SCP-321-KO
評価: +3+x

アイテム番号: SCP-321-KO


オブジェクトクラス: Safe


特別収容プロトコル: SCP-321-KOは過去に複数のパスで配布されていましたが、機動部隊μ-14(デバッガー)によってブロックされました。現在はサイト-13の第4収容ゾーン、収容室2のコンピューターに保管されています。


説明: SCP-321-KOは███KBの容量を持つコンピューターウイルスです。デジタル形式で作成された文書がSCP-321-KOに感染した場合は、文書内の情報が徐々に失われていきます。例えば、文章の場合は文字が徐々に薄くなり、音声ファイルの場合は音が徐々に小さくなります。しかし、感染した文書に接触した人はそのような改変に気付かず、何の問題もないと認識します。これは、情報が破片のように消えるのではなく、徐々に失われるため、情報自体は完全に失われるまでそのまま残っているためだと考えられます。


もう一つの異常性は人間にも感染が可能なことであり、人間同士での感染も可能です。感染した文書に接触して感染した人の記憶も感染した文書のような現象を見せます。感染者は自分の記憶が徐々にぼやけていくと供述し、約██日後に気絶して記憶を完全に失ってしまいます。これは、SCP-321-KOが脳の記憶を担う中枢部分を一種の文書として扱うものと思われます。


SCP-321-KOの電波は、財団が独自に開発したアンチウイルスプログラム「Adjuster」を使って防止することが可能です。しかし、すでに感染した文書の復旧は不可能であり、現在では削除が唯一の感染除去手段です。感染した文書をいかなる方法でも回復することは出来ないものと考えられ、異常性が完全に根付くという仮説が検証中です。


初めてこのような異常性が明らかになった時に、実験に使用されたDクラス職員はすぐに処分され、サイト-13の資料は紙の形式でバックアップする必要があるという規定が作られました。















サイト-13ではバックアップのためにすべてのデータを印刷しました。その時、誰かがミスしたのか、そこにSCP-321-KOに感染した資料が挟まっていたのです。その当時は大きな問題はありませんでした。ところが突然、感染が始まりました(いつなのかはよくわかりませんが)。コンピューターではなく、その印刷された文書においてです。私たちが知らなかった別の異常性があったのです。SCP-321-KOはオンラインからオフラインに、またはその逆の感染が可能です。つまり、印刷やスキャンなどの作業で感染します。また、オンラインではコンピューターウイルスとして、オフラインでは接触性ウイルスとして作用するようです。この特性により、文書で伝染が始まって「コンピューター-人間-紙文書」という広範囲な伝染経路を通じて手に負えないほど広がって行ったのです。サイト-13は財団のインターネットに接続されているため、もしかしたら他のサイトも感染しているかもしれません。

幸運を祈ります。-Uraknir研k










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