SCP-347-JP
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発見時のSCP-347-JP。

アイテム番号:SCP-347-JP

オブジェクトクラス:Safe

特別収容プロトコル:SCP-347-JPはサイト-8123の低危険性物体保管ユニットに保管されます。ロッカーの半径5km内の警察組織は常時財団の管理下に置いてください。SCP-347-JPの担当職員はSCP-347-JPによる実験後メンタル・カウンセリング及び犯罪的傾向検査を必ず受ける必要があります。

説明:SCP-347-JPはソニーのHDR-CX590Vと同型のHDビデオカメラで、バッテリー、メモリーカードその他の同梱品が付属しています。分解の結果、同型の製品となんら変わる要素がないことがわかりました。

SCP-347-JPの特異な影響はSCP-347-JPを使用して、犯罪行為を録画した際に発揮されます。犯罪行為の録画、及び犯罪行為の証拠1は、録画の終了時に、録画した現場から半径5km以内で最も近くに存在する、当該の犯罪行為を犯すことが可能な身体的能力を持った"社会的弱者"2が生活している場所へと転移します。この際録画されたファイルは当該の場所で再生可能な形に変化します。現在変化の形状として録画映像を切り分けたアルバム、ビデオテープ、DVD、ブルーレイディスク、2GBのUSBメモリに入った.mp4ファイルの形が見られています。加えて、これらの犯行の録画は"社会的弱者"が犯罪を行っている場面を撮影しているかのように、映像に改変や編集が加えられています。

SCP-347-JPは当時███市にあるサイト-81██でSCPの監視を行っていた瀬戸研究員が強姦殺人の容疑者として逮捕されたことから発見されました。瀬戸研究員は当該の事件があった日、SCP-██-JPについての報告を行っていたため、犯罪に関わることは不可能であったにもかかわらず、また、財団の心理評価において瀬戸研究員は極めてモラルが高いと診断されていたにもかかわらず、強姦殺人の現場を録画した.mp4ファイル及び死体が瀬戸研究員の自宅から発見されました。録画映像及び音声の解析及び過去に酷似した事件が█回起こっていたことから、SCP-347-JPの当時の所有者を特定し、SCP-347-JPは回収されました。

補遺:SCP-347-JP実験記録

実験記録347-JP-1
担当者:瀬戸研究員
対象:D-1866、D-1921、D-2020。D-1866は元スリ。
実験内容:三脚によって固定したSCP-347-JPによって、D-1866がD-1921の腕時計を掏る場面を撮影する。事前に実験室の隣室にポータブルDVDプレイヤーを設置し、1ヶ月の間D-2020を生活させた。同様の実験を6度行う。
実験結果:6度の実験で全て、D-2020の元へ腕時計及び録画映像の入ったDVDが出現した。D-1866の顔及び音声はD-2020のものへと差し替えられていた。
担当者私見:よし、これまでの事件記録からの推測が当たったようだ。最も近くにいて、最もその場で立場の弱い人間の元へと移動するらしい。早くSCP-347-JPの性質を解明し、私のような被害者が出ないようにしなければ。

実験記録347-JP-2
担当者:瀬戸研究員
対象:D-2104、D-2116、D-2123。
実験内容:三脚によって固定したSCP-347-JPによって、D-2104がD-2116を殴りつける場面を撮影する。事前に実験室の隣室にポータブルDVDプレイヤーを設置し、3日間の間D-2123を生活させた。同様の実験を3日ごとに10度行う。
実験結果:6度目まで、隣室ではなくD-2123が事前に暮らしていた監房まで、暴行の場面の録画を切り出し、静止画像として印刷したアルバムが出現した。すべての画像でD-2104の顔はD-2123のものへと差し替えられていた。7度目以降隣室へと出現場所が変更、また形式がDVDへと変化。全ての映像で、D-2104の顔及び音声はD-2123のものへと差し替えられていた。
担当者私見:一定の日数がSCP-347-JPに「生活空間」と判断されるまで必要なようだ。しかし、実験で、相手がDクラスでも負傷させるのは心が痛む。彼らにはできれば長生きして欲しい。里山助手に治療を頼んでおいた。

実験記録347-JP-6
担当者:瀬戸研究員
対象:D-2104、D-2116、D-2123。前回の実験のDクラスを再使用。
実験内容:三脚によって固定したSCP-347-JPによって、DD-2104とD-2116を殴り合う場面を撮影する。事前に実験室の隣室にポータブルDVDプレイヤーを設置し、1ヶ月の間D-2123を生活させた。
実験結果:転移現象は起こらなかった。
担当者私見:おそらく、一方的な犯罪行為でないと効果を発揮しないのか。画像の変化にしてもそうだったが、SCP-347-JPに何らかの判断能力があるのは間違いないようだ。……しかし、Dクラスというのは不快な連中だ。いつまでも生かしておいた理由が分からない。二回前の実験から里山君が治療を放棄したことに対して、腹立たしく思ったが、全く、彼が正しかった!

実験記録347-JP-9
担当者:瀬戸研究員
対象:D-2278、D-2294、D-2300、D-2315
実験内容:三脚によって固定したSCP-347-JPによって、D-2278をD-2294がナイフを使用して刺殺する場面を撮影する。実験室の両隣の部屋にビデオデッキ付きテレビを設置し、そこでD-2300、D-2315を1ヶ月間生活させた。
実験結果:D-2300の元へD-2294の指紋とD-2278の血液の付着したナイフ、及び録画映像が入ったビデオテープが出現した。
担当者私見:距離的には同一だったはずだが。同一円周上に同じ人間がいればランダムで対象を選び出すのか。同様の実験を繰り返さねばなるまい。ちょうど処分の手間も省ける。毎度毎度、里山くんを楽しませるのも癪だからな。

実験記録347-JP-14
担当者:瀬戸研究員
対象:D-2645、D-2647、D-2650、D-2651、D-2653
実験内容:D-2645をD-2647、D-2650の手で拷問させるシーンを私が録画する。事前にD-2653の監房内にビデオデッキ付きテレビを設置した。
実験結果:D-2645の目玉に針が突き刺さった場面を写した美しいビデオ及びD-2645の脳漿や血液、体組織が付着した道具がD-2653の元へと出現。
担当者私見:D-2650は私に逆らった為私の手で処刑した。スカッとするぜ。これはDクラスの暴動として処理した。首謀者に仕立てたD-2653を処刑する権利は里山くんに譲渡した。

実験記録347-JP-16
担当者:瀬戸研究員
対象:D-3054書くのめんどくせえ。24人でいいか。
実験内容:Dクラスのクズを拘束して、散弾を一人ずつ撃ち込んだ。きんもちいい。
実験結果:キル数16だ! 里山に対してダブルスコアだ! サイコー!
担当者私見:あー、映像は警備員のとこにでも行ったんじゃないの? とりあえず警備員も殺しとくか。あとDクラスを無駄に消費しているとか言う勧告が来たけどうぜえ。全員ぶっ殺してやる。SCP-347-JPさえあれば何人殺してもいいんだ、俺には何の罪もないんだから。

瀬戸研究員及び里山研究助手による銃の乱射事件により、サイト-8127でDクラス24人の命が失われました。瀬戸研究員はタクティカルチームによって拘束されました。上記する報告書は実験記録6以降、私見及び実験内容を虚偽の穏当なものへと差し替えた上で提出されていました。このため銃の乱射事件という大規模な事件が起こるまで、彼らの行動の発覚が非常に遅れました。研究員及びその補佐の双方が異常な状況に陥っていたことも、発見の遅延のもう一つの理由となっています。瀬戸研究員と里山研究助手への尋問の結果、SCP-347-JPを長時間使用すると、犯罪に対しての罪悪感や抵抗感、他者への共感能力、寛容さなどの大きな減少及び攻撃性や犯罪に対する欲求の極端な増加が発生することが発見されました。これを受けて収容プロトコルは現在の形に改訂されました。

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