SCP-3303
評価: +5+x

アイテム番号: SCP-3303

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: ヴュルツブルク会談の取引条項に従い、財団はマーシャル・カーター&ダーク株式会社からの購入以外の手段ではSCP-3303実例を入手できません。

財団の管理下にあるSCP-3303実例は、サイト-48の専用ワインセラーに保管すべきです。これが実現不可能である場合、より永続的な保管スペースが利用可能になるまでは、最小限の照明・7~18℃の一定室温・高湿度の条件を満たす部屋であれば使用することができます。

実験のためのSCP-3303の利用には、4/3303クリアランスを有する職員2名からの許可が必要です。実験以外の目的で利用する際はサイト管理官の許可が必要です。

説明: SCP-3303は、2002年から2007年にかけてバタイユ邸で製造されたシャンパン1の総称です。SCP-3303は物理的・化学的には平凡ですが、観察者のおよそ3%はSCP-3303が明るい青色のオーラに取り巻かれていると報告しています。

SCP-3303は特定条件下でのみ異常性質を発現します。

  1. SCP-3303が複数人によって閉鎖空間で消費されている(ドア・窓などは許容範囲。天井は必要とされる)。
  2. その場にいる全ての人物が、1時間あたりグラス1杯を下回らないペースでSCP-3303を消費している。
  3. 日没後である。

これらの条件下で、SCP-3303は影響された室内に時間の遅れを引き起こします。時間の経過率は日の出が近づくにつれて漸近的に増大し、影響者たちは外部より長い時間を経験することが可能になります。この効果の境界線に達した固体・液体は瞬時に境界を越えて転送され、典型的な剪断効果は阻止されます。未特定のプロセスが室内の空気圧、大気組成、温度を維持しています。

上記条件でのSCP-3303の消費は、人体や精神状態を安定させる影響を及ぼします。影響者はSCP-3303効果の開始時における身体状態を大幅に逸脱することはありません — これには負傷に対する免疫性が含まれるため、当該効果を引き起こす正確なメカニズムの特定の試みは妨げられています。対象者は標準的な生物学的機能を行う必要がありませんが、それらの行為を通常なら可能である域を超えて実行することもできます。同様に感情と全体的な精神状態もまた、アルコールによる酩酊に起因する変化を除いて、異常効果の開始時の状態で固定されます。

注目すべき点として、これらの状況下で自由に振る舞うことを許可された対象者は、往々にしてSCP-3303を可能な限り長時間消費し続けます。ある一例では、全9名参加のパーティーが主催者のストックである80本のSCP-3303実例を一晩で飲み尽くしました。

歴史: バタイユ・シャンパン社の記録によると、2000年12月、バタイユ邸にマーシャル・カーター&ダーク社の代表者が接近し、バタイユ・シャンパン社のワイン販売とその生産監督を行う独占権の取得を申し出ました。問題の取引は300万ユーロで締結され、2002年にMC&D社のためのシャンパン生産が始まりました。

SCP-3303の存在は2003年時点で財団の知るところとなりましたが、MC&D社はSCP-3303の製造販売権を5年間保持し、バタイユ邸に対する財団の接近・監視を認めないものとする合意がなされました。引き換えに、MC&D社はSCP-3303についての公共知識の抑制においては全面的な責任を負い、幾つかの危険な異常オブジェクトを財団に明け渡しました。

MC&D社は、パーティーその他の社交的な集まりの長期間の続行を可能にするためのツールとしてバタイユ・シャンパンを販売しており、それらはSCP-3303の供給量によってのみ制限されていました。SCP-3303は信頼の置ける顧客に対して独占販売され、推定売上高は5年間で5,000万ユーロを越えると見込まれています。

2008年、財団はバタイユ邸の記録とブドウ畑の調査を行いました。現地で異常な活動が発生または持続していたという証拠は得られず、従業員らは生産していたシャンパンが異常性を帯びていたことに気付いていませんでした。

邸のマネージャーは、当初の合意の一環として、邸のブドウ園の地理的中心近くにミイラ化した人間の顎骨を埋める許可をMC&D社に出したと主張しました。顎骨は財団の検査が入る直前に、恐らくはMC&D社の職員によって回収されていました。

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