SCP-352-JP
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アイテム番号: SCP-352-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-352-JP及びSCP-352-JP-弾丸はサイト-8122の収容ロッカーに収容されています。SCP-352-JPの実験は中止されています。

説明: SCP-352-JPは胴径92mm・全長100mm・重量576g 5██.█gで無色、ガラス製の保存瓶です。SCP-352-JPには「猫だけがある」と文字が印字された、異常性のない一般的な白無地のラベルが貼られています。

SCP-352-JPは人間が開封すると異常性が発揮します。開封前(以下、非活性状態)のSCP-352-JPは空のガラス瓶のように視認されますが、開封するとSCP-352-JP-1が、内部に〝出現したよう〟に見えます(以下、満杯状態)。
開封したSCP-352-JPからSCP-352-JP-1を取り出すと、減少した錠剤数を“補充したように見せ”ます(以下、補充活動)。再封をするとSCP-352-JPは満杯状態を装いますが、1時間を超過した時点で瓶内のSCP-352-JP-1を消失させ、非活性状態へ戻ります。
なお、SCP-352-JP-1が消失したSCP-352-JPに重量的な変動がみられなかったことから、非活性状態の容器内にSCP-352-JP-1は観測上実在していることが推測されています。

SCP-352-JP-1は素錠、またはコーティング錠の識別番号が刻印されていない200粒の白色の錠剤です。主成分は澱粉及びブドウ糖が使用されているにも関わらず0カロリーであり、エネルギー消費における働きはありません。

SCP-352-JP-1を人間が服用すると(以下、服用者)、ある感覚的な異常を及ぼします(以下、チェシャ猫病)。
チェシャ猫病の症状はAIWS(アリス症候群)に類似した感覚異常が主ですが、ウィルス感染における脳炎・癲癇・統合失調症等、病歴の有無に関係なく影響を及ぼすものであり、SCP-352-JP-1が持つ独自の固有症状だと判明しています。
チェシャ猫病は、身体上に明らかな欠損や死亡が生じない限り識別できない上に、服用者に圧迫感や嫌悪感等が自覚されるのみですが、幻肢や虚偽性障害とは異なります(詳細はSCP-352-JP-1-症例リストと補遺-1を参照)。なお、SCP-352-JP-1の症例は65種類ほど確認されていますが、SCP-352-JP-1の服用数を増やしても、一人につき1種類の症例しか現れません。

補遺-1: 実験初期、SCP-352-JP-1は服用者に精神的な影響を与えるオブジェクトだと考えられていましたが、接触者が死亡、あるいは服用者が異常性を訴える該当箇所を切断した場合のみ、末期的な症状が確認する事ができました。留意すべき点として、服用者が症状を訴えた瞬間、即座に終了及び切断した場合でも、初期変異を一切確認することが出来ませんでした。しかし繰り返し実験を行なうことで、SCP-352-JPの大まかな特性が明らかになりました。

SCP-352-JP及びSCP-352-JP-1は、“過程”と“経過”の観測が不可能、或いは極めて困難で、服用者の身体を欠損・死亡した場合のみ、“結果”(末期的症状)が具現・視認化可能なものだと推測されています。具現化した理由は、死亡あるいは欠損した肉体が、過程と経過の蓄積に限界のある状態となったため、結果が出現するものと結論づけられています。

総合的にSCP-352-JP及びSCP-352-JP-1の特性は、「結果のみが具現化する特性」、「これまで確認されていない肉体的変異を及ぼす錠剤」と説明することが可能です。
しかしSCP-352-JPには、局所的な経年時間の加速・未確認の認識障害・現実改変能力等が指摘されていますが、SCP-352-JPの重量を測定した結果、これまで実験で消費した分の質量(実験ではおよそ██粒消費・1粒につき█.█g)の正常な減少が確認されました。錠剤が消費“途中”のため満杯であるように視認され、錠剤量の減少は消費した“事実”により結果が観測できたと考えられています。研究員の予想では、SCP-352-JP-1を全消費した場合、空の容器のみが残るものと考えられていますが、オブジェクト保存のため実験は中止されています。

補遺: SCP-352-JP同様の外見とラベルが添付された、ガラス製の保存瓶が、[編集済み]で発見されました。特筆すべき点として、SCP-352-JPの内部には錠剤ではなく、9mmパラベラム弾1が、合計48発入っていたことが確認されました(以下、弾丸の入ったSCP-352-JPをSCP-352-JP-弾丸と表記)。
SCP-352-JP-弾丸の開封時における特性はSCP-352-JPとほぼ同一であることが判明していますが、SCP-352-JP-弾丸を用いた実験は、SCP-352-JP同様行われることはありません。

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