SCP-299-JP
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アイテム番号: SCP-299-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-299-JPは特殊内圧封じ込めシェルターに収容してください。収容室内には放射線防護処理済みの監視カメラと音声記録装置を設置し、常にSCP-299-JPの言動を監視してください。それらの記録は独立したハードウェアに保存し、閲覧のみを許可してください。
SCP-299-JPに対しては専門医による定期的な面談が実行されています。これは医療目的ではなく、あくまで研究目的であることに注意してください。SCP-299-JPの起爆的な現象はこれまで観察されていませんが、SCP-299-JPが起爆した場合に備え、収容室外部は4重の対核設備で覆い、51基の圧力弁によって爆圧による施設への損害を可能な限り減らしてください。インタビューまたは実験は、これらの防護設備内に併設された各個室にて行ってください。

SCP-299-JPが何らかの情報に接触することを防止するために、実験またはインタビュー時にはSCP-299-JPは必ず拘束し、随行職員の装備に何らかの情報デバイスが含まれないようにしてください。その間の随行職員の相互連絡は必ず口頭もしくはSCP-299-JPから5m離れた位置での筆談にて行ってください。

SCP-299-JPの制御実験が現在継続されています。

説明: SCP-299-JPは頭部がスーツケース型核兵器へと置き換わっている、紺色のスーツを着用した姿の成人男性です。実際の年齢は判明していませんが、事前情報から頭部のスーツケース型核兵器は████年に███から紛失したものである事が判明しています。またSCP-299-JPの言動や知識、行動様式から類推した場合、SCP-299-JPの発生は19██〜19██年の期間であったと思われます。

検査の結果SCP-299-JPの頭部の核兵器は現在も起爆可能であり、その際発生する熱量と放射線量についても当時の資料から確認される数値から変化していません。SCP-299-JPに対する物理的干渉は即時のSCP-299-JPの復元に繋がり、そのために頭部の核兵器の取り外しあるいは起爆能力の無効化にはこれまで成功していません。
頭部の核兵器に対する観測装置または制御装置の取り付けは、SCP-299-JPの手による機器の破壊という結果に終わっています。

SCP-299-JPは収容に協力的ですが情緒不安定または統合失調の傾向があり、しばしば鬱症状またはPTSD症状を発症します。SCP-299-JPが頭部の核兵器を起爆する能力を有するかどうかは不明です。しかし上記症状の発症時には収容または財団に対し極端に否定的な態度を見せ、暴力行為に及ぶ例も報告されています。
SCP-299-JPは殆ど内臓を持たず、その肉体は骨格と筋肉と皮膚と循環器系で構成されています。食事や睡眠等の生理学的に必須な活動を必要とせず、循環器系の存在にも関わらず代謝も行っていません。

SCP-299-JPは頭部の核兵器の金属部品を振動させる事によって、英語またはロシア語での発話を行う事が可能です。会話に於いてSCP-299-JPは自身を[削除済]の潜入工作員██████ ████████████であると主張しました。同名の人物は[削除済]の公式記録によると19██年にモンゴルの[編集済]にて死亡しています。

SCP-299-JPは端末への物理的接触によって、任意での端末内部の記録、更にその記録と関連付けられた記録を閲覧し、頭部の核兵器の起爆モジュールの一部である電子制御チップの記憶容量へとダウンロードする事が可能です。本性質による閲覧またはダウンロード中はデータへのアクセスが切断され、これまでの実験では再接続には成功していません。また、当時の核兵器の紛失記録によると、ダウンロード先の電子制御チップには本来保存のための記憶容量は存在していません。
ダウンロードされたデータはSCP-299-JPに対して閲覧を要請することによって閲覧する事が可能です。その際にはSCP-299-JPの記憶容量に対して、特定のURLを用いた限定的なアクセスが可能となります。しかし多くの場合でそれらのデータは破損、改竄されています。

補遺1: SCP-299-JPインタビュー記録299-58

対象: SCP-299-JP

インタビュアー: ███博士

注記: SCP-299-JPには拘束着を着用させている。SCP-299-JPが使用する独特な発話法による音声を鮮明に記録するため、専用の録音機材を用い、インタビュアーは筆談によってSCP-299-JPに対し質問を行う。

<記録開始>

███博士: 昨日はあれからどうでしたか?

SCP-299-JP: はい、懲罰室にて反省を・・・彼には、すまなかったとお伝えください。彼の顎を引き千切るつもりなんて・・・

███博士: 今日は大丈夫ですか?

SCP-299-JP: はい、もう大分落ち着いて [甲高いノイズ] 失礼。もう大丈夫だと思います。はい、すいません・・・

40秒の間SCP-299-JPの様子を観察。SCP-299-JPは前屈みになり鎮静していた。

███博士: 始めます。昨日の質問を少し変えましょう。いいですか?

SCP-299-JP: はい、大丈夫です。

███博士: 我々はあなたに我々の素性を明かしていません。にも関わらず通常時収容に協力的な理由は?

SCP-299-JP: それは [甲高い金属音] 忠誠のためです。私は、人類のためになるように、と作られ・・・ああ、いえ、育てられ──いえ、やっぱり作られたのです。同志のために、私は存在するのだと。

███博士: あなたはどのようにして作られたのですか?

SCP-299-JP: 私は[削除済]の紛争孤児でしたから、色々と、教官たちから教わる必要がありました。お金のために軍隊に入った私を、色々な人達が完成させてくれました。その内に働きと私の忠誠が認められて、諜報員としての訓練、機械として冷徹に任務をこなすための色々なテストをしました。そうやって・・・私はある種作られていったのだと思います。

███博士: あなたの頭部について、あなた自身は何をどこまで知っていますか?

SCP-299-JP: 私の、頭・・・? 頭? あなたは、私の頭がおかしいと?

███博士: そういう訳ではありません。あなたの頭部の核兵器の由来を知りたいだけです。

[28秒間沈黙]

SCP-299-JP: それは・・・そういう例えなのですか? 私は、私は、忠誠を、どこまでも尽くしてきました。世界中を飛び回って、命をかけて、溝の中を這い回るような汚い人殺しもやってきた。安い報酬、死んでも誰も悼まず誰も祈りを捧げない。でも私は仕方ないと思っていました。それが任務だったから。私の拠り所は忠誠だけだったから。

███博士が次の質問を記入中に、SCP-299-JPは体を揺すり始める。

SCP-299-JP: 祖国のためになれば。私の得た情報で戦争が回避出来れば。冷たき争いが核熱に覆われた終局に変化していくのを止められれば。それが私の望みだった、私の忠誠の元だった、子供の泣き声が頭にこびりついて、そう頭にこびりついて私の脳漿を引き裂くんです。だから、だから私は助けたいと思った。助けたい、と・・・思ったのに。

突如SCP-299-JPが拘束着を脱ぎ、███博士に掴み掛かる。保安要員がSCP-299-JPの鎮圧を開始する。

SCP-299-JP: [金属音]お前たちのせいだ! 全部お前たちのせいだ! こんなもの作りやがって! お前たちはただ黙って見てた[金属音]だけだったんだ! 私の心臓に銃弾が突き刺さった時も、私がたった一人戦の炎の境界線に立ち脅威を必死に押さえ付けていた時ですら、殆どの人間どもはそれを知りもしなかった! なのに、私の頭がおかしいだと!? 教えてやる。失ったのは私じゃない、お前ら人間どもだ!

███博士: インタビュー中止・・・は、早くそいつを連れ出してくれ。

[椅子が倒れる音]
[足音]
[甲高い金属音]

<記録終了>

終了報告書: SCP-299-JPは自身の爪を切って重ねたものを使用して拘束着を解錠し脱出したものと思われる。今後の実験またはインタビューでは、更なる拘束手段の実施を検討すべきと思われる。

補遺2: SCP-299-JPの性質による情報の破損と改竄についてのパターン観察実験が行われました。以下はSCP-299-JPに特定の文書の情報をダウンロードさせ、制限されたサーバーに於いてアップロードし閲覧したものを筆記にて記録し、再現したものです。

対象: ゲティスバーグ演説全訳文

内容: 五十と数年前、私たちの父祖は、この大陸に新たなる国家を打ち立てました。自由は全て解体され、死は炎の下に平等であるとの神学的吐息が示すあらゆる地平の裾野 野 qqqqqqqqqqqqq
今私VBAは、たいへんなマーシャル・プランの渦中にあります。その国家が、あるいはそのような軍事的合理性,そのようなシベリアン・コントロール国家一般が永らえることができるかどうかの選択が必要なのはお前たちだ私が考える機械奇怪機会は奪われた。私たちはその戦争の激戦地に集っています。国家が生き長らえるためにこの地で命をなげうった人々の最後の安息の地安息だと?として、その戦場の一角を捧げるために何を捧げてくれるっていうんだ?集まりました。それは私たちにとって、全くもってふさわしく、また理にかなった行ない«««««««««««U-2 ざまあみろ俺が設計図をすり替えた奴らは墜ちた。
しかし、より大きなCCCH&NATOHHSSUEでは、私たちがこの土地を。この土地を聖別したり、に捧げたりすることはできません。この地で奮闘した««««««««<犬死»»»»»»»»»>、生きている血も戦死した骨も含め,すでにこの地はもう何の意味もない羅列が太陽に向けて前進する足下を。それに付け加えたり,差し引いたりすることは私たちの貧弱な力の及ぶところではないのです。             は世界の耳目を引くこともなく,やがて忘れ去られることでしょう。しかし,彼らがこの でなしたことは,永遠に世界の記憶に          嘘つきめ      この地で戦った人々がこれまで地べたを這う未完の仕事を完遂するために,私たち生きている者は,むしろ自らの身を俺が経験した地獄へと捧げるべきなのです。
私たちの前には大いなる起爆が残されています。そのために俺は私は作られ育てられ作られ育てられ作られ育てられたが最後まで完全に身を捧げた大偽のために、私たちも一層の献身をもってSS--—エスニック・クレンジングCCVこれらの戦死者たちの死を無駄にしな──この国に自由の新たなる  をもたらすこと、そして、爆弾の、爆弾による、爆弾のための戦争をこの地上から絶やさないことこそ、お前たちが俺を作った理由なんだ。

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