SCP-3456
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生存者ジェームズ・テレンスによるSCP-3456の美術的表現。

アイテム番号: SCP-3456

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3456は現時点で収容されていません — 収容・無力化の試みは全て失敗に終わっています。収容方法に関する研究が進行中です。当該実体を目撃した職員にはクラスG記憶処理を行い、治療施設の1km以内には少なくとも1つの淡水流、河川、または湖が存在しなければなりません。歴史上におけるSCP-3456への言及は全て除去および/または神話・戦争神経症・PTSD・ヒステリーによるものとして説明を行います。SCP-3456事案による人命損失や損害についての報告からは、当該異常存在への言及を全て取り除き、軍事衝突、自然災害または人為的災害を含む物語に置き換えます。

SCP-3456が出現する可能性が高い地域を定期的に監視する必要があります。当該地域には、事案発生時の避難支援のために職員を配備します。SCP-3456の直接観察は避けるべきです。

説明: SCP-3456は、馬その他のウマ科生物に類似する四足歩行獣の一群です。各個体は通常のウマ科とは顕著に異なっています — とりわけ体毛の欠如、三つ又に分かれた蹄、厚みのある透き通った皮膚、通常の馬らしい頭部とは別個に背中に融合している単一または複数のヒト胴体を特徴としています。

ヒト型の胴体は各々1対の腕と1つの頭部を有しており、腕の長さはSCP-3456自身の体高の2倍1で、指の代わりに5本の鋭い骨が突き出しています。大部分のSCP-3456個体は、通常の人間なら鼻が位置する部位に穴が1つ開いているのみであり、最大110デシベルの高音域で叫ぶことが可能です。各SCP-3456個体の大きさは様々ですが、出現が記録されている最大級の個体は体高30m、体長15mです。現在までのところ、SCP-3456個体は従来の兵器から損傷を受けないことが判明しています。

SCP-3456個体は、戦場・テロ攻撃の場・自然災害の被害地の近くに出現します。事象の規模によっては出現が複数回に及ぶ可能性もあり、当該実体は19世紀・20世紀・21世紀を通して数多くの歴史的事象に関与しています。SCP-3456個体は事案発生中に高度な適応知性を示しており、しばしば状況を操ってターゲットを罠に掛けたり、苦しめたりします2。このため、現在SCP-3456は有知性体だと仮定されています。

何者かがSCP-3456を直接的に目撃すると、当該実体は観察者の存在に気付き、その時点から観察者の居場所を常時把握した状態になります。出現したSCP-3456は捕食・追跡行動に従事し、環境を利用して自身の姿を隠蔽することが知られています。これらの攻撃から生き残った人物は、SCP-3456が当初の出現地域を越えてターゲットを追跡していると報告します(事案記録I-3456-032を参照)3。SCP-3456はこれらの行動を継続することによって、意図的に自身を可能な限り多くの人物に目撃させ、大量の人間を捕獲してから消失します4。SCP-3456に捕獲された対象者の身に何が起こるのかは、現時点では不明です。十分な数の対象者を集められなかった場合、SCP-3456は過去に自身を目撃した人物を捕まえられるまで、それらの人物の傍に実体化し続けます。

SCP-3456は、淡水を横切ることを好まないか、あるいは不可能です。これは当初、オペレーション・イラク・フリーダムにおいてイラクのバスラで活動していた財団潜入エージェントによって発見されました。当時、財団エージェントらは3頭のSCP-3456個体によってチグリス川の対岸へ急速に退却することを余儀なくされ、個体群が橋に足を乗せられない/乗せようとしないことに気付きました。どのような仕組みで、何故、SCP-3456がこれらの地理的境界を横断できないのかは現在不明です。

事案記録I-3456-032

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