SCP-3135
評価: +6+x

アイテム番号: SCP-3135

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3135-1が存在する洞窟の入口は電気柵で封鎖し、常に保安職員の警備下に置きます。SCP-3135-1に接近しようと試みる者は捕縛し、インタビューの後に適切な記憶処理を施します。

SCP-3135-2はサイト-22のヒト型生物収容チャンバーに収容し、栄養チャート3135-2-1に従って静脈内投与の形式で栄養を与えます。この収容チャンバーは常に保安職員2名の警備下に置きます。SCP-3135-2に取り付けられた機器の分析には、レベル3職員1名からの承認を得なければいけません。

全てのSCP-3135-3の放送はプロトコル・ユプシロン-29に従って可能な限り早期に傍受します。傍受後、SCP-3135-3の記憶を不明確にするため、影響された番組には標的型反ミームが表示されます。学習コンピュータ・タウ-22("NADAB")が傍受されなかったSCP-3135-3放送の目撃証言を検出するためにオンラインのテレビ・コミュニティを監視し、情報流出が疑われる場合はエージェントを派遣します。

説明: SCP-3135は、アメリカのサイエンス・フィクション・テレビシリーズ、“新スタートレック”に関連する幾つかの現象の総称です。

SCP-3135-1は、“新スタートレック”での描写と一致するUSSエンタープライズ1(NCC-1701-D)の実寸大模型であり、ネバダ砂漠の地下にある広大な洞窟の中で滞空しています。SCP-3135-1は現在地から移動できないようですが、その場で方向転換・回転する様子が観察されています。SCP-3135-1はまた、閃光と共に複数の飛翔体を発射するのも観察されています。しかしながら、これらの攻撃は実体を持たないと思われ、周辺洞窟に実際の損傷を及ぼしません。

SCP-3135-1の内部の分析は、およそ1,000体のヒト型生命体が存在し、その大多数が“新スタートレック”オリジナル放送の登場人物や端役に類似していることを明らかにしました。これらの生命体は一貫して、シリーズのオリジナル放送におけるエンタープライズ乗組員の描写と一致する振舞いを見せています。SCP-3135-1に物理的に搭乗する手段が発見されていないため、これ以上の分析は困難であると証明されています。

SCP-3135-2は、ハリソン・グランジャーという本稿執筆現在47歳の男性であり、当初はネバダ州ラスベガスの放棄された倉庫内部で発見されました。SCP-3135-2は昏睡状態で、刺激に全く反応しません。収容中のSCP-3135-2に記録されている動きは、SCP-3135-1の一部および搭乗しているヒト型実体群の顕著な活動と同時に発生する、重度の痙攣と発作のみです。 (この情報は既に古いものです。詳細は補遺3135-1を参照してください。)

SCP-3135-2は配線を介して、“ウェストヘッド・メディア・プログラミング2の資産”と刻み込まれた用途不明の長方形の機器数台と接続されています。これらの接続配線の大半は、口・鼻・爪の裏側・眼窩(おそらく配線の通りを容易にするために眼球が摘出されている)などの様々な身体部位を通っています。体内に入ってからの配線は、上向きに伸びて脳と直結しているように思われます。静脈内栄養投与のための装置もまた存在し、発見当時のSCP-3153-2に取り付けられていました — これは、SCP-3153-2の現状に責任を負う何者かが、財団に収容される比較的直前までSCP-3153-2を生かし続けようと努力していたことを示唆しています。

公的記録によれば、SCP-3153-2は“新スタートレック”放送中の“スタートレック”ファンコミュニティでは有名な人物であり、同番組に関連する大量の二次創作を執筆していました。“新スタートレック”の最終回が放送された数ヶ月後、SCP-3153-2は地元のコンベンションへの参加後に失踪し、本人からの連絡や想定誘拐犯からの要求が無いまま数年が過ぎた後に、死亡と推定されていました。現在の状態になったSCP-3153-2は1998年、周辺を探検していた地元の子供たちによって発見されました。

SCP-3135-3は、“新スタートレック”のエピソードの再放送が、同シリーズの公式続編と銘打たれた“新スタートレック: 旅は続く!”というタイトルの番組の放送によって自然発生的にハイジャックされる現象です。この放送の起源は現在不明です。

放送されたエピソードの分析は、その内容が、SCP-3135-1の内部で数週間にわたって発生した出来事の映像を編集したものだと示唆しています。オリジナルの“新スタートレック”と比較して、キャラクターや場所は外見上正確にも拘らず、以下のような幾つかの注目すべき差異が存在します。

  • 各エピソードの最初と最後に、“新スタートレック: 旅は続く! ウェストヘッド・メディア・プログラミング独占配信!”というタイトルカードが表示される。
  • オープニングクレジットの大半が空白である。例外として、全てのエピソードでハリソン・グランジャーの名前が監督として挙げられている。 (この情報は既に古いものです。詳細は補遺3135-1を参照してください。)
  • 現在まで全てのエピソードはUSSエンタープライズの艦内のみが舞台である。これの脚本上での正当化は行われていない。
  • ヌード、露骨な暴力行為、暴言が劇的に増加している。暴言については大半が登場人物の一人であるデータに起因しており、データは1話あたり最低10回の頻度で“ファック”という言葉を使っている。
  • 登場人物 ジャン=リュック・ピカードの名前が、ジャン=ルーク・ピカードとされている。
  • 登場人物 ウェスリー・クラッシャーは、他の登場人物たちからエンタープライズに搭乗していることが度々言及されるにも拘らず、直接的には姿を見せていない3
  • “スタートレック”の世界観に関してファンが提唱した有名な説が、頻繁に公式設定として立証される。多くの場合、これは問題の説とほとんど関係ない状況で発生する。
  • 壁の中に閉じ込められている、または壁で拘束されている人々を中心とする脚本上の要素が頻繁に現れる。
  • 現在、エピソードの大半は、登場人物 ウィリアム・ライカーと、彼の様々な性的経験を中心としている。
  • “スタートレック:ヴォイジャー”の脇役 ニーリックスが全てのエピソードの背景に登場する。ニーリックスには台詞が無く、他の登場人物から認識されていない。

補遺3135-1: 2016/03/24、SCP-3135-2は突然の心停止を起こし、現地の医療職員の努力にも拘らず死亡しました。この出来事に続き、SCP-3153-3の放送は数週間停止し、2016/04/30に再開しました。SCP-3153-3は現在、かつてSCP-3135-2を監督として表示していた場所に、“アリソン・マクヘイル”という名の女性を挙げています。

この件に関する調査の結果、アリソン・マクヘイルは“スタートレック”ファンコミュニティで有名な22歳の女性であり、SCP-3135-3が放送を再開する3日前にユタ州ソルトレイクシティの自宅から失踪したことが判明しました。彼女を発見する努力は進行中です。

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