認される限り対象が完食不可能な量の米が盛られており、体重70kgの人物が侵入した場合、SCP-286-JP-Aの容量は約900ml、盛られた米の重量は約15kgです。
SCP-286-JP-Bは一般的な箸として使用可能ですが、折れる、先端を誤飲する等して破損した場合、変声期前の女性のものと予想される叫び声を約3秒間発しながら、即座に消失します。
 
SCP-286-JP-Aを目視した対象は、内部に盛られた米を食べたいという欲求が発生します。侵入時満腹である、消化器内に疾病を抱えている等、満足に食事が出来ない場合は欲求は弱まり、対象の意志によって拒否する事も可能です。
内部の米を僅かな量であっても一度摂食した場合、その時の状態に問わずSCP-286-JP-A内部に盛られた米を全て摂食したいという強い精神影響が発生、対象はSCP-286-JP-B、または素手等により激しい摂食を始め、反射的行為による嘔吐物・強引に摂食した米、接触中破損したSCP-286-JP-Bの誤飲による窒息・胃袋の破裂等による死亡事故が発生します。
精神影響下にある対象への強制的な物理的拘束・催眠性薬物等によりSCP-286-JP-A内容物の摂食を阻害した場合、対象が摂取したSCP-286-JP-A内容物は即座に消失、これにより逆流性食道炎、急性胃潰瘍等の症状が発生します。精神影響下にある対象が死亡した場合SCP-286-JP-A、並びに内容物は消失します。
SCP-286-JP-A内部の米の摂食により死亡した生物の体重に比例して、SCP-286-JPの床面積が増加します。SCP-286-JP-A内部の米を完食した場合何が発生するのかは、未だに確認されていません。

SCP-286-JPは199█年、4名の登山客がSCP-286-JP内に侵入、内1名が「友人が米を食べるのを止めてくれない」との通報を行った事から財団の興味を引き、警察内に潜入していた財団職員により、該当する登山客3名の死者、人間██体、鳥類████羽、その他雑食性の生物推定███体の白骨死体と共に発見されました。通報した登山客に対しては記憶処理、カバーストーリー「落下事故」が流布されました。

補遺: 発見当時からSCP-286-JPの底面積が微増し続けている事からマイクロカメラによる監視調査を行った結果、内部に侵入した昆虫・ダニ・ノミ類等にもSCP-286-JP-Aが発生、内容物を摂食している様子が確認され、殺虫剤の定期的な散布が決定されました。
補遺2: SCP-286-JPの底面積の増加と合わせて、徐々にSCP-286-JP全体が麓へと下降している事が確認されました。安定した収容を維持する為、SCP-286-JP内部の実験の禁止が認められました。

以下はSCP-286-JP内部に存在する書斎と思わしき部屋の机内に残されていた、関連性があると見られる文章です。

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