SCP-3130
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アイテム番号: SCP-3130

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: サイト-88の31階は現在、再建過程にあります。事案3130-Fに関与した全ての職員は、発見されるまでは失踪と見做されます。

説明: SCP-3130は本名を██████ ████████という21歳の女性です。SCP-3130は自身の周辺環境を認識しているようですが、初期回収以来、財団職員による質疑に反応しておらず、至近距離を越えた範囲では自分が何処にいるのかを理解できていません。SCP-3130は周辺物と相互作用できるにも拘らず、いかなる相互作用も財団職員と繋げて考えることができず、代わりにその他の様々な刺激に起因するものだと思い込んでいます。

SCP-3130がある課題を達成することを望む、もしくは自身が課題を達成したと心の底から思い込むと、半径30m以内に2体の実体(SCP-3130-1)が出現します。SCP-3130-1は現実改変を行う事によって、SCP-3130の課題または思い込みを実行に移します。これを達成した後、SCP-3130-1は24時間にわたってSCP-3130の近くに立ってから消失します。ごく稀な状況を除き、SCP-3130がこの2体と交流することはありません。SCP-3130-1と意思疎通を図る試みは失敗しています — 彼らは財団職員と交流せず、その存在を認知してもいません。SCP-3130による局所的現実改変が発生した際、影響領域外にあった物体や職員は、その後に影響領域に入場しても遡及的な改変効果を受けません。

SCP-3130は2015年4月12日、地方機動部隊352-ラメド(“スタンプ・ノッカーズ”)によってフロリダ州マディソンから回収されました。SCP-3130が以前に居住していた家は、対象以外には使用できない無計画な植物園へと再構築されていました。園の中心部からは1体の彫像が発見されました。一家の系図は、同日にSCP-3130の義父である███ █████████の失踪届が出されていることを示しています — この像はかつて█████████氏だった可能性が高いと思われます。SCP-3130はさほどの困難を伴うことなく財団の拘留下に置かれました。

補遺3130-A: 記録された出現リスト

日付 声明 出現
2015/06/21 「暫くここで休もうかしら。疲れたわ。ベッドに横になる」 SCP-3130-1は、SCP-3130の隣に、地面から2インチの高さで浮遊しているベッドを出現させた。SCP-3130はベッドに横たわると、その後の約492日間にわたって寝たきりの状態を保った。財団の拘留下で発生した最初のSCP-3130-1出現事例。
2015/06/24 「お庭が恋しい」 植物園がSCP-3130の収容室内に出現。
2015/07/01 「あの人がいなくて…寂しい、と思う。こんなこと思うべきじゃないけど、寂しい。あの人がここにいてくれたらいいのにな」 SCP-3130-1は、SCP-3130の家で発見されたものに似た彫像を運び出し、SCP-3130のベッドの横に配置する様子が観察された。
2015/09/04 「気持ち悪い。綺麗になりたい。私は綺麗」 SCP-3130-1はSCP-3130の身体を洗浄し始め、恐らくはプライバシーを保護するために、周囲にブラインドを出現させた。
2015/09/05 SCP-3130の発言は、息を吐きながら行われたため、内容が定かでない。 SCP-3130-1は収容室の大きさを10%増大させ、31階に軽微な損害を及ぼした。更なる情報は事案3130-Dを参照。
2015/12/25 「メリー・クリスマス、ママ。プレゼントあげる」 SCP-3130は他者にプレゼントを手渡すかのような動きを取った。SCP-3130-1は出現したが、いかなる行動も実行しなかった。
2016/01/01 「あけましておめでとう。乾杯しよ」 SCP-3130は瓶を呷るような動きを取った。SCP-3130-1は水入りのボトルを2本渡し、SCP-3130はそれを飲んだ。
2016/02/06 「友達が私の事を覚えていないといいんだけど」 収容以前のSCP-3130に関連する人物たちへの追跡インタビューにおいて、彼らは未だSCP-3130のことを記憶しており、2015/04/12に死亡して祖母が葬儀を執り行ったとして哀悼の意を示した。
2016/05/17 「暫くゲームをしてないわ。一試合しましょうよ」 SCP-3130とSCP-3130-1は石蹴り遊び、縄跳び、腕立て伏せなど数多くの活動に従事した。これは、SCP-3130がSCP-3130-1への直接的な認識を明らかにし、交流を行った最初の事例である。
2016/06/28 「私… もうこの庭の見た目は好きじゃない。ここは私の庭じゃない。私の物じゃないんだわ」 SCP-3130の収容室は、大きさの増大を除き、以前の状態に戻った。
2016/07/09 「ここは私の家じゃないと思う。もう一度家に帰りたい」 出現したSCP-3130-1は、SCP-3130を収容室外へ移動させるために異常能力を使おうとしたと思われる。しかしながら、SCP-3130収容室の50m先に低エネルギーの携帯型スクラントン現実錨があったため、SCP-3130とそのベッドは右に4m移動するのみに留まった。
2016/09/15 「疲れた、もう止めたい。もう終わらせてちょうだい」 SCP-3130-1は出現したが、いかなる行動も実行しなかった。

事案3130-F: 2016年10月20日、サイト-88で警報が作動しました。到着した職員は、31階にある半径50mの空間が瓦礫や破壊の痕跡を残さず消失しているのを発見しました。31階での勤務が報告されている職員は全員姿を消しており、発見の試みは成功していません。31階の非影響領域にいた職員は、警報が作動してSCP-3130と31階の大部分が消失する前に、SCP-3130と一致する声が「もうやめて」と叫ぶのを耳にしていました。2017年5月20日現在、SCP-3130、31階の大部分、および消失空間にいた職員らは未だ発見されていません。SCP-3130はNeutralizedに再分類されました。

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