SCP-313-JP
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擬態中のSCP-313-JP

アイテム番号: SCP-313-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-313-JPはサイト-81██の低危険性生物飼育施設において昆虫用飼育ケージに入れられた状態で収容されます。施設内の温度、湿度は常に適切な数値に保ち、定期的な給餌を行ってください。SCP-313-JPの卵の口腔内への侵入を予防するため、飼育、実験などで職員がSCP-313-JPと接する際には衛生用マスクの着用が義務付けられます。SCP-313-JPの人体寄生の事例が報告された場合、財団エージェントを派遣しカバーストーリーの適用と関係者への記憶処理を行ってください。

説明: SCP-313-JPは日本の██地方を主な生息地とする、湿地性の水生カメムシ類と類似した生態を持つ未知の節足動物の一種です。成体は体長およそ8~15mmほどの丸みを帯びた薄い盾型の体形をしており、ケラチンから成る薄桃色の外骨格と3対6本の付属肢を有します。SCP-313-JPはその厚さ1mmに満たない体躯と細い脚部という外見に反し、非常に強い脚力を発揮することが可能です。

SCP-313-JPはヒトに寄生する人体寄生虫としての側面が知られており、植物の葉などに産み付けられたSCP-313-JPの卵が生野菜などを介して体内に侵入することで感染します。腸内で孵化したSCP-313-JPの幼生はリンパ管へ潜り込むと手足の末端にまで到達し、そこで爪母基に寄生し爪の生産能力を利用しながら自身の体を構築します。SCP-313-JPは1日におよそ0.05~0.08mmという緩やかな速度で成長しつつ通常の爪と同様に体外へ押し出され、7~8ヶ月間ほどで宿主の爪と完全に成り変わります。その外見は通常の爪とほとんど差異がなく、X線撮影などの詳細な検査なしに寄生を察知することは困難です。SCP-313-JPの経口感染の際には複数の卵を取り込んでいる場合が多く、ほぼすべての宿主には両手足のすべての指にSCP-313-JPの寄生が見られます。
寄生している間、SCP-313-JPは宿主から栄養を得ているため通常あらゆる活動の兆候を見せることはありません。しかし何らかの外的要因によってSCP-313-JPの体が損傷を受けた場合、SCP-313-JPはただちに活性化し活動を開始します。この活性化はほとんどの場合において爪切りを行おうとした宿主が先端付近にまで成長していたSCP-313-JPの外骨格を傷つけることで発生します。この際、宿主を同じくするすべてのSCP-313-JP個体が一斉に活動を開始することが知られていますが、どのような手段でこうした情報の共有が行われているかは判明していません。活性化したSCP-313-JP群は一様に宿主から離れようと試み、その強靭な脚力によって自身の体を指先から引き剥がします。SCP-313-JPの体は通常の爪と同じく角質によって固定されているため全個体の離脱が完了するまでに十数秒ほどの時間を要し、この過程は宿主に極めて強い苦痛をもたらします。

19██年にSCP-313-JPの存在が確認されて以降、現在までに████件に及ぶ人体寄生の症例が報告されており、財団による早急なSCP-313-JP全個体の駆除・収容を目標とした捕獲作業が行われています。

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