SCP-3511
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収容以前のSCP-3511

アイテム番号: SCP-3511

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-3511はもはや異常特性を有していませんが、最低限の収容は必要です。1名の財団エージェントがSCP-3511がその異常性を再獲得しないか監視します。該当する事象が確認されれば、以前の収容プロトコルが適用されます。

説明: SCP-3511は身長170cm、体重65kgのラテンアメリカ系のヒト女性です。SCP-3511は貧血気味であり、たびたび血行不順や気絶の発作を起こします。

SCP-3511の異常性は動物界に属する生きた生命体にのみ作用します。該当する生物はSCP-3511から7cm以内に接近することができません。この力はSCP-3511自身には影響しません。

回収ログ: SCP-3511はウィスコンシン州オークリンで放送された小さなラジオ番組における以下の会話をラジオ走査ボットが検知したことで財団に発見されました。


エージェント・テニスンが関連のあるオークリン居住者に聞き込みを行い、収容以前のSCP-3511について必要な情報を収集するため派遣されました。SCP-3511が通常ではないと気付いている住人もいましたが、いくつかの理由から超常的であるとは認識していませんでした。最も特筆すべきインタビューは高校生のタイラー・オスローに対して行われたものです。

このインタビューの後、SCP-3511は遠隔操作ドローンにより勾留されました。関係のあった全ての住民はクラスC記憶処理を施されました。SCP-3511の両親も同じく記憶処理を行われ、娘は交通事故で死亡したと伝えました。収容翌日、SCP-3511にはサイト当直のセラピストが割り当てられるべきだと見なされました。以下はセラピストによる最初の会話記録です:

補遺 SCP-3511-1: 収容から二週間が経過し、ウェイ博士はSCP-3511がどのように異常特性を獲得したのかを究明するため、SCP-3511にその両親について更なる質問の試みを行いました。以下がその会話の記録です:

補遺 SCP-3511-2: 収容から5ヶ月目、セキュリティ記録はSCP-3511の異常行動を記録しました。夜、SCP-3511は左を向いて眠り、意図的にその腕に血行不良を引き起こしました。SCP-3511はその起床後すぐに、血行不良の左腕を様々に動かし始めました。SCP-3511の精神状態に関する不安のため、以下のインタビューが実施されました:

このインタビュー通りのウェイ博士の要請はSCP-3511のスケジュールに組み込まれました。財団職員はSCP-3511と超常組織との繋がりについて調査を進めていましたが、オークリンにおける彼らの住宅は発見できませんでした。SCP-3511の母親と父親に関する調査は今なお進行中です。

補遺 SCP-3511-3: 収容から13ヶ月後、SCP-3511の食習慣は一定の変化を見せました。SCP-3511は肉の消費を控え、食欲が落ちているようでした。SCP-3511が完全に食事を摂らなくなった時、臨時の治療的な会話が試みられました。

ウェイ博士の要請を満たすため様々な措置が試みられましたが、SCP-3511の無力化まで効果は認められませんでした。

インシデント SCP-3511-I: 20██/██/██、SCP-3511は無力化しました。その日はSCP-3511の18歳の誕生日でした。

この事案の後、SCP-3511は無力化を認められるまで追加の試験を行われました。SCP-3511はクラスC記憶処理を施され、適切なカバーストーリーを適用されてオハイオ州グリーンズデールへ解放されました。

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