SCP-302-JP
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アイテム番号: SCP-302-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-302-JPは、サイト8181に設けられている1.5×1.5×1.5m、厚さ30cmのコンクリートガラスのコンテナの中に収容されています。また、コンテナ内部の温度・湿度は一定に保たれるようにされています。

SCP-302-JPを保存するコンテナは腐食性の液体による破損を起こすため、定期的に入れ替えてください。また、SCP-302-JPの移し替えは、機械類を利用して行い、必ず人が触れないようにしてください。

説明: SCP-302-JPは80cm×50cmの、田園風景の描かれた油絵です。また、裏側には、『「無題 脂絵」 作:ミスター・おえかき』と書かれています1。19██/██/██、三重県████にて発見されました。現場は当時無人の廃墟でした。

SCP-302-JPは現在1128kg1371kgの質量を持ちます。

SCP-302-JPのキャンバスに物理的に接触した人間は、その瞬間に消滅します(この際、身に着けていたものも同様に扱われます)。このプロセスは今のところどのような撮影機器でも記録することに成功していません。また、この現象が起きると同時に、絵画は一筆ぶん描き足され、消滅した人間の体重と同じ質量が絵画の質量に足されます(この現象は、人間以外の生物や、無生物(人間の死体を含む)によって起こされることはありませんでした)。

分析の結果、絵画に使われている絵の具は人間の脂肪と同じ成分であることがわかりました。顔料の成分は現在分かっていません。

実験記録302-JP-2 - 日付████/██/██

対象: D-302-1
実施方法: 軍手をした状態の手で額縁→キャンバス面の順に触れる
結果: キャンバス面に触れるのと同時にD-302-1の消滅を確認
分析: 軍手も体の一部と言う扱いなのかな- 針山博士

実験記録302-JP-3 - 日付████/██/██

対象:D-302-2(彼には右腕のひじから先が無く、義手をしています)
実施方法:義手で額縁→キャンバス面の順に触れる。
結果:キャンバス面に触れるのと同時にD-302-2の消滅を確認。
分析:義手も軍手と同じ扱いらしい。基準はなんだろうか- 針山博士

実験記録302-JP-4 - 日付████/██/██

対象: D-302-3
実施方法: 靴を履いた足で額縁→キャンバス面の順に触れる。また、D-302-3には通信機器とライト、GPS発信機を持たせる。
結果: キャンバス面に触れるのと同時にD-302-3の消滅を確認。通信機器・発信機は機能せず。
分析: この分だと衣服越しでも駄目だね。通信機は・・・まあ、期待してはなかったよ- 針山博士

実験記録302-JP-5 - 日付████/██/██

対象: D-302-4
実施方法: 市販の玩具のマジック・ハンドで額縁→キャンバス面の順に触れる。
結果: 何も起こらなかった。
分析: 身に着けるものでなければいいらしい。- 針山博士

実験の結果、SCP-302-JPの特異性は、触覚をきっかけに作用する一種の認識災害であると判断されました。

補遺: 20██/██/██、SCP-302-JPを収容していたコンテナが著しく破損する事案が発生。調査の結果、内部に発生した腐食性の液体が壁面・床面を腐食させたことが原因とみられます。なお、この液体は分析の結果人間の胃液と同じ成分であることが確認されました(しかし、腐食性は人間の胃液よりも非常に高いです)。以降、SCP-302-JPは常時腐食液を発生させています。SCP-302-JPを保管するコンテナは定期的に入れ替えるようにしてください。

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