SCP-3113
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アイテム番号: SCP-3113

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3113の所在に関する知識は、厳格な必要知原則に基づいて明かされます。SCP-3113の知識を持つ職員は問題の施設に配属されません。実験は遠隔から実施しなければならず、現場に立ち会った者は実験終了後の記憶処理が必要とされます。

SCP-3113は、高価値品や確立済の避難経路から離れた施設の一角にある、防音材を配備した特大のタイプ2運動災害キネトハザード収容チャンバーに保管されます。チャンバーの中身を“非常に苦痛ではあるが致命的ではない認識災害性インスタレーション・アート”であると描写する記録が、チャンバー内に立ち入ることへの興味を最小化するために偽造されました1

説明: SCP-3113は、その特異な異常性質を発現する直前まで、サイト-47聖遺物棟の構造および内容物の多くを構成していた物品・材質の集まりです。形成経緯とその後の実験のため、SCP-3113は主に瓦礫と金属製スクラップから成っています。

SCP-3113は人間が通過を意図する空間を占有できません。これまでの実験で、この特性が発現するのを回避する方法は見つかっていません。人間がSCP-3113実例によって既に占められている空間を通過しようと考えると、問題のSCP-3113実例は対象者の道筋から暴力的に(時速300~350kmで)飛び出していきます。この効果は、被験者が問題の領域に入る/占有することを意図しなくなるまで持続します。これにより、SCP-3113が人間の移動を妨げることは事実上防がれています。

SCP-3113は明らかに人間を負傷させることが不可能であり、移動中に他の人間と遭遇した場合は別方向へ飛んでいきます。しかしながら、活性化したSCP-3113による構造物へのダメージは、数名の直接的・間接的な死傷者が出る事態を招いています。

SCP-3113の安全な実験が困難であるため、活性化の正確なパラメータは幾分不明確です。地球上のあらゆる場所を旅すること・対象を保管している施設全体を移動することへの意図は効果を発現させないものの、その収容室に入る意図は活性化を招くことが判明しています。対象者と相対的に比較した場合のSCP-3113収容エリアの位置や、その他の既知のランドマークに関する知識を有していることが活性化の前提条件のようです。

SCP-3113の知識そのものは活性化への本質的影響を持ちません。大半の人物は立体物で占領されている空間領域に立ち入ることが可能だとは考えないため、SCP-3113は通常、その正確な位置を把握していない、または異常性質のことを把握している人間によって活性化されます。

SCP-3113の回収状況は、この異常性が、あるアーティファクトをサイト-47聖遺物棟から効率的に持ち出すための手段として実装されたことを示唆しています。異常性質をSCP-3113に付与した手法、その手法が再現可能かどうか、そして関与した人物(たち)の正体は全て不明です。

回収ログ: 2017年1月18日、サイト-47で以下の出来事が発生しました。

<14:16> 正体不明の人物、以下POI-3113-0が、未知の(恐らくカスタムメイド)銃器を持って施設周辺の外壁に接近する。対象は身長1.6mで、肌は全て着衣に覆われている。保安職員が派遣される。

<14:17> POI-3113-0は投降命令を無視する。保安職員が発砲。しかし、全ての弾丸は対象に命中する前にSCP-3113実例となって分散した。

<14:18> POI-3113-0は銃器で脅す身振りを行う。死傷者の数を最小限に絞るため、保安職員は降伏するように指示される。対象は並み足で(サイト-47聖遺物棟の)外壁に接近する。対応チームが派遣される(ETA: 14:23)。

<14:20> POI-3113-0が外壁に到達。数秒間の検査らしき仕草と内容不明の発声に続き、およそ3m×8mの壁の一角が影響を受け、施設内に向かって高速で発射される。分析は、発射された壁がカーネギー研究助手に跳ね返って主要保管エリアに命中し、施設に甚大なダメージを及ぼしたことを示唆している。高速で飛び散った破片により、4人の職員が死亡。POI-3113-0は施設に入場し、銃器でカーネギー研究助手を捕縛する。

<14:21> POI-3113-0とカーネギー研究助手の間で簡潔なやり取りが行われる — POI-3113-0は、AO-51160の保管場所を開示するように要求したと推測されている2。AO-51160の保管ユニットはSCP-3113に変換され、枠から高速排出される。ユニットは顕著な損傷を被り、中のAO-51160が取り出せる状態になる。

<14:22> POI-3113-0はAO-51160保管ユニットに接近し、当該アーティファクトを奪取する。対応チームが直後に到着する。POI-3113-0は対応チームに気付くと、施設の損壊した部分から走り去る。当時、対象が走り込んだエリアに機能している保安カメラは無かった。

<14:23> 対応チームがPOI-3113-0を追跡する。間もなく、対応チームはPOI-3113-0が見当たらないと報告。その後の調査でも、POI-3113-0の所在や脱出手段の特定には成功していない。

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