SCP-3023
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既知のSCP-3023事案発生地点は赤で強調表示されています。

アイテム番号: SCP-3023

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3023の影響地域内における通話とインターネット通信は、SCP-3023活動に関連した事象への言及を密接に監視する必要があります。SCP-3023活動が確認された場合は、機動部隊アルファ-21(“ジュリアの天使たち”)を現場へ即時派遣しなければいけません。

MTF アルファ-21は活性化したSCP-3023-A個体を発見し、対象を処分するための適切な手段を策定し、処分を実行する任務を負っています。SCP-3023-A個体を終了する最も安全な手段は通常爆発物を介したものであるため、結果として発生する損害や死傷者については、事前に適切なカバーストーリーを用意しておく必要があります。従来の戦術では不十分と判明した場合、MTF アルファ-21はドイツ空軍に連絡を取って支援を要請します。

SCP-3023-Bは、サイト-06-2の強化されたヒト型生物収容ユニットに収容されます。対象は異常行動の兆候が無いかを常に監視しなければいけません。SCP-3023の影響領域内における全ての監視映像は、SCP-3023-Bの観測された異常特性と一致する活動が映っていないかを監視する必要があります。

説明: SCP-3023は、ある物体が人間の存在下において唐突にクモのような形状に変形し、運動能力を獲得する現象です。現在までのところ、SCP-3023はドイツ中部の明確に定義された一地域でのみ発生しています(地図を参照)。発生に至る基準は不定であり、発生間隔は平均2ヶ月です。SCP-3023によって影響された物体はSCP-3023-Aと総称されます。

SCP-3023-Aの行動は予測困難であり、一般的には無作為に周囲を移動しつつ、脚とハサミを使って接触したあらゆる存在に攻撃を加えます。SCP-3023-Aが示す速度・耐久性・体力は、その構造と組成において可能な範囲を大幅に超えたものです。対象の破壊・分解は異常特性を停止させるのに十分な効果を発揮します。

SCP-3023が発生するメカニズムは不明確です。

以下はSCP-3023-A個体の抜粋リストです。
指定 説明 履歴 注記
A1 野球ボール。裂けて、中央胴体を取り巻く8本の尖った脚部が形成された。 証言によると、SCP-3023-A1は投球半ばで活性化した。キャッチャーミットに命中した後、SCP-3023-A1はキャッチャーに致命傷を負わせ、民間人に破壊されるまで84分間にわたってフィールド上に留まった。 最初に記録されたSCP-3023-A個体。当初は超常現象に指定されていた。
A4 金属製の折り畳み椅子。脚その他の管状構造が脚部として機能し、座面と背もたれが中央胴体の役割を果たした。 オフィルビルの廃墟において、数名の都市探検家の存在下で活動を開始。SCP-3023-Aが探検家2名を殺害する様子が数秒間の映像に記録された。 その行動をカメラに捉えられた最初のSCP-3023-A個体。
A6 電話機。正確な外形は不明。 当該物品の詳細な説明を提供できる生きた目撃者はいなかった。4時間が経過し、財団側に2名の死亡者が出た後、MTF アルファ-21はSCP-3023-A6を遠隔から爆破処分した。 補遺3023-Aを参照。
A13 イブプロフェンを含有するゼラチンカプセル。当該物品は構造上の整合性を維持しつつ、単純にクモ型の形状に変化したように見受けられる。 SCP-3023-A13の唯一の犠牲者に及んでいた損傷は、この個体が犠牲者の喉の内側で活性化した後、脊髄を突き抜けて脱出し、対象を死に至らしめたことを示唆している。死亡当時の対象は一人きりだったため、SCP-3023-A13が発見されたのは4時間後だった。 記録上最小のSCP-3023-A個体。活性化から破壊まで最も長く生き延びた。
A15 メルセデス・ベンツGLS550 SUV。車両の前部と後部はそれぞれ別個に頭胸部と腹部を形作り、脚部は変形した車両パーツから形成された。 SCP-3023-A15は時速72kmで走行しながら活性化し、変形後もこの速度を維持する能力を示した。車両の乗員は変形中に死亡したと考えられる。SCP-3023-A15の行動と、結果としての自動車事故によって、41名の死者が報告された。 現時点で最大級のSCP-3023-A個体。財団施設に最も近い位置で出現したSCP-3023-A個体でもある(250m)。MTF アルファ-21には適切に対象を収容する能力が無いと明らかになった後、SCP-3023-A15は空爆によって破壊された。
A19 人間の死体。骨格系が根本的に再編成され、骨で形成される4本の付加的な“脚”が腹部から突出した。 SCP-3023-A19は道端で発見された後、地元警察署での初期調査中に活性化し、6名の死者を出した。民間人が救急車で当該個体を轢き、一時的な無力化に成功した。 生きているか否かに関係なく、有機物に直接影響を及ぼした最初のSCP-3023-A個体。問題の死体は活性化までに身元を特定されていなかった。採取された遺伝物質と一致する人物は発見されなかった。死因は明確になっていない。

補遺3023-A: SCP-3023-A6が活性化する1日前の監視映像は、ある人物が窓を割ってSCP-3023-A6があるオフィスの敷地内に侵入したことを示しました。この男性は問題の電話を手に取ると、自身の顎を膨張させ、水平に裂くように開きました。これに続いて4本の暗い色をした舌のような付属器官が口から延び、電話機を36秒間舐めまわしてから後退しました。口を閉じた後、人物は電話を所定の位置に戻し、施設を退出しました。

法医学的証拠から、映像の人物は地元のレストラン経営者、████・ザウアーであると決定的に特定されました。しかしながら、徹底的なザウアー氏の身体検査にも拘らず、監視映像に捉えられた出来事を説明できるような解剖学的異常は全く見出されていません。ザウアー氏は上記の出来事に関する記憶、SCP-3023への精通、観測された自身の特性についての知識を全て否定しています。

ザウアー氏が他のSCP-3023-A個体と接触したという証拠は無く、彼は拘留されてから全く異常な特性を示していません。ザウアー氏は暫定的にSCP-3023-Bに指定されています。

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