SCP-336
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アイテム番号: SCP-336

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-336は広さ6m×6mのリビングが提供され、定期的にメンテナンスされます。メンテナンスおよびSCP-336と直接接触する必要がある仕事は女性職員で行われます。SCP-336は家具や道具を要求することがあります;要求は職員に対するSCP-336の協力度合いを鑑みた上で、主任プロジェクト研究員の許可を得る必要があります。特異な、危険な道具の場合は却下されます。

SCP-336の口を覆うように変声機をつけ、毎週Level0の職員によりメンテナンスを行います。変声機はLevel2以上の職員が実験をする際に6桁組合せで解錠することができます。 機械の故障または意図せず解錠された場合は、SCP-336が孤立するまで局所的な監禁処置が遵守されます。

説明: SCP-336は青白い肌をした20代後半のアラビアか中東の女性の姿をしています。最新の身体検査ではSCP-336の身長は1.73m(5ft,8in)、体重68kg(150lbs)です。睡眠、食事を必要とせず、いかなる老化、病気の影響も受けません。太腿からふくらはぎにかけて爬虫類のような鱗を持っている以外、解剖学上人間と同じです。

SCP-336は無表情で、人間に対し距離を置き非常に消極的な行動を取ります。非常に高い知性と分析力を持ちほとんどの知能テストで95%以上の点数を得ています。SCP-336は強いナルシスト気質であることが知られており、鏡に映る姿に長時間見とれる傾向があるため、鏡使用後のSCP-336の態度には目を見張る改善が見られます。

被験者がなんの隔たりもなく直接SCP-336の声を聴くと被験者のゲノムのY染色体の有無に従い2つ効果のうち1つが現れます。Y染色を持たず、健康的な生殖機能を持った被験者は、不可解な不妊症に罹ります。この不妊症の持続期間は変化し、声に晒された時間に正比例します。

Y染色体をもつ被験者は、SCP-336の声に晒された2~3時間後、異常存在の分離を経験します。影響を受けた被験者が眠ると、睡眠の代わりに6から8時間昏睡します。昏睡中、およそ100gの必須ではない組織(大抵は被験者の胸郭)が継ぎ目なく分離し、不可解にかたまりは増大し、被験者が目を覚ます前にSCP-336-1が成熟した姿になります。

SCP-336-1は、無作為に選ばれたであろう2体かそれ以上の遺伝的に無関係な脊椎動物の、解剖学的に全く異なる要素から成る成熟した雌の生命体です。90%で以下の種の2つかそれ以上からその要素を取り入れます:Homo sapiens;Aquila fasciata(ボネリークマタカ);Vipera ammodytes(ツノメクサリヘビ);Panthera leo persica(インドライオン);Bos primigenius(オーロックス - 絶滅);Equus ferus przewalskii(プルツワルスキー モウコノウマ)そして未確認亜種のCapra aegagrus(カモシカ)。最新の研究成果は、影響を受けた被験者の遺伝子の構造とSCP-336-1の構成との直接的な関係を示しています;研究は進行中です。このハイブリットは解剖学的に見ても生きることはできないので、一般的に2週間以内で死にます。生き残っても非常に狂暴で、高い知能があるようには見えません。

SCP-336はSCP-336-1に対し軽い軽蔑を示しており、生物およびその製造方法についての議論は嫌がります。これまでのところSCP-336は財団職員に対して協力的であったため、この行動の理由はわかっていません。

補遺336-01: 最近の実験によりコーエン型ハプロタイプ1のY染色体だと影響が変化するのを確認しました。その場合で形作られるSCP-336-01はホモ・サピエンスのみです。その上、これらの例では知性と僅かながらの知識を持ち被験者の母国語を流暢に話します。この2つの事例は長期の研究のため保存されました。

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