SCP-418-JP
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アイテム番号: SCP-418-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 現在SCP-418-JPは東京都██区の██公園の公衆トイレ内に存在しています。SCP-418-JPが転移した個室を含む公衆トイレを使用禁止とします。長期にわたりSCP-418-JPを同一箇所で収容する場合は新たな公衆トイレを建設することで一般人によるSCP-418-JPの活性化を防いでください。

通信機器を用いた実験を行う際、担当職員はSCP-418-JPの転移を発生させないようDクラス職員に指示を出してください。また、転移が発生した場合に備え各所の公園内に存在する公衆トイレを立ち入り禁止とし、実験後のSCP-418-JPの確保を迅速に行えるよう人員を配置してください。

説明: SCP-418-JPは東京都に存在する公園の公衆トイレ内に出現する、油性ペンで記されたように見える文字列です。SCP-418-JPは公衆トイレ内の使用可能な洋式トイレが存在する個室一個1にのみ出現します。なお、SCP-418-JPへの大きな損傷2や塗料による隠蔽、SCP-418-JPが存在する個室や便器の破壊はSCP-418-JPの転移をもたらします。

SCP-418-JPは個室に入り扉を閉じて用を足している人物(以下「対象」とする)が存在する場合に活性化します。SCP-418-JPは乱雑な書体で「右を見ろ」「下を見ろ」の様に命令文の形を取り、対象から見やすい位置の壁面や床面に出現します。対象が出現したSCP-418-JPの指示に従った場合、SCP-418-JPが対象の目の前の壁面や床面へと即座に移動し新たな指示を出します。数回の指示の後、SCP-418-JPは「下を見るな」「水を流すな」等と言った禁止文を提示します。対象が禁止された動作を行った場合、対象は個室から消失し代わりに身元不明の死体が出現します。その後SCP-418-JPは東京都内の別の公衆トイレの個室内に転移します。命令文に従わない、または禁止文中の動作を行わずに個室内から退去するとSCP-418-JPは不活性状態になります。その際SCP-418-JPが個室から転移することはありません。

SCP-418-JPは199█年、都内の公園の公衆トイレで複数の変死体が発見されたこと、および局所的に流行していた「見るたびに内容が変わるトイレの落書き」の噂によってその存在が財団に認識されました。

以下の会話記録はSCP-418-JPの性質を詳しく調べる為に行われた実験の物です。なお、実験現場には一人の財団職員が立ちあい、都内の各公園には転移後のSCP-418-JPの捕捉を容易にする為に清掃員に扮した職員が配置されました。

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