SCP-3176
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試作型時間歪曲エンジン 3176-エコー。

アイテム№: SCP-3176

アノマリークラス: Euclid Neutralised

脅威レベル:

特別収容プロトコル: SCP-3176は厳密に忠実な財団職員だけで構成され、時間的には非局在であるため、積極的収容は現時点において必要でも実行可能でもありません。従って、SCP-3176の収容プロトコルはMTF-η-⊃の指示または時間操作技術の製造・活性化を通し、因果関係の維持と連続的パラドックス事象の防止を中心に展開されます。

SCP-3176に関する文書は、この種の時間異常に対する標準的措置として、可変式クロノロックの内部に配置されます。現在のプロジェクト主任にはいつでも問い合わせが可能です — 現主任が対応できない場合、前任者または後任者(状況に依る)との接触を確立しても構いません。

通達 (██/██/████): 当文書の以下のセクション(2025/02/01作成)は既に古い情報を含んでおり(即ち、問題の異常現象を未だ存在するものとして説明している)、現状を正確に表すものと見做すべきではありません。この文章はアーカイブ目的で保存されています。
~ 時間異常部門、研究収容課、アリス・フォース博士

説明: 指定名称SCP-3176は、現在まだ結成されていない機動部隊を中心に展開する一連の時間異常を指します。問題の機動部隊(機動部隊イータ-ゼン “原因と結果”)は、対策が為されなければ財団職員やインフラストラクチャに大規模な脅威を呈した可能性がある収容違反の遡及的な阻止を目的として結成されるようです。MTF-η-⊃の時間遡行を可能とする装置は、財団の科学者たちが2600年代後半のある時点で開発すると予想されています — この財団科学者たちは、保有する時間遡行技術を、現代文学のサンプル・化石燃料・絶滅危惧種の動植物と交換することに同意しています。

以下は、SCP-3176またはMTF-η-⊃に関連する全ての主要事件のタイムラインです。

事件番号 日付 事件の詳細
001 2024/02/09 最初に記録されたMTF-η-⊃の出現。全16名の隊員が現れ、SCP-███の収容違反阻止に成功した。MTF-η-⊃は結成に関する文書を財団職員に提供するが、消失前に決定的なインタビューを行うことができない。
002 2024/11/04 MTF-η-⊃が出現し、SCP-████の収容室に入ろうと試みる。全ての隊員が拘束され、数回のインタビューが実施される。部隊の結成時期は不明確なままだが(派遣以前の出来事の知識を持つエージェントがいなかったため)、彼らの“帰還”予定日は2029/09/04と特定される。財団職員が当該異常の性質を見定めようとしている間に、第二のMTF-η-⊃が密かに出現し、SCP-████収容室の日常的メンテナンスを行う。両方の部隊はその後間もなく消失する。
003 2025/02/19 将来的にMTF-η-⊃を結成する計画が発足され、機動部隊ベータ-10ロー-5からの隊員勧誘が勧告される。必要器材の開発に向けた研究が始まる。
004 2025/08/28 試作型時間歪曲エンジン 3176-アルファが開発される。
005 2026/03/17 試作型エンジン 3176-ブラボーが公式に完成する。エージェント ミゲル(MTF-ロー-5隊長、後のMTF-η-⊃隊員)が誕生する。
006 2026/04/20 試作型エンジン 3176-ゴルフの起動。予期せぬ誤作動の結果、DT-クラス タイムライン分割シナリオが発生し、2つに分かれた同一のタイムラインがお互いと並行に流れ始める。増強された交差時間検出ソフトウェアにより、両方のタイムラインがこれを認識している。
007A 2026/04/22-I フォース-シャンク連結装置を起動する試みは、第二タイムライン側の対応機器が破壊されたため失敗に終わる。
007B 2026/04/22-II フォース-シャンク連結装置はMTF-η-⊃によって暴力的手段で無効化される。MTF-η-⊃は2つのタイムラインの融合を阻止する指令を受け、2029/09/08から派遣されたと思われる。この出来事における対立の間に、エージェント███が意図せず終了される。
008 2026/04/23-Iから2024/05/01-I フォース-シャンク連結装置を起動する試みは、依然として第二タイムライン側の対応機器が無いため失敗し続けている。
009 2026/05/26-I/II 2024/11/04の収容違反が、両方のタイムラインで同時に時間遡行したMTF-η-⊃により阻止される。2026/05/26-I/IIに再出現した機動部隊は、2029/09/04から派遣されたと思われ、コードネームは未知の理由で“時間消費者”に改称されている。
010 2026/06/15 試作型エンジン 3176-ゴルフの代わりに西暦2670年から取得した機能モデル(試作型エンジン 3176-ズールー-ズールー-リマ)を使用し、タイムラインの連結が手動で達成される。これにより、2026/04/20から2026/05/26までの出来事は全て巻き戻され、タイムライン分割シナリオは決して発生しなかったことにされる。従って、2026/05/26-I/IIにMTF-η-⊃は派遣されなかったことになり、2024/11/04の収容違反が継続している。フォース博士は論理的因果関係の畳み込みに関する重大な懸念を表明する。
011 2026/08/23 最初に記録されたMTF-η-⊃の派遣。 機動部隊は収容違反を阻止するための指示を下され、2024/11/04へ送られる。機動部隊は指示通りに2029/09/04に帰還し、遠征は成功と見做される。機動部隊は翌日再出現し(“ブートストラッパーズ”に改称)、パラドックスが無いことを確証した。
012 2026/11/09 機動部隊は2024/02/09の収容違反を阻止する。特段の問題は識別されない。
013 2027/01/02 2024/11/04における第二の機動部隊の派遣(当初は2026/05/26-I/IIから来たと考えられていた)は、試作型エンジンの置換によって無かった事にされている可能性が指摘される。密かに試作型エンジン 3176-ズールー-ズールー-リマを欠陥品と取り換えるため、MTF-η-⊃は2026/04/20へと派遣される。この結果、タイムライン分割シナリオは当初の記録通り発生し続けていることになる。MTF-η-⊃の各反復が再出現するまでの間、プロジェクトは中断される。
014 2029/09/04 両方のMTF-η-⊃が2024/11/04から帰還する。2026/05/26-I/IIから派遣された方の機動部隊は、連続性を保つために“時間消費者”に改称され、記憶処理され、2026/05/26-I/IIに送り返される。2026/08/23から2024/11/04に向けて派遣された方の機動部隊は、連続性を保つために“ブートストラッパーズ”に改称され、記憶処理され、2026/08/23に送り返される。
015 2029/09/08 2026/04/22-I/IIがタイムライン連結を達成した場合、MTF-η-⊃の別反復は派遣されないという点が指摘される。機動部隊は2026/04/22-IIに派遣され、連結を阻止する。全ての悪性パラドックスは解消されたと判断される。時間異常部門職員の仕事関連のストレスが大幅に増加したのを受けて、フォース博士は即座にプロジェクトを打ち切る。

補遺(2056/12/24): より良い収容を促進するために財団の歴史を改変することに特化したグループ、機動部隊ラッセル-9(“自己収容セット”)を結成する試みは本日、故 アリス・フォース サイト管理官を同伴した未知のMTF-η-⊃反復が出現し、プロジェクト主任のテラー博士に暴行を加えたため中止となりました。プロジェクトに対するMTF-η-⊃の明白な攻撃性や、テラー博士が計画続行に忌避感を示していることに鑑み、本プロジェクトは無期限に延期されます。

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