SCP-3020
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アイテム番号: SCP-3020

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3020に冒されたことが判明した人間はエリア-39, -42, -94, 102, -129において隔離されます。感染者は標準非異常人間用セルに入れられ、SCP-3020の症状を和らげるためのあらゆる試みがなされます。これには1日に2回L-DOPAを腎臓へ注入することも含みます。

SCP-3020のサンプルは前述のエリアにおいてBSL-4下でのみ研究されます。人間とSCP-3020サンプルの接触は禁止されています。その代わり、すべての実験は機械的電機子を使用して行います。SCP-3020と接触した電機子は確実にすべてのSCP-3020細胞と卵を根絶するため、摂氏400℃まで加熱されます。

説明: SCP-3020は未知の属種の微生物であり、体長は1マイクロン未満です。SCP-3020は Rabies lyssavirus ウイルスと最も近い関係にあると考えられていましたが、観察の結果、財団はSCP-3020が実際にはウイルスに似た寄生生物であると考えています。

SCP-3020は血液脳関門を通過するほどに十分小さく、人間にのみ症状を表し、また人間のみがSCP-3020の感染媒体となります。SCP-3020に感染した人間は大鬱病性障害に似た症状を見せ始めます。SCP-3020は不治ですが、初期段階におけるL-DOPA注入によって治療可能です。

SCP-3020はドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆物質であるL-DOPA化学物質を餌とすることで動きます。これにより人体において深刻なドーパミン欠乏が発生し、鬱の症状に加えてパーキンソン病に似た症状を引き起こします。L-DOPAがアドレナリンの合成に不可欠であるという事実のため、SCP-3020への感染は闘争・逃走反応を失います。

SCP-3020は感染者の汗や涙に卵を植え付けることで広がります。身体的接触はSCP-3020に関連する症状をやや軽減しますが、もし接触される側が適切に保護されていなければ深刻な感染リスクとなります。

SCP-3020の卵は人体外の非常に厳しい環境下でも生存が可能であり、最低で摂氏-30度まで耐えられることが判明しています。多くのウイルスや寄生生物と同じく、SCP-3020は高熱により死亡します。SCP-3020は人体外において無期限に生存することが可能なようです。

SCP-3020はドーパミン規制の原理により作用する従来の抗鬱剤や対精神病薬で治療することが不可能であり、これは体内のドーパミン欠乏のためです。

SCP-3020感染の症状は5つの段階に分類することができます:

ステージ 1: パラノイア。感染者は強烈なパラノイア妄想の発作に襲われ、特に感染者が関係していると認識するあらゆる人間から例外なく嫌われているという妄想を受けます。SCP-3020の感染者は関係する人間との接触を断つようになります。これにより感染の初期段階におけるSCP-3020の拡散は制限され、感染者の中に効果的な拡散ができるほどの十分なコロニーが形成されるまで繁殖することを可能とします。

ステージ 2: 恐怖。感染者のパラノイアが深刻になります。あらゆる人間から批判されることを恐れ、また感染者に関連しているすべての人間が自身の死を望んでいると信じるようになります。まるでお前がいなくなることで彼らの生活がより良いものになるかのように。だから、そうしろ。仕事に没頭しろ。感染者は自身を知るすべての人との接触を絶ちます。そしてお前は泣く。

この状況で鬱状態になった感染者はしばしば激しく震え、これは前述のドーパミン欠乏がパーキンソン病に似た症状を引き起こすためです。この段階での身体的接触は高確率でSCP-3020感染を起こし、特に皮膚や涙に接触した場合はそうなります。

ステージ 3: 激怒。ドーパミン欠乏のため、激昂するなどの否定的な感情反応がより普通になります。SCP-3020により起こされる激昂は、しばしば感染者の社会や家族間での関係をさらに断つことになります。

この段階の感染者はしばしば自殺を熟考するようになりますが、この段階で自殺を行なう感染者は42%に過ぎません。この時点で、L-DOPA付与による治療は効果がなくなり、感染者は四肢感覚の欠乏を報告しはじめます。

ステージ 4: 麻痺。感染者は四肢を動かすことができますが、触覚や痛覚を感じなくなります。これは一部は精神状態に起因しますが、激しい震えにより四肢への血流が不足するためであると考えられています。加えて、感染者は味覚や嗅覚の欠如を報告します。この現象と絶え間ない鼻風邪が比較されています。

感染者はしばしば、数日とはいかないにせよ数時間連続して座ったままでいることがあります。これはSCP-3020が体内で増殖しているためです。SCP-3020は感染者が覚醒しているものの動かないでいるとき、最も効果的に増殖するようです。

ステージ 5: 感染末期。感染者の55%から72%がこの段階で自殺を試み、しばしば極度の震えのために動くことができません。感染者は多くの場合に死ぬことや殺されることを懇願します。この時点において、感染者との身体的接触はSCP-3020の症状を最も大きく緩和しますが、最も高い感染リスクともなります。感染者の死に続き、SCP-3020の卵があらゆる体液や組織に出現し、感染リスクを著しく高めます。

補遺: このファイルの原著者であるローレンス・パッカード博士はエリア-39における収容違反の際、不注意にもSCP-3020に曝露しました。現時点で、パッカード博士は依然として財団雇用下にありますが、隔離されています。

パッカード博士は他の仕事を続けることを許可されていますが、SCP-3020の収容ファイルに対する全アクセスは拒否されます。

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