SCP-3008
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アイテム番号: SCP-3008

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3008を内包する大型ショッピングセンターは財団によって買収され、サイト-██に改装されています。サイト-██へ到着、または通過する全ての公共道路には迂回措置が施されています。

SCP-3008の入口は常時監視します。上級研究員の承認を得て行われる実験以外では、何者もSCP-3008への入場を許可されません。

SCP-3008を退出した人間は拘留し、聞き取り調査をしてから記憶処理を行います。SCP-3008内への滞在期間に応じて、解放前にカバーストーリーの用意が必要となる場合もあります。

SCP-3008を退出したそれ以外の全ての実体は終了されます。

説明: SCP-3008は、かつて著名な家具量販店、イケア(IKEA)が自社チェーン店舗として所有していた大規模小売店です。SCP-3008に正面入口から入場し、ドア地点からの視界を外れた人物はSCP-3008-1へ転移します。この移動は通常、犠牲者の知覚範囲内では何ら変化が発生していないため、意識されることはありません。犠牲者は一般的に、入口へ戻ろうとした時点で初めて異常事態に気付くことになります。

SCP-3008-1はイケア系列のチェーン店の内装に似た空間であり、小売店舗の寸法に物理的に収まり得る範囲を遥かに超えて拡張しています。現在の測定では少なくとも10km2の面積があると示されており、視認可能な外部境界線はどの方角にも検出されません。 レーザー距離計を用いた際の決定的でない結果から、この空間は無限に広がっているという仮説が立てられています。

SCP-3008-1には、収容以前に内部に囚われた総数不明の民間人が居住しています。収集されたデータは、彼らがSCP-3008-1内において初歩的な文明を築き、SCP-3008-2に対する防衛を目的とした居留地と要塞の建設を行っていることを示唆しています。

SCP-3008-2は、SCP-3008-1の内部に存在するヒト型実体群です。表面的には人間に似ている一方で、SCP-3008-2個体の身体的な比率は極度に強調されて不自然であり、しばしば背が低すぎるか高すぎるものとして描写されます。SCP-3008-2個体には顔の特徴が無く、全ての観測されたケースにおいて、イケア従業員の制服と一致する黄色のシャツと青のズボンを着用しています。

SCP-3008-1では、空間内に存在する頭上照明がオリジナルの小売店の開店/閉店時刻に合わせて点灯/消灯されることによって、基本的な昼夜サイクルが成立しています。“夜間”のSCP-3008-2個体は、SCP-3008-1内にいる他全ての生物に対して暴力的な行動を取り始めます。これらの暴力行為にあたり、SCP-3008-2個体は英語で、典型的には「当店は現在閉店しております、建物から退出してください」という趣旨の様々なフレーズを発声する様子が観察されています。“日中”になるとSCP-3008-2個体は即座に大人しくなり、一見したところ無作為にSCP-3008-1を徘徊し始めます。この状態のSCP-3008-2個体は質問その他の言葉による呼びかけには応答しませんが、攻撃を受けると暴力的反応を返します。

SCP-3008-1には1ヶ所以上の出口が存在することが判明していますが、それらの出口は空間的に固定されていないらしく、一旦SCP-3008-1の中に入ると脱出は困難です。正面入口以外のドアを抜けて建物に入る、もしくは小売店舗の壁を破壊して侵入するなどの行為は、オリジナル店舗の異常性を持たない内部へ繋がります。

収容の開始以来、14名の人物がSCP-3008を脱出しています。包括的な聞き込み調査の後、全ての人物は記憶処理を施されて解放されました。

事案3008-1: 200█/██/██の00:37、1名の人間男性がSCP-3008を退出し、10秒後にそれを追って1体のSCP-3008-2個体が出現しました。SCP-3008-2は男性を捕らえて殺害した後、対応した武装職員によって終了されました。この事案は、SCP-3008-2個体がSCP-3008から退出するのが確認された唯一の事例です。当該個体の死骸には完全な剖検が行われました — 詳細は3008-2剖検ログを参照してください。

殺害された男性は、彼がSCP-3008-1で過ごした時期を記録したと思われるイケアブランドの日記帳を所持していました。内容は以下で逐語的に転写されています。

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