SCP-3236
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SCP-3236

アイテム番号: SCP-3236

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3236は、サイト136に保管されています。 SCP-3236の実験は、サイト管理者の事前の書面による同意を得て行うことができます。タンクは空にして、使用するたびに完全に洗浄して消毒しなければなりません。

説明: SCP-3236は、改良された「フロートポッド」ブランドをベースにした感覚修正器具です。 12個の槍状の有線人工神経プローブが器具の内槽のソケットに接続されています。付随する文書には、器具を使用するために、神経筋および経皮電気神経刺激を促進する目的でプローブを個体頭部および脊髄の後部の特定の解剖学的位置に挿入し、次いで個体が感覚喪失タンクに入ることが書かれています。その時、オペレータは、機器の外部にあるキーボードを用いてコマンドを入力します。

付属の文書によれば、本来の目的とされる機能は、タンク内の使用者がレクリエーション目的で神経刺激性の性行為の体験を可能にすることです。キーボードを用いて、外部のオペレータは、使用者の体験の特定の状況を指定するコマンドを入力します。次いで、プローブは、電気信号をユーザの神経系に送達し、使用者に、夢状態に類似した人工的にシミュレートされた感覚入力を、最大10分間行います(しかし、使用者の体験しているエピソードの主観的感覚の持続時間は様々です)。シミュレートされた経験の終了時に、タンクが開き、プローブを安全に取り外すことができます。
しかしながら、装置の処理システムがダメージを受け、破損しているように見えるため、装置はマニュアルで説明されているすべてのコマンドに応答しません。試行錯誤により、装置によって受け入れられる唯一のコマンドは、シミュレートされた経験に対する使用者の「パートナー」の指定であることが確認されています。さらに、形が存在しない概念だけがデータ入力として受け付けられるように見えます。

SCP-3236の実験的なテストは、被験者をタンクに入れ、プローブを挿入し、装置にコマンドを与え、被験者にインタビューすることから成ります。部分的なテストログは次のとおりです。:


日付: 08.02.20██
研究者: ガルシア博士
対象: D-369、23歳女性被験者
テスト結果:

  • コマンド: 夫
  • 結果: 装置がエラーメッセージを返しました。インタビューは行われませんでした。
  • コマンド: 女性
  • 結果: 装置がエラーメッセージを返しました。
  • コマンド: グリズリーベア
  • 結果: 装置がエラーメッセージを返しました。
  • コマンド: カボチャ
  • 結果: 装置がエラーメッセージを返しました。
  • コマンド: 夜
  • 結果: "ベッドから突然目を覚ましたわ。大学の古いボーイフレンドは私と一緒だったの。私たちは行為にとりかかったけど、行為で彼、あまりにも疲れていて"終える"ことはできなかったわ"
  • コマンド: アメリカ
  • 結果: "私は何も着ていなくて、カウボーイの帽子を被って小麦の畑に横たわっていたわ。そしてハクトウワシが私の隣にとまって…"
  • コマンド: 熱狂
  • 結果: "私を中に戻して!私を中に戻して! "

日付: 09.30.20██
研究者: パテル博士
対象: D-2524、28歳男性被験者
テスト結果:

  • コマンド: 1
  • 結果: "彼女はかわいかったけど、ええと…ちょっと退屈だよ"
  • コマンド: 2
  • 結果: "俺はいつも双子とやりたかったんだ…"
  • コマンド: 3
  • 結果: "奇妙だったよ。女の子の代わりにでてきたのは光沢のある金属でできた三角形の物体だったんだ。俺はどこにそれを置けばいいのかわからなかったよ"
  • コマンド: 4
  • 結果: "女の子だったけど、ひどい話で角張っていたんだ。彼女はMinecraftのキャラクターのように、レゴで出てきてるみたいだったよ"
  • コマンド: 数字の"e"
  • 結果: "おいおい!すげービッチだったぞ、寝心地最高、少し怖かったけど"
  • コマンド: 0
  • 結果: "すごい不気味だった。そいつは全部真っ黒で、ええと… 漏れてた"

日付: 11.14.20██
研究者: モリソン博士
対象: D-2526、22歳男性被験者
テスト結果:

  • コマンド: 自由
  • 結果: "素晴らしかったよ、俺は空を飛んでいて空そのものが俺に何かをしていたようだったんだ"
  • コマンド: 資本主義
  • 結果: "ファックされたという事実以外は何も覚えていないぞ"
  • コマンド: ロサンゼルス警察署
  • 結果: "恐ろしくて残忍だった。あと、ドクター=ドレーが何かの理由でかそこにいたんだ"
  • コマンド: オーストラリア
  • 結果: "彼女の牙が伸びて私を噛んだ時は驚いたよ"
  • コマンド: 再帰性
  • 結果: "博士、あんたも自分自身をファックしてみろ。クソッタレめ"

日付: 12.13.20██
研究者: ラム博士
対象: D-3922、21歳女性被験者
テスト結果:

  • コマンド: 飢饉
  • 結果: "私は彼女のこと気の毒に思ったわ… 彼女とても痩せこけてか細くて私は彼女を壊しているように感じたわ"
  • コマンド: 疫病
  • 結果: "私は彼から発疹が出てきたように感じたわ"
  • コマンド: 戦争
  • 結果: "私は口論の後にセックスする愛好家になったことなんて一度もないもの 。間違ってると感じたわ"
  • コマンド: 口説き落とし
  • 結果: "おやおや、今私は女主人よ"
  • コマンド: 死
  • 結果: 取り外し後、被験者は昏睡状態に陥りました。3日後に目を覚ますと、彼女は体験したことについて話すことを拒みました。

日付: 1.27.20██
研究者: リトル博士
対象: D-3698、26歳女性被験者
テスト結果:

  • コマンド: 未来
  • 結果: "かつてない規模の乱交パーティーだったわよ"
  • コマンド: 1933
  • 結果: "あの女の子厨二病拗らせてて、怪我しそうだったわ!"
  • コマンド: 1933年
  • 結果: "私たちは壊れかけのボロ小屋にいたから、シャワーを浴びることなんて考えもしなかったわ"
  • コマンド: 1287年
  • 結果: "彼、私を壁に鎖で縛りつけたのよ。唯一、そのムードから私を守ったのは隣にいた髭のおじさんだったわ…"
  • コマンド: 2387年
  • 結果: "沢山いたわ。ヤギが"
  • コマンド: 私たちが知っている世界の終わり
  • 結果: "REMのメンバー全員が一度に私のところに来て…"
  • コマンド: 黙示録
  • 結果: "巨大なソーダの缶があったわ。あまりにも情け無いから、私たちが「一発やった」なんて言えないわ"
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