SCP-396
評価: +9+x
SCP-396.jpg

SCP-396が当初存在した場所

アイテム番号: SCP-396

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-396には動きを追跡するためのジオロケーターが装着されています。迅速な再収容を容易にするため、SCP-396が頻繁に出現する場所には現地の財団連絡員が派遣されています。予防措置として、空中散布型の記憶処理用化合物がSCP-396のクッションと収容室内に注入されています。可能な限り、SCP-396はエリア-93に収容します。

SCP-396の収容エリア内にいる間、財団職員はエリア-93の外部の場所やそこで起こった出来事に言及してはいけません。これに従わなかった場合、レベル0職員への降格と、機密情報開示に相当する処分の対象となる可能性があります。

恒久的な収容を規定するための現在の理論は、現時点では、制御された環境を作成してそこへテレポートするようにSCP-396を誘導し、毎回その場所に現れるようにするために、SCP-396が自身の周辺環境を認識しているのを利用する方法を見つけることに焦点を置いています。この“クローズド・ループ”収容理論はエリア-93の管理官によって現在検討されています。

説明: SCP-396はプラスチック、鉄、腰かけ部分と背もたれの赤い布で覆われたパッド2つで構成されている椅子です。

統計的にランダムな間隔 ― 通常は1~11ヶ月 ― で、SCP-396は地球上の何処かにある別な椅子と自身の位置を入れ替えます。SCP-396もしくは変位対象の椅子に座っていた生物も場所移動の対象になります。この入れ替えは瞬時に発生します。テレポーテーションの推定限界は不明確ですが、SCP-396は現在、地球上の如何なる場所にも移動可能だと考えられています。

SCP-396は██████████、██████の劇場で発見されました。当初、オブジェクトの効果範囲は局所的と想定されていたため、SCP-396はSafe分類されていました。その結果、経験の浅い次席研究員らがしばしば担当を割り当てられていました。

SCP-396は近隣の会話を聞くことが可能であり、研究スタッフが言及した場所に自身を転送していると考えられています。収容プロトコルと分類は、現段階に至るまで徐々に引き上げられました。

SCP-396の近くで議論もしくは言及されたことが判明している場所は現在444ヶ所であり、これら全てがSCP-396の影響を受ける可能性があります。繰り返し、もしくは細々とした詳細まで言及された場所は、影響対象となる可能性が高いことが示されています。SCP-396の収容初期の記録が不完全であることから、完全なリストの作成は不可能と見做されています。

SCP-396に影響を受けている場所。
█████クルーズ船 休暇中のブランド次席研究員によって、船のデッキで発見された。ブランドは財団に連絡を取り、分類は再収容時にEuclidへ格上げされた。職務中のブランドに“刷り込み”されて追跡したという仮説が立てられた。
サイト-77、2階の研究室 サイト-77から転属した研究員が、前の職場に言及していたことが判明した。SCP-396の異常活動が拡大した原因を特定するに至った最初のリンク。
[編集済]、死刑囚監房 実験に割り当てられたDクラス職員は、SCP-396が置かれた実験室で名前と来歴をしばらく述べるように指示された。実験中、D-936816は[データ削除]刑務所に少なくとも2度言及した。3ヶ月後、SCP-396は自身と当該施設の電気椅子を置換。この転移直前に処刑が実行されようとしていたため、記憶処理を必要としない現地エージェントの即時介入が行われたのはこれが唯一の事例である。Keterへの格上げが考慮される。
エリア-93の洗面所 再吟味の結果、職場環境に関する同僚との議論で、パーク研究員がエリア-93洗面所の最近の改装工事に言及していたことが判明。特筆すべき点として、これはSCP-396の異常効果から安全であると考えられていた防音室内での会話である。
ワシントンDC、合衆国最高裁判所 最高裁判事エイブ・フォータスの座席がSCP-396に置換される。置換当時、フォータス判事は裁判所に到着してはいたが、まだ席についていなかった。当日の公聴会が終了した後、フォータス判事が最高裁判所警察のメンバーに妙な事が起こったと報告するまでは発覚せず。事件に関与していた財団職員が事案報告書を傍受し、SCP-396を再収容。
“█████ ██████”トークショーのセット 空の観客席が生放送中に置換されたが、番組の終了後までその存在は発覚しなかった。差し止められた番組の映像には、観客席を向くカメラにSCP-396がはっきりと映り込んでいた。███のアーカイブにおける映像は改竄版と摩り替えられたが、オリジナル放送の録画はその広範性ゆえに完全な抑制が行われていない。
フロリダ州オーランド、“シェイクラー”ジェットコースター SCP-396はコースターの通常運行中に空席を自身と置換した。オペレーターが異常な座席に気付いて管理部に警告したためコースターは閉鎖され、エージェントはSCP-396を置換から2時間以内に再収容できた。エージェント アレインはコースターを撮影したお土産写真を差し止めたことで表彰された。
バチカン市国 教皇パウロ六世が聖座ごと入れ替えられ、エリア-93に混乱状態で出現した。少量の記憶処理薬が投与され、教皇聖下にあらせられてはこの事件が宗教的体験であったと思っていただくことに成功した。事案の広範な報道を防ぐため、バチカン市国の政府関係者との間に取引が成された。

補遺SCP-396-A: 19██/09/18、SCP-1609の定期的な実験中、SCP-1609は予期せずD-939668に敵意を示し始めました。しかしながら、職員の負傷や殺害が発生するより早く、SCP-1609はSCP-396と置換されました。SCP-396がより遠隔的かつ保安体制の強い収容室に保管されていたため、死傷者が出ることは無く、SCP-1609は無事に再収容されました。事案後に、D-939668は以前、請負業者として複数の世界オカルト連合の施設建設に携わっていたことが判明しました。SCP-396が如何にして保管サイト-08へ自身を転送することが出来たかについて、保安データの再吟味が行われています。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。