SCP-303-JP
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非活性化状態のSCP-303-JP

アイテム番号: SCP-303-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-303-JPは2m立方からなる鋼鉄製の金庫に収容されています。金庫は二重扉になっているものが使用され、扉は溶接されています。
SCP-303-JPは50cm立方からなる鋼鉄製の金庫に、2つに分けられ収容されます。SCP-303-JPを収容した金庫は、別々の金庫室に保管し、床にしっかりと固定してください。セキュリティレベルが2以下の職員には、現在SCP-303-JPが収容されている金庫室を二カ所とも把握することは禁じられています。

説明: SCP-303-JPはビスクドール用の義眼1対で、形状は楕円形のペーパーウェイトタイプです。強膜部分は大理石、虹彩部分に瞳孔は無く、最低でも3色が混ざり合ったような色をしていますが、全てガラスでできています。また、虹彩の色合いはSCP-303-JPが活性化する度に変わります。調査の結果、これらを構成する成分に、特別な成分は含まれていないことが判明しました。

SCP-303-JPは、それぞれの間隔が直線距離にして1m以下にある場合においてのみ、活性化します。活性化したSCP-303-JPは瞬時に融解し、白色の粘性の液体に変化します。
この状態となったSCP-303-JPは、密閉された空間からも抜け出すことができる特性を持ちます。オブジェクトの脱走を記録した映像には、液状と化したSCP-303-JPが収容されている金庫から沁みだしていく様子が記録されました。事件後、金庫の点検が行われましたが、穴などの存在は確認されませんでした。

液状化したSCP-303-JPは、最も近い位置にいる人間の体内に侵入し、眼窩内で再びグラスアイの形をとります。(以下、侵入された人間をSCP-303-JP-1と呼称)
SCP-303-JPは、SCP-303-JP-1がどのような大きさの眼窩を保有していても、ぴったりと当て嵌まる大きさのものに変化します。グラスアイの状態に戻った際に虹彩の色は変化し、この色はSCP-303-JP-1の瞳の色、髪の色、[データ削除済]の色に相当します。
SCP-303-JPが侵入した眼窩から眼球は消失し、SCP-303-JP-1は失明します。SCP-303-JPが眼球を吸収したという説もありますが、実際に瞼の下で何が起こっているのかを記録するという試みは全て失敗に終わっています。瞼を切除したDクラス職員を被験者とした実験も行われましたが、SCP-303-JPは被験者に反応を示さず、実験室の外で待機していた他のDクラス職員の眼窩に侵入しました。この条件による実験を行う事は、現在は禁止されています。

SCP-303-JPを“装着”した状態のSCP-303-JP-1は、「自分は人形である」と思い込むようになります。自発的な呼吸などは行いますが、両手足を投げ出し、自ら動く事を放棄します。こちらから何かを話しかければ反応は返ってきますが、幼児向けの会話機能を搭載した人形のように、一定の単語を繰り返すことしかできません。

SCP-303-JPは19██年、██県████市にある人形収集家の女性の家にて、女性の母親の眼窩に装着された状態で回収されました。本来の持ち主であった女性は既に死亡しており、眼窩は空洞になっていました。遺体は彼女の部屋のベッドに横になった状態で発見されましたが、枕元に置かれた食料・飲料に手が付けられた痕跡はありませんでした。検死の結果、死因は飢餓死と判断されました。
酷い衰弱状態だった母親は、回収後間もなく息を引き取りました。死亡が確認された直後、SCP-303-JPは液体に変化し、治療にあたっていた█████医師の眼窩に侵入しました。█████博士は、SCP-303-JPを隔離するため█████医師を[データ削除済]その後、貯蔵金庫室██に収容されました。

付録 SCP-303-JP-██:
以下、現在の収容プロトコルが適用される前に起きた事件により、SCP-303-JP-1となったD-████に試みた会話の記録になります。

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