SCP-301-JP
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SCP-301-JP-α敷地内に設置された千本鳥居

アイテム番号:SCP-301-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-301-JP-αを含む丘陵地帯の周囲5mは封鎖され、監視カメラによって常に監視されます。許可を得た職員及びEクラスエージェント以外の立ち入りは許可されません。民間人が何らかの手段で丘陵地帯に侵入し、SCP-301-JP-0となった恐れがある場合、確保してサイト8141に輸送します。民間においてSCP-301-JP-1と疑われる出生が確認された場合、死産を偽って回収しサイト8141に収容。研究を行います。その際多胎児を含む兄弟の存在が確認されれば、同様に確保、収容を行って下さい。

説明: SCP-301-JPは山梨県██市にある██神社(SCP-301-JP-αと呼称)の敷地内で特定の行動を取ったホモ・サピエンスに起こる生殖能力の異常です。SCP-301-JP-αの敷地内にある鳥居の下を通過後、拝殿と呼ばれる礼拝所で一般的な神道の"参拝"儀式を行うと感染が完了します。

SCP-301-JPに感染した個体(SCP-301-JP-0と呼称)が生殖に関与する(つまり精子あるいは卵子の提供者となる)と、発生した嬰児はおよそ45%の確率で発症群(SCP-301-JP-1と呼称)に分類され、出生直後から以下のような症状を呈します。

  • 精神発達遅延
  • 顔面に生じる重度の瘢痕
  • 体毛の著しい減少/増加
  • 色素の欠損/減少/増加
  • 四肢の部分・完全な欠損/増加
  • 視覚・嗅覚・聴覚の消失、または関係する器官の欠損/増加
  • 生殖機能、または関係する器官の欠損/増加
  • ホモ・サピエンスのものではない器官の発生

観測される症状はこれらを複数組み合わせたケースも見られますが、多くは単独の症状です。これらの症状はいずれもSCP-301-JP-1にとって致命的ではなく、個々の障害による二次的な疾病に見舞われない限り、通常のホモサピエンスと同程度の寿命を持つことがわかっています。またSCP-301-JP-1は多胎児である可能性が有意に高いことが判明しています。しかし、SCP-301-JP-1と共に生まれた胎児が全て発症群に分類されるわけではありません。

SCP-301-JPは1945年に財団が日本の国勢調査データを解析した際、周辺地域の障害児童発生確率の異常な高さから注目され、SCPオブジェクトとして分類されました。██神社は子孫繁栄及び安産を司る白山比咩神(しらやまひめのかみ)を祀る宗教施設として14世紀に建築されたものです。SCP-301-JP-αは1945年当時まで一般的な神道に属する神社として信仰を集めており、近隣には障害児にまつわる民間伝承の類も見られません。この事実はSCP-301-JPの高い発症率に矛盾し、そのためSCP-301-JPは少なくとも20世紀に入ってから発生したものと思われます。20世紀初頭の殆どの期間においてSCP-301-JP-α周辺地域は医療管理体制が未整備であったため、SCP-301-JPの発生時期を特定するための資料は殆ど現存していません。

封じ込めのため、SCP-301-JP-αで神職を務める███氏の一族がEクラスエージェントとして雇用されることになっています。彼らの任務はSCP-301-JP-αの管理、及び土砂崩れの危険による周辺地域の封鎖というカバーストーリーの流布です。

メモ:SCP-301-JPの発生以降、出生したであろう多数の障害嬰児の行方が定かになっていません。政治的事情から資料の多くが失われているか、そもそも記録されていないという状況です。 - アンドリュー博士

補遺301-A: 財団の初期調査では注目されませんでしたが、SCP-301-JP-1の持つ特徴として出生時に毛髪・歯が生えそろっている確率の高さが指摘されています。一般的に奇形とは見なされないこれらの症状ですが、文化によっては差別や迫害の対象になる、または反対に吉兆として扱われるケースが見られます。SCP-301-JP-α周辺の風俗においてこのような嬰児は前者の扱いを受けていたことがわかっています。

補遺301-B: 補遺301-Aの事実が判明した後、SCP-301-JP-α周辺地域の新生児に関する文化の下、吉兆とされるものと凶兆とされるものについてSCP-301-JP-1の記録を整備。結果として吉兆とされる新生児の特徴は一つとして確認されないことがわかりました。

メモ:SCP-301-JPは文化的背景から選別された症状を引き起こす現象であり、従ってその発生は自然現象ではなく何らかの人為的な目的に基いているものと思われます。どのような個人あるいは団体の意図によるものか、調査を継続して下さい。- 日本支部理事-██

補遺301-C: SCP-301-JP-α本殿の調査はオブジェクトの宗教的性質から控えられていましたが、200█年█月に資料の不足を補うため実行が決定されました。その結果次の文章が記された書面を発見。文章には第三者の手による改ざんが行われた形跡があり、SCP-301-JPの影響を拡散する可能性が指摘されたため、コピーが作成され元の場所に戻されました。

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