SCP-403-JP
評価: +34+x
post.jpg

403-JP陽性個体が自宅付近に設置した大量の郵便受け。1962年、宮城県で撮影。

アイテム番号: SCP-403-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 渉外工作班(NMT)戊-403“多岐亡羊”が、日本全国に潜在的に存在するSCP-403-JP暴露者を検索及び特定する任務に従事しています。担当区域での原因不明の異食症や郵便に関する特異なトラブルを発見したフィールドエージェントは、NMT 戊-403の連絡担当顧問に報告を行ってください。403-JP陽性個体は拘束後クラスB又はCの記憶処理を施行され、財団傘下の精神病治療施設で保護観察下に置かれます。陽性個体の識別基準の詳細は文書81.403.D2に記載されています。回収された全てのSCP-403-JP-1実例はサイト-8119の情報災害物品保管庫に貯蔵されることになっています。

説明: SCP-403-JPは未知の起源を有する郵便物(SCP-403-JP-1)を中心に発生する異常な認識災害現象で、日本郵政グループが各種サービスを展開する81地域でのみ出現が確認されています。SCP-403-JP-1は日本全国の民家及び施設の郵便受けやドアポストに無差別に投函されますが、必ずしも日本郵便による間接的な関与が認められるわけではありません:SCP-403-JPの起源とされる実体が不明な手段によってSCP-403-JP-1を輸送している可能性が指摘されています。

SCP-403-JP-1は100.0mm×146.0mmの私製絵葉書で、宛先の住所と名前、数行のメッセージが不明な筆跡で書かれています。裏面には戯画化した二人の人型実体の絵が印刷されています。送り主の個人情報の記載はありません。SCP-403-JP表面のメッセージの全文及び裏面の絵の両方を5m以内の距離で視認した99.6%の人間に対し、SCP-403-JPの異常な効果が発現します。

403-JP暴露者はSCP-403-JP-1を含む自分宛の郵便物を可能な限り大量に咀嚼したいという強迫衝動に駆られます。暴露者は自身が保管する封筒や便箋、葉書などの用紙を探し出し、その重要さに関わらず殆どを胃に収めます。ストックを消費し尽くした場合、暴露者は自分へ大量の郵便を送るよう家族や知人に懇願し、その実行に過度な期待を寄せるようになります。暴露から6-14日が経過した個体は紙以外の摂食を完全に拒否し、消化管の著しい損傷か栄養失調によって死亡するまで異常な行動を継続します。

回収経緯: SCP-403-JPの最初の発見は1954年4月15日、ソ連諜報員ユーリー・ラストヴォロフの日本人協力者とされていた元関東軍第███師団████ ██大尉(1902-1954)の自宅を捜索した、公安調査庁-特異案件対策室(AID)のエージェントによって為されました。AIDは当初SCP-403-JPを、寒紅事件1以降国内での活動を活発化させたソ連軍参謀本部情報総局"P"部局(GRU“P”部局)が用いる超常的な粛清システムであると考えていたと思われます。その後の調査と対抗機関との不幸な行き違い及び衝突を経て、AIDはオブジェクトをGRU“P”とは無関係の起源を持つ異常現象であると判断し、日本超常組織平和友好条約(PEJEOPAT)2により情報管理権限をSCP財団に委譲しました。図らずともAIDは、日本国内で超常事象を取り扱う幾つかの微小な政府機関群の存在を財団が認知する発端を与えたと言えます。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。