SCP-2990
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都会部で収容中のSCP-2990グループ

アイテム番号: SCP-2990

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 移動周辺部ベータ-Aは、1体または2体のSCP-2990の周囲に設けられます。3体以上のグループである場合は、移動周辺部ベータ-Cが設けられます。グループから20m以上離れたSCP-2990は、単独体として収容されます。SCP-2990を目撃した一般市民に対してはクラスC記憶処理が行われます。SCP-2990に暴露した総時間に依存して記憶処理の程度と種類は変更されます。

SCP-2990が居住地域へ移動した場合、特別機動部隊Pi-1『都会人』が居住地域全体にエアロゾルクラス-S記憶処理を施すために派遣されます。実例が2週間以上居住地域の内部に留まった場合、監視を目的とした職員の一時的な配置が認可されます(事件処理手順-2990-Bを参照してください)職員の定住に合わせて、一般市民へのクラス-S記憶処理に対する解毒剤の投与も認可されます。

SCP-2990-Aは現在サイト-45保管庫において保管されています。現在、SCP-2990-Aの収容に対して追加の手順は必要ありません。

説明: SCP-2990は、複数体存在する、実体を持たない、宙を浮揚する人型の像です。すべてのSCP-2990は、直立した人間の男性の姿を取っています。それぞれのSCP-2990は、木材、大理石、コンクリート、ポリマーなどのさまざまな材料で構成されています。SCP-2990のグループは、互いに性質が同一か、少なくとも性質が近い素材で構成されたSCP-2990同士で集合する傾向があります。それぞれが完全に実体を持たず、接触することが不可能なため、実験によってSCP-2990が外見上と同じ素材から構成されているかを確認することはできません。

すべてのSCP-2990は、真空中の物体と同様の動きをして、摩擦の影響を受けません。しかし、すべてのSCP-2990は地球の自転と公転に従って動いているように見えます。SCP-2990の軌道に重力が影響を及ぼし得るのか、あるいはそれぞれのSCP-2990が意図的に地球の軌道に従っているのか、現在の時点では不確定です。現在は47体のSCP-2990が記録されていますが、その内の5体は単独でいるか、即時の調査が不可能な地下空間に存在しています。時折、SCP-2990は、未知の手段によって浮揚の方向と速度を変更します。概して変化は小規模で、これらの変化が物理的物質に対して影響を与えることはありません。SCP-2990もまた、あらゆる種類の物質中を抵抗を受けず移動することができます。SCP-2990との接触による副作用はこれまで発見されたことはありません。

SCP-2990が取る行動には一定の傾向が存在しますが、知覚力や思考力を有しているかについては現状未判明です。

  • SCP-2990は一般的に地球と比較して1時間につき1~5kmの速度で動きます。過去に記録された最高速度は87km/hです。
  • SCP-2990は地中や大気圏中を移動することが可能で、12のSCP-2990実例が実際にそうした空間を移動したと記録されています。
  • SCP-2990は、人類の居住地域(例として都市や町)を避け、自然的な環境に留まる傾向があります。

補遺2990-A: 事件2990-2の後処理の際、エージェント█████がポリマー製(外見上は顆粒のテレフタル酸ポリエチレン(PET)で構成された)のSCP-2990の近接写真を提出しました。研究者は写真から小さく彫り込まれた文章を発見し、後にそれは2つの段落を形成していることが判明しました。

Тем, кого мы освободили здесь, я молюсь о вас.
Идите и узрейте новый мир, нетронутый властью
我らによって解き放たれた君たちへ、祈りを捧げよう。
力の軛から逃れ、新世界へ旅立つのだ。-Надежда(希望)

私の世界は壊れてしまった。こちらの如く、より悪しく。今やあの世界には砕けた氷しかない。王は私たちの血を求めている。
私は一族の民と共にここへ来た。彼らは無事だろうか。私たちは辿り着けただろうか。私自身と後に続く全ての者たちの無事を願う。-Марлен(Marlen)


事件記録 2990-1:2003年██月█日、ロシアのコヴァレフスキー森林において複数のSCP-2990の出現が報告されました。現地諜報員はこの地域から、一体の静止したSCP-2990(これをSCP-2990-Aと呼称する)と見られる物体を発見しました。その場にいた全てのエージェントは、SCP-2990-Aが驚きの表情を浮かべた状態で地面に落下したと説明しました。SCP-2990-Aはそれにより実体を得て、サイト-45へ移送されました。研究者は、SCP-2990-Aの全体がコンクリートとアルミニウムの鉱滓から構成されていることを確認しました。その他の異常な特性に関する実験も実行中です。
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