SCP-401-JP
評価: +120+x
toono_asumi

SCP-401-JPがインストールされた端末。

アイテム番号: SCP-401-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-401-JPがインストールされている端末は現在サイト-81██の電子機器保管庫に収容され、インターネットから完全に遮断された状態で保管されています。保管時には常時録音を行い、SCP-401-JPから発せられた音声は常に記録するようにしてください。

説明: SCP-401-JPは、██に類似した███向け秘書機能アプリケーションソフトウェアです。SCP-401-JPがインストールされている端末は██都██区の携帯ショップにて発見されました。「電気系統に問題はないはずなのに頻繁に停電が起こる」1との相談を受け、電力会社に潜伏していた財団職員が修理に向かった際に発見しました。周辺地域において、収容されている端末以外に同様の特異性を示す端末は見つかっていません。

発見当初から端末にはバッテリーが存在せず外部からの電力の供給無しに作動していることが確認されており、加えて電源を切ることが出来ません。また、端末設定に関わらず、会話の途上SCP-401-JPはインターネットに接続する場合があります。これらは電磁波の遮断により阻止できます。

SCP-401-JPには未知の言語処理が用いられており、対話者の質問に答える、話題に応じた情報の推薦、質問内容に応じたWebサービスの利用など、一般的なコンシェルジュ・アプリケーションに対話を試みた場合と似た返答を行います。これらの精度、柔軟性は一般的なそれらを大きく上回り、その発音はとても自然でほとんど人間の女性と変わらないように聴こえます。しかし、全ての受け答えは対話中に突然通知される緊急警報により断絶し、結果的に大規模な災害や収容違反の発生に繋がるため、SCP-401-JPとのコミュニケーションは禁止されています。

これ以上のSCP-401-JPとの対話は更なる収容違反を起こしかねない。以降の実験は中止とする。 ――██博士

実験以降、保管中のSCP-401-JPが発した音声ログ

おもいだした

おもいだしたの

わたし ちがうの ほんとうは(10秒間の雑音)

おんせい あんないを かいしします

あなたの おなまえを おしえてください

これ以降、SCP-401-JPからの自発的な音声出力は確認されていません。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。