SCP-390-JP
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SCP-390-JP
SCP-390-JP-1

アイテム番号: SCP-390-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-390-JPと指定された区域内及びその周辺地域は、財団のフロント企業「滋賀中央森林公園(Shiga Central-woodland Park)」の所有地になっています。また管理区域として周囲に鉄柵を張り巡らせ一般人の侵入を防いでいます。特にSCP-390-JP-1の開花時期には、警備を強化し、財団指定の林道から離れる一般人は、機動部隊へ-1("冬眠明けの熊")によって補足され、開花終了まで厳重拘束されます。

SCP-390-JP及び、SCP-390-JP-1の実験は風の少ない天候下で実施するようにして下さい。

SCP-390-JPは、付近のセクター8192の職員によって、開花時期の予想、森林環境の保全が行われており、不法な伐採者はDクラス職員に流用、及び増え過ぎたシカは駆除、一部は実験動物に流用することになっています。

予期される重大な封じ込め違反の予防として、「大雨暴風警報策戦」が規定されていおり、開花時期問わず常時策戦実行可能状態にあります。

説明: SCP-390-JPは滋賀県██市███ ██ ███の地元住民に禁足地とされている████神社の御山内に位置しています。SCP-390-JP内に密集して多く見られるヤマザクラ(Cerasus jamasakura)の亜種はSCP-390-JP-1と指定されています。SCP-390-JPは、SCP-390-JP-1の開花時に起こる現象の効果範囲と指定されています。

手を加えないSCP-390-JP環境下では、SCP-390-JP-1の開花時期は、3月~4月であり、処置次第では開花時期を任意の時期にすることや、1年間を通して開花させない事もできます。しかし、処置はSCP-390-JPの保全に悪影響を及ぼすために、基本的には自然の成り行きにまかせています。

SCP-390-JP-1の開花時に、SCP-390-JP内に生死を問わず人、及び人以外が複数名で侵入すると、SCP-390-JPの特殊性が発現します。SCP-390-JPに侵入した被験者は一名を除いて、”まるで桜が散るように”、風に対する抵抗力が著しく低下し、風によって体組織が分解され、結果として、SCP-390-JP内に居る被験者は一名のみとなります。人以外について、対象となるのは例えばシカ等であり、土壌中の生物、微細な生物等、一般的に目で確認を取れない生物は対象外のようです。優先順位は、生命活動が終了している物から行われること以外に規則性はありません。分解の過程は、欠損しても致命的では無い部位からおこり、生命活動維持の限界になった後、被験者は死亡します。分解は十分に進み、いずれ散っている桜の花の中に混じり、来年の春までには、山土に存在する一般的な生物に腐葉土へと分解されます。SCP-390-JPによる分解の過程において、被験者をSCP-390-JP外部に引き摺り出すと、分解の過程にあった部位の断面に痕跡が残りますが、分解過程は終了します。被験者のインタビューによると、分解過程において多幸感を感じ、桜の下から出る気を催すことは一切無かったと表現しています。

SCP-390-JP内に一名で居る被験者は、激しく取り乱し、自殺を試みます。同様にして、SCP-390-JP外部に引き摺り出さない限り、被験者を落ち着かせることは不可能です。”風を浴びる度に、死にたくなるほどの孤独感”を感じ、桜の下から出る考えなんて浮かばなかったと後のインタビューで表現しています。

また、SCP-390-JP内の地表に自身と関連付けられる物(廃棄物の様なものすら含み、限度については見極め中です)を、放置しておくとSCP-390-JP-1の開花時に、SCP-390-JP内に向かいたくなる衝動が抑えられなくなり、SCP-390-JPへ向かう為にいかなる手段を用いることによって、又、SCP-390-JP内にたどり着いても、SCP-390-JPの特殊性によって、大抵の場合、望ましくない結果となります。このため、開花時期以外でも、SCP-390-JPの調査は出来る限り避けるべきであり、開花時期以外にはSCP-390-JPの慎重な清掃活動が必要となります。

SCP-390-JP内部は花見をするのには向いとらんのは読んで明らかだろう。財団職員みんなで桜の良い所に毎年行っているから、要らぬ心配だ。──████博士

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