SCP-400-JP
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敗戦したSCP-400-JP

アイテム番号: SCP-400-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-400-JPの発生は財団が所有する静止衛星、ネットワーク監視システム、各国諸機関との連携により警戒されます。発生が確認された場合は当該地域へ戒厳令を発動させ、マスメディア並びに民間への通信検閲・情報統制・クラスB記憶処理がなされます。財団はSCP-400-JP発生地域の戦闘行為を終了させてください。新たに建造された医療施設・教育施設の全ては破壊されます。SCP-400-JPの全ては回収され、保有している所持品の回収とインタビューの後に終了してください。全ての回収が不可能と判断された時点でプロトコル"和平"が発動されます。

説明: SCP-400-JPは国家間での戦争、または一地域での紛争を行っている地域に出現する人型の集団です。最小規模では4体、最大規模では████万体が同時に発生しました。当該オブジェクトは発生した地域における戦闘へ第三勢力として介入します。出現は戦闘地域の中心部より10 km離れた地点から出現するものと推定されていますが未だ発生のメカニズムや瞬間が確認された例はありません。SCP-400-JPが使用している服装は戦闘の発生している年代、地域、環境によって異なりますが、おおよそ当該年代における███の陸軍のBDUを着用しています。現在まで、海軍に相当するSCP-400-JPは確認されていません。

戦闘における武装は一般的に「事務用品」と称されるものが殆どで、1███年の███ではおよそ6000体のSCP-400-JPが発生し、その60%は当該地域で販売していた各メーカーのボールペンを所持し、両陣営の武装した人間1に対し集団で襲いかかりました。これらの事案の際に観測されるSCP-400-JPの身体的基礎能力は人間を上回り、力学上実現不可能な挙動を見せることが多く確認されています。

SCP-400-JPが介入する戦闘行為の終了には2つの形態が確認されています。当該オブジェクトの介入した戦闘行為に際し、オブジェクトが敗北2した場合、当該オブジェクトは戦闘地域の場所に左右されることなく███のある方角へ撤退していき3、非戦闘地域へ到達してからおよそ30 km離れた時点で消失します。
当該オブジェクトが敗北せず、戦闘行為にある2勢力が完全に撤退した際、SCP-400-JPは次の段階へ進みます。当該オブジェクトは戦闘地域に留まり、民間人の生存確認と身元の特定を行っていきます。正確な生存者数と身元を確認したSCP-400-JPは戦闘により発生した人的被害、戦闘に参加しなかった一般人の救助活動、同様の死亡者の埋葬、戦闘により発生した殉職者の弔い、物的損害の修復作業にあたります。この救助活動、修復作業に使用される医療技術や建築技術、埋葬方法4に異常な特性は確認されておらず、完了までに要する期間は当該年代の民間技術を用いて行われるものとほぼ同一だと考えられます。戦闘地域での修復作業の前後の差異は建造物の立っていなかった土地に新たに建てられる医療養護施設・幼稚園・学校・図書館等を含めた教育・福祉施設以外ありません。新たに建てられた諸施設の蔵書や備品の全てに特異性は認められていません。この過程が全て終了すると、SCP-400-JPは敗戦時と同様の方角へ撤退していき、消失します。

確保されたSCP-400-JPは共通して「平和のために戦っている」と主張しており、共通の紋章を除き、その他の組織構成や指導者などに関する証言は得られていません。SCP-400-JPが主張する全ての身元は存在せず、SCP-400-JPが所有している物品から得られた情報はすべて捏造であることが分かっています。

SCP-400-JPは複数の分担があると推測されており、その構成は所持している「事務用品」の武装によって判別できると仮説が立てられています。以下がその仮説と確認されている武力行使の方法です。

呼称:一般歩兵

特徴的外観: 背面に持ち手の付いた三角定規と直定規を所持

行動: 三角定規は外観上透明度の高いプラスティック、ガラスの様に見えますが耐衝撃性能が高く、SCP-400-JPはこれらを盾のように使います。直定規の側面はその外観と関係なく物体を切断します。

仮説/分析: SCP-400-JPにおける「重装歩兵」の役割を担っていると推定。

呼称:近接戦闘員

特徴的外観: 黒インクの入ったボールペンを所持

行動: 他の勢力に属する歩兵の首へボールペンを突き刺す。なお、この行動は主に市街地などの遮蔽が多い地域で頻繁に確認されています。また、現代における戦闘に関してこれらの個体が確認されるケースは減少しています。

仮説/分析: SCP-400-JPにおける「ゲリラ戦闘員」の役割を担っていると推定。

呼称:小銃歩兵

特徴的外観: 30本の芯が入ったステイプラーを所持

行動: 近距離から中距離での戦闘において頻繁に確認されています。所持しているステイプラーは一部が改造されており、未知の機構により炸薬を必要とせず、芯は一般的ライフル弾と同等の速度で飛翔します。 これらのSCP-400-JPは「代え芯」の束を装身具におよそ4セットから6セット所持していることが多く確認されています。

仮説/分析: SCP-400-JPにおける「近代兵士」の役割を担っていると推定。

呼称:衛生兵

特徴的外観: スティック状の容器に入ったプラスティック糊を所持

行動: 全戦闘地域において少数ながら確認されています。負傷したSCP-400-JPの骨折や負傷した箇所に糊を塗布することでSCP-400-JPの治療を行います。

仮説/分析: SCP-400-JPにおける「衛生兵」の役割を担っていると推定。

呼称:工兵

特徴的外観: 鋏とセロハンテープを所持

行動: 防衛施設や戦略的重要拠点、パイプラインに頻繁に発生することが確認されています。これらのSCP-400-JPは所持しているセロハンテープを鋏で裁断し地面、天井、壁面に貼り付けることにより当該箇所を爆発します。爆破用の信管などは確認できず、SCP-400-JPはこれらを独自の周波数帯を発生させる通信装置によって起爆していると考えられています。応用力の高さから、用途は障害物の除去に留まらず、即時的な塹壕の作成や簡易的な地雷原とも見られる方法で使っています。また、後述する"兵員輸送車両"の破損箇所を繋ぎ合わせることで一般的に行動不可能と見られる損害を受けてさえ"兵員輸送車両"を行動させ続けることが分かっています。

仮説/分析: SCP-400-JPにおける「戦闘工兵」の役割を担っていると推定。

呼称:ドライバー

特徴的外観: 装甲車両に乗車

行動: 背面の扉は上下左右の観音式となっており、SCP-400-JP以外の人間が目視している間開くことはありませんが、扉が開いた場合、その内部より一度に4~6体のSCP-400-JPが出現し、戦線に参加します。車体上部に備え付けられた金属製の筒からは太さ20 mmのステイプラーの芯が毎分800発の間隔で発射されます。車体後方に備え付けられた擲弾筒から射出される発煙弾の主成分はカルシウムであることが分かっています。車体後部に存在する"引き出し"には上記のSCP-400-JPが使用する消費資材が各種入っており、"代え芯"や"糊"、"セロハンテープ"などが少なくなった当該オブジェクトはこれらを積極的に補充します。戦闘中のSCP-400-JPは前述の戦闘終了時、SCP-400-JPは降車し、SCP-400-JPの撤退が確認された後においてもこれらの車体は存在し続けます。残された車体の背面扉の中身は児童書で満たされていました。

仮説/分析: SCP-400-JPにおける「装甲兵員輸送車」の役割を担っていると推定。

呼称:パイロット

特徴的外観: 飛行船に搭乗

行動: 外殻はアルミニウムで出来ており、その内部は水素より軽い未知の気体5で満たされています。これらは数種類確認されており、一度に4~6機が同時に出現します。これらは大きく3つに大別することが出来、衝撃により爆発を引き起こす事務用デスクを大量散布するもの、SCP-400-JPや補給物資、前述の"兵員輸送車両"をパラシュート投下するもの、対空装備の充実した無線交換や地上のSCP-400-JPを指揮するものと分けられます。これらの撃墜は随伴する飛行船に付けられた30 mmステイプラーの芯による迎撃が激しいため成功していません。

仮説/分析: SCP-400-JPにおける「飛行艦隊」の役割を担っていると推定。

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勝利宣言を祝うSCP-400-JP 各個体はそれぞれプラスティック糊や万年筆、直定規で武装していることが確認できる 中央の旗には共通して使用されている紋章が描かれている。 SCP-400-JPによる修繕作業中に建設された小学校 以前この場所は畑でした 中央奥に武装解除したSCP-400-JPが確認できる。 出現した"兵員輸送車両" 両側にはSCP-400-JPが佇んでいることが確認できる。 出現し単独行動する"飛行船"下部後方に備え付けられた事務用デスク投下ユニットが確認できる。

SCP-400-JPが所持している"装備"は当該オブジェクトが手放した状態でも同様の特性を発揮し、"装備"の一部は現在特異性の研究がなされています。回収された"装備品"は一部を除いてAnomalousオブジェクト収容容器へ保存されています。

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