SCP-412-JP
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アイテム番号: SCP-412-JP

オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-412-JPはサイト-8123の低危険性物体保管ユニットに保管されます。市場に流れたSCP-412-JPを即座に回収するために、財団のダミー企業及び警察に潜入中のエージェントによって「危険な製品」のカバーストーリー及び強制的な回収が行われています。現在SCP-412-JPはその異常性を失っていると推測されています。保護に最低限必要なものを除いて、SCP-412-JPは全て焼却処分されます。

説明: SCP-412-JPはプラスチックで出来た内部が空の20cm×20cm×14cmの箱で、底面には同じくプラスチックで出来た皿が、側面には取っ手付きの蓋が付いています。SCP-412-JPの底面を除く全ての面には、シルクハットと囚人服のような白黒縞の衣服、黒いゴーグルとマント、赤い手袋とハンバーガーを描いたネクタイを身につけたキャラクターがプリントされています。また、SCP-412-JPには以下のような文章が書かれた用紙が付いています。

よい子のみんな! 博士はハンバーガーをあいしてるんだ! とっても大好き、毎食食べても飽きないね!
みんなもハンバーガーはだいすきだろう?
だからこの"博士もだいすき! ハンバーガーマシン"をはつ明したよ!
作り方はかんたん! はこの中に、牛のひきにく・ハンバーガーのパン・ケチャップ・レタスの4つのハンバーガーのざいりょうを入れるだけ!
それだけでずっと、ハンバーガーが食べられるよ!
楽しもうね!

SCP-412-JPの第一の特異性は、その内部に以下の物品が入れられ、蓋が閉じられた時に活性化します。

  • 生の牛挽き肉
  • ハンバーガー用バンズ
  • トマトケチャップ
  • レタス
  • 100円硬貨

これらの物品は量に関係なく、わずかでもSCP-412-JPの内部に入れられ箱が閉じられた時に、最も近隣にある███████社のハンバーガーショップの注文端末にハンバーガーが1つ注文され、代わりにオブジェクト内部に入れた物品がハンバーガーショップのキッチンに散乱します。本来███████社のハンバーガーに入っていないレタスがこの効果を発揮するために必要なこと、███████社のハンバーガーに入っているマスタード、玉ねぎ、ピクルスが不要な理由は不明です。

上述した物品以外の物品が入っている、あるいはこれらの材料が欠けている状態で箱を閉じると、単純に箱内部のものがハンバーガーショップのキッチンに散乱します。箱が閉じられ、内部に入れた物品が散乱したハンバーガーショップにおいて、ハンバーガーショップの店員はSCP-412-JPによる注文がなされてから最初に調理されたハンバーガー1を『お待ちいただいているお客様』に届けなければならないという意識に突き動かされ、ハンバーガーを持ったまま、SCP-412-JPまでの“常識的に考えうる最短距離”を走って向かいます。計測ではハンバーガーショップの店員の肉体的特徴に関わらず、この速度は時速25km/hを一定に保ち、信号や通行止めはこの運動を抑止できません。この際店員の肉体に筋疲労は発生せず、肉体の欠損や事故死によって走行が不可能になるまで走り続けます。無事にハンバーガーをSCP-412-JPの元へ届けた店員は、SCP-412-JP-1に変化します。

SCP-412-JP-1となったハンバーガーショップの店員は、SCP-412-JPと自らの勤務するハンバーガーショップとの間を往復し、以降は自ら注文したハンバーガーを一つずつ運搬します。この際SCP-412-JPに前述の“材料”を入れる必要はなく、ハンバーガーショップにハンバーガーをオーダーしたことによる代金はSCP-412-JP-1によって可能な限り支払われます。SCP-412-JP-1は多くの場合勤務店舗のロッカールームから自身の財布を取り出して支払いを行い、それを使い切ると付近の人間から金銭の強奪、掏摸を行います。SCP-412-JP-1はハンバーガーそのものを盗むことはなく、毎回確実に規定の料金を勤務店舗に納めます。四肢の切断/破壊や拘束によって物理的にSCP-412-JP-1がハンバーガーの代金を支払えなくなった時点で、SCP-412-JP-1は異常性の影響から解放されます。インタビューではSCP-412-JP-1となった店員にはその間の記憶が存在しなかったことから、SCP-412-JP-1は完全に無意識下で往復運動を行っていると推測されます。

補遺1: 200█/██/██、SCP-412-JPに記された文書がわずかに変化しました。

よい子のみんな! 博士はジューシーなハンバーガーをあいしてるんだ! とっても大好き、毎食食べても飽きないね!
みんなも大きなハンバーガーはだいすきだろう?
だからこの"博士もだいすき! お腹いっぱいハンバーガーマシン"をはつ明したよ!
作り方はかんたん! はこの中に、牛のひきにく・ハンバーガーのパン・ケチャップ・レタスの4つのハンバーガーのざいりょうを入れるだけ!
それだけでずっと、ハンバーガーが食べられるよ!
楽しもうね!

日本の███████店舗にて変化した文面の意味を調査するため、実験を行いました。
しかしオーダーは実験を行った日本の店舗ではなくアメリカの██████州█████店になされ、またオーダーされたハンバーガーも通常のものではなくダブル・ク████・█████・チーズでした。当時日本の███████社においてはこの商品は販売されていなかったことが原因と考えられます。店員は注文されたハンバーガーを持ったまま走り、太平洋に飛び込みました。未回収のSCP-412-JPのもたらす危険性から、200█/04/28、日本国内においてク████・█████がレギュラーメニューとして登録されました。

補遺2: 200█/██/██、SCP-412-JP外面に記された文字が変化しました。実験は現在認可待ちです。

よい子のみんな! ハンバーガーはすきだよね!

だから、"みんなだいすき! ハンバーガーマシン"をはつ明したよ!
作り方はかんたん! はこの中に、牛のひきにく・パン・ケチャップ・レタスの4つのざいりょうを入れるだけ!
それだけでずっと、ハンバーガーが食べられるよ!
楽しんでね!!!

補遺3: 200█/██/██、SCP-412-JP外面に記された文字が変化しました。実験は現在認可待ちです。

牛挽肉・パン・ケチャップ・レタスなどをいれてみよう!
お楽しみに!

補遺4: 200█/██/██、SCP-412-JP外面に記された文章が変化しました。変化から48時間後にSCP-412-JPは小規模な爆発を起こし、以降その特異性は失われました。この事案を受けSCP-412-JPはNeutralized指定されました。

平素より博士のだいすき!ハンバーガーマシンをご利用いただき、誠にありがとうございます。
200█年より皆様のご愛顧を受け当製品をご利用頂いて来ましたが、この度、勝手ながら200█/██/██を持ちましてサービスを停止させていただく運びとなりました。
運営スタッフの間において、提供する商品の質の低下—具体的にはバンズに使用されている小麦粉の変更、ピクルスの産地偽装、ミートパティの練りの甘さ、ケチャップに使用されている塩の味の変化などの理由から、サービスを続けて行く気概が薄れて来たのが主な原因となります。
これらの原因が改善され、███████社のハンバーガーが我々の満足に足るレベルにまでその質を向上し、運営スタッフをあっと言わせる味を取り戻した暁には、再びサービスを再開させていただく予定です。
これまでご利用いただき誠にありがとうございました。
博士のだいすき!ハンバーガーマシン開発・運営

財団は███████社のハンバーガーについて調査を行いましたが、少なくとも200█年までに該当の企業ではこれらの変更を行った形跡は存在しないことが判明しています。

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