SCP-365
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アイテム番号: SCP-365

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-365はサイト23の収納ロッカーに収容されます。SCP-365は実験に用いられるものを除き、いずれの水域からも隔離されなければなりません。SCP-365はいかなる場合においても実験プール内に収容されます。実験プールへの扉は最低一人の警備員によって施錠され、監視されます(補遺365-02を参照)実験を要求する際は、レベル3の研究者によって承認される必要があります。

説明: SCP-365は緑色のポリエチレン製のチューブ型浮き棒です。SCP-365単体では、異常な特性は確認されず、同サイズの典型的な浮き棒と同様の物理的特性を持ちます。SCP-365の異常な性質は、水域内に配置されたときに発揮されます。被験者が同水域内で完全に沈むと、被験者は水からの脱出が不可能となります。

被験者は恐怖感を報告し、泳げども泳げども水しか見えず、まるで無限に広がる海中にいると説明します。このとき、外部からの観測では、被験者は単にその場でもがいているようにしか見えないことに十分に注意してください。

沈没した人間を水から取り除く唯一の方法は、SCP-365を水域から取り除き、この効果を停止させることです。他の全ての方法による救助は失敗に終わりました;ケーブルやロープは不自然な抵抗を受け切断し、排水システムは故障、人間による直接の介入は[データ削除済]。

補遺 365-01: SCP-365は██/██/19██に、███████, ██████で発見されました。財団の回収担当者は██████████市民プールで、██名の市民の遺体と共にあるそれを見つけましたが、SCP-365の異常な特性が知られていなかったために、█名のエージェントが命を落としました。 最終的にSCP-365はプールから取り除かれた上で回収され、プール内の温度維持用給湯器から一酸化炭素が発生したというカバーストーリーが適用されました。

補遺 365-02: ██/██/20██に、研究者█████はサイト23内の廊下19が水没しているのを発見しました。█████はSCP-365の収納ロッカーから5リッター毎分で水が漏れだしているのに気付いたため、彼女はすぐにタロン博士を呼びました。タロン博士は収納ロッカーを開き、SCP-365がその穴から水を生成しているのを発見しました。その後、SCP-365は実験用プールに移されると、SCP-365による水の流れは停止しました。SCP-365の取扱方はこの事例に応じ、変更されています。

録音記録 365-03: 事件365-aの発生後、██/██/19██に記録。

<記録開始>

タロン博士: 君が水の中で経験した状態についてどうか話してくれ。

D-365-01: [理解不能な呟き]

タロン博士: 大きな声で、頼む。

D-365-01: そいつは……暗く、そう暗く…そして、間違ったもののようで…
     
タロン博士: それは何を意味している? もっとはっきりと。

D-365-01: ああ… それは… ちょうど水の、水のような… ちょうど水だった。

タロン博士: もっと緻密に。
     
D-365-01: そうだな、水のような… しかしただ水というだけじゃなく、純水のようで……あまりに純粋だった。言うならば、超純粋というか。

タロン博士: なるほど… それが暗くなっていたと?

D-365-01: ああ… 完全に黒に染まって… だが全てを見通せた… それは…そうだな、説明は難しい。

タロン博士: いい、… 他には?
       
D-365-01: ああ… そうだな… 俺は属していないと感じたな。明らかに歓迎されていない感じ。そいつらは俺に行ってほしかったんじゃないかな。

タロン博士: 「そいつら」とは?

D-365-01: その、モノは… ゲホッ。 水の中に…モノ共がいたんだ。 そいつらはちょうど… そこの… ああ、神よ。

この時点で、D365-01は10秒間静止し、呼吸間隔が明らかに短くなった。

D-365-01: 見、見ろ、俺達はここでつ、捕まる(are we d-done)のか? お、俺はこれ以上話すことは…ゲホッ…

タロン博士: あー、結構だ。 もう終わり(we're done)かな。彼を連れ出すように。

エージェント███████がD-365-01を独房に連れ戻すため入室。

<記録終了>

総括: その後、D-365-01は正常の状態に回復し、月末に終了された。興味深いことに、事件後D-365-01は水恐怖症に苦しみ始め、彼が死ぬまでシャワーや入浴を拒否し続けた。

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