SCP-293-JP
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scp-293-JP-1

SCP-293-JP

scp-293-JP-2

SCP-293-JP-1(元エージェント・████)

アイテム番号: SCP-293-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-293-JPはサイト-81██の隔離された標準鳥類収容施設に収容します。SCP-293-JPから発生したSCP-293-JP-1は研究対象として必要最低限の個体のみ保護し、それ以外の個体は終了後焼却処分してください。保護対象の個体は各生物の適切な標準プロトコルに従い、個別に収容してください。SCP-293-JPおよびSCP-293-JP-1の収容室の窓はすべて封鎖し、収容室外からSCP-293-JPを視認することができないようにしてください。監視カメラを含むあらゆる撮影機材の収容室内への持ち込みは禁止されています。

説明: SCP-293-JPは1羽の雄のメンフクロウ(学名:Tyto alba)です。体長や生態、行動パターンなどは一般的なメンフクロウと変わりありませんが、老化の兆候を見せないという点でのみ差異があります。食事を与えないと衰弱したり、ケガなどは通常通りすることから、外的要因により死亡する可能性があることが示唆されています。

SCP-293-JPの特異性は、写真または動画などの記録媒体に撮影された場合に発生します。SCP-293-JPが映り込んだ写真または動画は、SCP-293-JP以外の物体がすべて除去され、代わりにSCP-293-JPを中心とした赤い円と、放射状の線が描画されます。(図参照)赤い円の直径はSCP-293-JPの画像中のサイズに比例する傾向があり、放射状の線の本数や太さは一定していません。背景は白である事例が最も多く確認されていますが、これらの発生パターンの詳細は未解明です。この効果は被写体がSCP-293-JPであることがある程度認識できる画像にのみ発生しますが、条件の詳細は未解明です。SCP-293-JPを認識できないほどの遠距離から撮影した場合や、解像度を極端に落とした場合、抜け落ちた羽や切除した肉片のみを撮影した場合、極度に拡大した場合などでは再現しないことが判明しています。SCP-293-JPの特異性は絵画では再現しませんが、モノクロ写真では再現します。背景の赤い円と線は、同様の色をモノクロ撮影した場合と似た色で描画されます。

またSCP-293-JPは直接接触した生物に特異性を伝染させる能力があります。伝染した対象はSCP-293-JP-1として分類します。SCP-293-JP-1はSCP-293-JPと同様に、写真や動画に映り込んだ場合にその他の物体を除去し、赤い円と放射状の線を背景に描画するようになります。人間に伝染した場合、身につけている衣服や物品は除去されない事例が多く確認されています。また車両などに乗っている場合に車両が除去されるかどうかは不定であり、除去の法則性は未解明です。SCP-293-JPの効果はSCP-293-JP-1から他の生物へ二次的には伝染しません。しかし影響は永続的であり、除去の試みは成功していません。

事案記録293-JP-2 - 日付20██/██/██

SCP-293-JP-1を用いた実験の最中に、財団職員6名が消失する事案が発生しました。複数のSCP-293-JP-1を同時に被写体とする写真を撮影する実験の開始直後、モニター越しまたはガラス越しに被写体を観察していた職員全員が、瞬間的に消失しました。実験に参加していた職員のうち、被験体を目視していなかった職員は影響を受けておらず、職員の消失以外の異常は発見されませんでした。撮影された写真は、赤い円がひとつと、円を中心とした放射状の線以外には何も映っていませんでした。

実験記録293-JP-21 - 日付20██/██/██

対象: GPSを装備したDクラス職員4名(D-293-JP-1、同-2、同-3、同-4)

実施方法: 2体のSCP-293-JP-1と目隠しをしたD-293-JP-3を同時に被写体とする動画をビデオカメラで撮影する。D-293-JP-1は撮影開始前から被写体を目視。D-293-JP-2は撮影開始から120秒後に被写体を目視。D-293-JP-4は撮影終了後に動画の内容を確認する。ビデオカメラの撮影開始と停止は遠隔操作により行い、上記以外の人物は撮影中に被写体を目視しないことを厳守する。

結果: D-293-JP-1は撮影開始と同時に消失。120秒後、D-293-JP-2も被写体の目視と同時に消失。両者ともGPSの信号は途絶しており、追跡不能。被写体であるD-293-JP-3は影響を受けなかった。動画撮影は█分間継続。

分析: 実験においてD-293-JP-1および同-2の消失以外の異常は発見されなかった。D-293-JP-4による確認の結果、動画に異常性がないことが認められたため、研究員により動画の内容確認を実施。動画には事案293-JP-1と同様の画像と、音声のみが記録されていた。

動画ログ293-JP-21

付記: 画像は静止画のまま変化しないため、音声のみを書き起こす。

<録画開始>

D-293-JP-1: [悲鳴,12秒間継続]

[108秒間無音]

D-293-JP-2: [悲鳴]あつい[悲鳴,8秒間継続]

[以後録画終了まで無音]

<録画終了>

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