SCP-428
評価: +3+x

アイテム番号: SCP-428

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-428は5m×5m×5mの個室に収容されています。収容室の壁は30,000ボルトの電流が流れることになっています。収容室への通路はエアロックされており、SCP-428との接触は2人の武装警備員の護衛下にあるレベル3以下の研究員のみが可能です。職員は常時SCP-428から2m以上の距離を保たなければなりません。研究下にない時は、常に2人の武装警備員が警備を担当します。

SCP-428の効果のため、全てのDクラス職員は逃亡の可能性や財団の警備に対する脅威がないと考えられる技術及び低いIQしか持たない者が選別されます(補遺 428-Aを参照のこと)。任期を終了したDクラス職員1名が月に一度SCP-428を鎮静化させるために提供されています。この提供により、収容空間を拡大するか、将来に渡ってSCP-428を無力化する試みのいずれかが必要となっています。

説明: SCP-428は外観上は人間の集団であり、██/12/20現在、14人から構成されています。円形に集まっている間、SCP-428は"休眠"状態と考えられています。この状態では、集団は穏やかに揺れ動いており、不明瞭な声を発しているのが聞き取れます。更なる検査より、(肌を残して、臓器、骨、筋肉、流体といった)生物学的な内部構造は各個人から取り除かれ、未知の物質と入れ替えられていました。この未知の物質は、臍の緒に似た肉の紐で集団と接続している、集団の中央部に位置する不定形の塊と同様の物質です。

中央の塊から2m以内に人間が接近しない限り、集団はこの塊から動こうとしません。接近した場合、集団は"攻撃"状態へ移行します。その人物に一番近いSCP-428の"人々"は、捕まえて集団の中央へと引き込もうとします。10秒以上接触した後、その人物はSCP-428の新たな構成員になります。彼らの内部構造は除去され、他の構成員と同じ物質に入れ替えられます。犠牲者が逃亡したならば、SCP-428はその犠牲者、あるいは新たな犠牲者を活発に探し、この時接近した全ての人間を吸収しようとします。標的となった全ての人々が吸収され構成員となった時、SCP-428は"休眠"状態に戻ります。

SCP-428が最長で1か月人間を吸収しなければ、活発に犠牲者の捜索を始めます。吸収した人間が以前に習得していた技術を使用するなど、この捜索は様々な手段を用いて行われます。また、人々は吸収可能な距離へと誘い込む精神的な戦略も使用します。補遺 428-Aを参照のこと

SCP-428集団に与えた損傷は急速に治癒し、その動きを妨害する事はできません:SCP-428は高い回復力を持つことが証明されています。集団の一員の脚部へ射撃を行えば、弾丸が命中しても個体の動きには何ら影響を与えず、内部から継続的に溢れる物質によって損傷は数日で塞がります。しかしながら、SCP-428の中心の物体に付けられた傷は集団に多大な苦痛を与えます。そして集団は見た限りでは苦痛で倒れ込み、SCP-428はその身を守るために群衆を利用して傷を与えた原因から逃げます。この事実はSCP-428を収容するのに用いられました。SCP-428と集団の繋がりが切断されれば、集団は全ての開口部から内部の物質を排出します。サンプルは現在研究中であり、残りは焼却処分されました。

注意: SCP-428は集団意識を持ちます。そのため、かなりの大きさの集団に期待されうる運動に対する障害がありません。比較的短時間で相当の距離を動くことができます。走る速さが最も遅い構成員と同等の速度で走ることができます。SCP-428は吸収した人間の記憶、技術、才能のいくつかを維持しているようで、更なる吸収を行うためにそれを使う意思があります。

補遺 428-A: ██/██/██、現在の収容手順が定まる以前、SCP-428はその構成員のヘアピンとベルトのバックルを使い収容房の鍵を開けました。その後、扉の前に崩れるように座った女性を置いて大きくすすり泣かせました。SCP-428の特性を知らなかった研究者████████が女性に接近し、残りのSCP-428構成員に不意を突かれて捕まりました。SCP-428は研究者████████を盾にして防御態勢を取りつつ収容施設を徘徊し、再収容される前に█人の犠牲者を出しました。

研究者のコメント: 諸君、これらの犠牲者はどこにも居なくなり、彼らは今やSCP-428である。それがたとえ何を言ったり行ったりしたとしても、もはや諸君の同僚でも友人でもないのだ。この事を忘れなければ、諸君の命を救う事が出来るだろう。

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