SCP-3154
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アイテム番号: SCP-3154

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3154はあらゆる標準保管用ロッカーにて収容可能ですが、安全な取り扱いのため使い捨ての覆い (紙など) のあるものが優先されます。SCP-3154の端部で自身や他者を傷つけることのないよう注意を払ってください。SCP-3154の取り扱いに際しては手袋の使用が推奨されます。

SCP-3154の実験は強力な排水システムを備えた部屋で行なってください。人間の血液を生成するアノマリーに対する衛生プロトコルが適用されます。

説明: SCP-3154は長さ16.2cm、幅8.0cm、厚さ0.7cmの三角形型の板ガラス片です。「先端」の部分には複数の人間の血液の痕跡が存在しています。SCP-3154は鋭い端部を有しており、怪我を防ぐには予防措置が不可欠です。

人間に傷を負わせるためにSCP-3154を使用すると、その人物はある独特な状態 (以下「シグマ状態」と呼称) へと変位します。シグマ状態への移行に必要な傷の大きさは対象によって異なり、傷を負う位置やSCP-3154による裂傷の深さ、SCP-3154を使用する前の対象の総合的な健康状態に依存するようです。皮膚の近くにある太い血管を切開することにより最も効率的にシグマ状態へと移行させることが可能です。シグマ状態に至る主な要因は失血であると見られています。

シグマ状態にある人物は複数の異常な特性を示します。

  • 呼吸および心拍の停止がシグマ状態への変位を判断する有力な要素です。
    • 対象はさらにいかなる外部刺激にも反応しなくなります。ただしこれはシグマ状態への移行の判断基準として用いるべきではありません。昏睡を始めとする無意識状態の人間も同様の特徴を示すためです。
  • 血流の不足により、対象の血液は次第にその時点での身体の下側の部分へと蓄積していきます。結果として対象の体色が変化します。
  • 十分には解明されていないプロセスによって対象の体温は室温まで次第に低下し、同時に手足が硬直します。
  • 対象の免疫システムは不活性化します。周囲の生物 (ウジ、ハエ、ある種の微生物など) が長い時間をかけて対象の肉体を摂食できるようになることから、最終的にはこれがシグマ状態による最大の物理的破壊要因となります。
    • これと同時にさらなる体色の変化、大規模な物理的変異、悪臭が発生します。この効果が発生する正確な条件を特定する追加実験が必要です。実験により、このプロセスは冷凍処置やある種の化学物質の使用により効果的に遅らせることが可能であると判明していますが、この措置への資源の使用は推奨されていません。

シグマ状態による長期的影響は未だ観察されていません。実験で行われた措置はいずれもシグマ状態を解除する効果的な手段ではないことが実証されており、また自発的にシグマ状態が解除されることもないようです。そのため不要でない職員をシグマ状態へと変位させることは推奨されません。

シグマ状態のD-クラス職員は次第に他の目的での業務に適さなくなる。SCP-3154の実験に人的資源を割り当てる前に、それ以外の場所における職員の必要性について熟考することを推奨する。-ケラー博士、HMCL監督官

補遺: SCP-3154の実験は倫理委員会により一時停止となりました。これにより倫理的観点から見たシグマ状態への変位による影響の調査、ならびにシグマ状態にある人物の適切な取り扱い方の決定は延期されました。

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