SCP-3659

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アイテム番号: SCP-3659

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 全てのSCP-3659実例は、実験中以外は標準的なSafeロッカーに保管されます。SCP-3659-A個体は適切な植生と電気柵を配備した特殊恐竜生息域に収容し、機動部隊ファイ-2(“クレバー・ガールズ”)の隊員が監視します。

角竜類恐竜の目撃報告は調査され、SCP-3659-AまたはSCP-3659-B個体が存在する場合、機動部隊ファイ-2が捕獲に派遣されます。

SCP-3659-B個体は補強された恐竜飼育区画に個別収容し、生きたブタを2日に1回与えます。

説明: SCP-3659実例はトリケラトプス(Triceratops)の頭部の形状をしたゴム製のハンドパペットです。

人間が着用すると、SCP-3659はその手に固着します。固着状態のSCP-3659は知覚力を示し、トリケラトプス相応に振る舞います。対象者は手を開閉してSCP-3659の口を動かすことにより、SCP-3659に植物を“摂食”させることができます。

強制力やミーム的効果は確認されていません。被験者がSCP-3659に餌を与えたり、遊んだりするのを数日間拒否した場合、SCP-3659は不活性化して対象者の手から外れ、新しい人物に着用されるまでそのままです。

継続的に給餌されると、SCP-3659は徐々に拡張して対象者の身体をより広く覆い始めます。対象者が眠っている間に、恐竜を象った追加のゴム製アクセサリーが対象者の付近に出現します。これらのアクセサリーには、トリケラトプスの足を象った手袋とブーツ、着用可能なゴム製の尾、爬虫類の皮膚模様をしたポンチョなどが含まれています。

2~3日後、SCP-3659とその時点で着用されていた追加アクセサリーは、延伸して対象者の全身を包み込みます。この時点で、SCP-3659のゴム製部品は継ぎ目で融合し、幼年期のトリケラトプスの形状になって、対象者から自らを引き剥がします。2~4時間後、SCP-3659のゴムは爬虫類の肉に変化し、SCP-3659は外見的に異常でないトリケラトプスになります(SCP-3659-Aと指定)。SCP-3659-Aはその後、数個の卵を産み、それぞれの卵から新たなSCP-3659実例が孵化します。

補遺: D-61195は植物の代わりに肉をSCP-3659実例に給餌するように指示されました。SCP-3659は固着してから僅か12時間で延伸してD-61195を包み込み、変形後も彼を排出しませんでした。結果的に完成した恐竜(SCP-3659-Bと指定)は、トリケラトプスのフリルと角を備えた寸胴かつ四足歩行のティラノサウルスに似ていました。実験によって、D-61195と遺伝的に一致する非角竜類の特徴(顎、歯、腰骨、鉤爪)が明らかになりました。

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